観る極楽

映画はぴんときた作品だけ見ます。傑作でも大作でもなく、佳品と思える作品だけ。だからか、いつも人がまばらな映画館で、作品の世界にすっぽり包まれて過ごします。

小学校高学年から大学2年生くらいまで、私は友達が気になってしかたなかった。

自分に友達がいるか?

その友達は信じられるか?

私を仲間に入れてくれるか?

私は友達と思う人たちに本当に好かれているか?

中高生の特に女子が、友達からケータイの返信がないと不安でたまらなくなる、というニュースを読んで、その気持ちがすごくわかる、と思った。

だからいまの子どもたちは友達づくりがヘタだ、とかとても私にはいえない。

だって私も友達(と思う人と)手紙のやりとりをしていて、返事がないとすごく不安だった。上に書いたような不安で胸がきりきりした。落ち込んだ。若さとはそういうものだ。人生経験が短く浅いから、人間関係の築き方も未熟で、築いたと思ったものも浅くもろく崩れやすい。

でも、20歳を過ぎたころ、ツキモノが落ちたみたいに気にならなくなった。20歳を過ぎると、人間関係の輪はずっと広くなり、学校を中心とした狭い人間関係であまり頭を悩ますことがなくなる。友達とは、毎日のように声を聞かなくても友達でいられるし、手紙にすぐに返事を書かなくても「もう友達ではない」とか絶交状を突き付けられることもないのだとわかった。っていうか、絶交状ってなつかしい。いまでもあるのだろうか?

おばさんになった今では、ケータイメールの返信がなくても、ほとんど忘れている。PCメールもときどき返信を忘れて失礼をしまう。ごめんなさい、とここで謝っておきます。

ケータイメールに返信しないと切れてしまう友達は、別に切れていい関係だと思う...というのは、一人飯がウマイというオバサンの感覚だ。

大人というか、おばさんは思うだろう。

そんなくだらないことに時間と労力を使うのではなく、もっと建設的なことに目を向けなさい。

返信がないくらいで崩れるような友達関係は、本当の友達ではない。

私も娘たちに100万回言った。

でもそれは、若者よりはるかに人生経験を積み、人間関係とはケータイメールや空気を読むこと以外で築くものだとわかってしまった大人の意見だ。

 

コメント(5)

zaburou :

さすが、元子さん!豪快です。
絶交状・・・・う〜ん、懐かしい!死語を超えて埋蔵語ですね。

motoko :

え? どこが豪快? 一人飯のところですか?
絶交状はやっぱり埋蔵語でしょうか? zaburouさんに指摘されるとちょっとくやしい(笑)

zaburou :

一人飯も豪快ですが、回数の100万回も。
娘さん100人いないと無理かも(笑)

かよみん :

20歳すぎてから「絶交状(eメール)」を受け取った体験者です。(笑)
凹むこともなく、むしろ清々しました。(爆!友達だったのか?)
本当の友達だと久しぶりでも昨日の続きのように話せますよね。

元子 :

かよみんさん、おひさです!
メールで絶交状送るかね?!
本当の友だちとは何か、とはあまり考えたことがないのですが、少なくとも誠実にはつきあいたいなあと思っとりますです。絶交状にも誠実に返事を書きそうだ、かよみんさんは。

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 人生でたいせつなものは本とサッカーと料理とファッションに教えてもらった、などと言ってみたいモノカキの日常

PROFILE

 職業はモノカキ/翻訳業。書いていきたいテーマは「女」「子ども」「衣食住」。得意技はなんでも一晩寝ると忘れること。
since2000.5.19.
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