読む快楽

活字中毒患者です。朝15分読まないと起き上がれない。最低1時間読まないと眠れない。夢中になって読んだ本を教えずにいられない。おもしろい本、 常時募集中!

ほかには......

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おもしろかった本、ほかに3冊ほど。
『生物と無生物のあいだ』福岡伸一著 講談社現代新書
駅構内の書店に平積みされているベストセラーは基本的に読まない(読みたくない)のですが、その日、新幹線新大阪駅で「読む本がない!」ことに気づいて、時間がなかったので大急ぎで買ったのがこの本。
で、たーいへんにおもしろく、2時間あっという間でした。
分子生物学という、私には理解不能なはずの学問を、これだけおもしろく惹きつけて読ませる力量はたいしたもんだ。
生命とは何か?
生きていく、とはどういうことなのか?
それまで考えたことがなかった視点から「生」を考えるヒントを与えられました。
分子生物学を理解したかどうかはともかく、考え方として学ぶ点が多々ありました。

『越境のとき--一九六○年代と在日』鈴木道彦著 集英社新書
この日記にも書いたのですが(2007年6月7日付)、衝撃を受けた本の1冊でした。
フランス文学者で、プルーストの訳者である鈴木氏が、人生の大半にわたってかかわってきた在日の問題を語っていらっしゃいます。
「か かわる」とはどういうことなのか? という命題をつきつけられた本でした。そうか、「かかわる」の反対語は「逃げる」なんだ、と気づきました。「かかわ る」ことのたいせつさと、「逃げる」ことの卑怯さ。自分はそれがちゃんとわかっているのだろうか、としばし問いかけます。
読んでほしい本の一冊。

『ユルスナールの靴』須賀敦子著 河出書房文庫
マルグリット・ユルスナールの評伝ともエッセイともつかない本で、今年読み返した須賀氏の本(アントニオ・タブッキとナタリア・ギンスブルグの訳書もふくめて)のなかで、一番心を打った一冊。
この本を読んだのをきっかけにユルスナールの代表作で傑作『ハドリアヌス帝の回想』を読んでいるところです。

夕飯は肉じゃが、鶏ひき肉団子入り野菜スープ

ところで......がんばっているんだけrど、ぜんぜんやせないよっ!

新刊&セミナーのお知らせ

新刊 「クリエイターになりたい」

女の子のための仕事ガイドシリーズ 第8巻
文章、絵、音楽、コンピューターの4分野にわたって、それぞれにかかわる仕事をインタビューと「どうすればなれるか?」の2本だてで紹介しています。一流の仕事をしている(もしくは志している)女性たちの言葉は、きらきら輝いています。写真が増えて、ますます読みやすくなりました。中高生向けですが就活の大学生にもぜひ読んでもらいたい。

新刊 「天才シェフ、危機一髪」

キンバリー・ウィザースプーン/アンドリュー・フリードマン編
実川元子・松野泰子訳
日経BP社
「世界一流レストランの舞台裏で起きた40の本当のお話」というサブタイトルが示すとおり、今もっとも輝いているレストランのカリスマシェフたちが経験した、厨房でのトンでもないエピソードを集めたコラム集。客の立場ではうかがい知れない一流レストランの裏のドタバタぶりを知ると、レストランに行くのがもっと楽しくなるかも?!おいしいレシピも必見!

新刊 「サウンド・バイツ」

アレックス・カプラノス著
実川元子訳
"Take Me Out"で2004年に世界的にブレークしたスコットランドのロックバンド、フランツ・フェルディナンド(バンド名は、響きがよいから、という理由で、サラエボ事件で暗殺されたオーストリア皇太子の名前をつけたとかいう)のヴォーカル&ギターのアレックス・カプラノスが、ワールドツアーで食べたものをつづったエッセイ。

新刊 「巨乳はうらやましいか? Hカップ記者が見た現代おっぱい事情」

スーザン・セリグソン著
実川元子訳
早川書房
1470円(税込)

新刊 「受けてみたフィンランドの教育」

実川真由・実川元子著
文藝春秋
1600円(税込)
motoko
 人生でたいせつなものは本とサッカーと料理とファッションに教えてもらった、などと言ってみたいモノカキの日常

PROFILE

 職業はモノカキ/翻訳業。書いていきたいテーマは「女」「子ども」「衣食住」。得意技はなんでも一晩寝ると忘れること。
since2000.5.19.
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