最後の晩餐は、ミシュラン三ツ星の豪華なディナーよりも、自分でつくった一汁三菜にしたい。おいしいものをつくりたい。おいしいものを食べさせたい。
夕飯の支度を手伝うという娘に、私がメニューを告げるとひと言文句を。
「肉は? もっとどんとおなかにたまるものがないと、この暑さが乗り切れないよ」
そのメニューは
「鶏ひき肉団子、冬瓜、豆腐のさっぱり煮込み」
「モロヘイアとおくらのねばねばおひたし」
「きゅうりとハムのしょうが風味炒め」
「枝豆」
(前日の残り)「蕪とコリンキーとトマトのサラダ」
実は前日も野菜づくしだったので、娘たちはがっくりきたそうだ。「探しても探しても肉が出てこない......」
これ、クーラーのなかで一日パソコンと向き合っている引きこもり年寄りのメニューです。
まずいなあ。でも、おいしいなあ。
鶏ひき肉団子は、「渡辺有子の料理 あかさたな」(文藝春秋)を参考にして、豆乳を入れてよくよく練り込んでつくりました。前に水餃子の具で、鶏ひき肉と水気を切った豆腐、ミツバ、しょうがを刻んだものを入れてなかなかおいしかったのですが、それと似た感じで美味でした。みょうがとほうれん草を添えて、鍋風にしたのだけれど、淡白な冬瓜や豆腐の味にアクセントをつけるのなら、水餃子のときみたいに針しょうがと豆板醤を添えるのもよかったかも。




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