観る極楽

映画はぴんときた作品だけ見ます。傑作でも大作でもなく、佳品と思える作品だけ。だからか、いつも人がまばらな映画館で、作品の世界にすっぽり包まれて過ごします。

ずっと抱えていて、締切を過ぎても終わらないでどーしよーかと思っていた仕事が、やっと終わりましたです。

ふ~。

今年は一気に来てしまって、それがやっとなんとか終わったわけですが、さて来年はどうなることやら。ちゃんと仕事ができますように! 今から心配してもしょうがないので、とりあえず目の前の仕事を一つひとつ片付けるしかない。

で、きのうNHK特集「病の起源」でやっていた「読字障害」の話。前回の腰痛に続いて、今回もおもしろかったです。

なぜ文字が読めないのか、という説明で非常に興味深かったのが、目で見た文字を、視覚から一回音に変えて脳が認識する、というくだりでした。

これ、翻訳のときに私がいつも感じていること。

原書を読むとき、声に出して読まないとイメージが浮かんでこないことがよくあるのです。

文字を追いかけている(黙読)だけで意味がとれず、文法的に分解したり、辞書をひきまくったり、資料にあたってみてもラチがあかないとき。私は音読してみます。すると「なーんだ、そういうことか!」と膝を打つことがしょっちゅう。っていうか、音読して初めて情景がはっきり浮かんで、それまで黙読でやっていた部分のまちがいまで見つけられることさえあります。

視覚と聴覚、言葉のとらえ方がどうちがうのだろう、とつねづね不思議に思っていたのだけれど、そうか、人は脳のなかで一度音読しているわけね。(そういう場合に音読、というのが正しいかどうかわからないけれど、でも聴覚野にいったん行くんだそうだから、やっぱり音読?)

音に変えて読んでいるのと、耳で自分の声を聞いて読むのと、それまた脳はどう区別しているのだろうか、と考えたりして。

声に出して読む、というのは斎藤先生も推奨していらっしゃいますが、とくに外国語を理解するうえではすごーく重要だと思います。声に出してはじめてわかることも多い。

昔、フランスでベルグソンを読まされたとき、ちんぷんかんぷんで頭のなかに「????」がともっていたとき、フランス人の友人と一緒に声に出して読んで、彼女の説明を聞いたら、眼の前から霧が晴れるように理解できたことがありました。

日本語として理解しようとするとむずかしかったけれど、フランス語で書かれたものを読み上げて、自分の耳で聞いてみると「あー、そういうことだったのか!」とわかってしまう。

ちなみに、それを日本人に日本語で説明しようとしたら、まったくダメでした。フランス語では説明できたのに。

つまりは理解していないってことかな。

それはともかく、外国語が苦手、という方にはぜひ「声に出して読む」ことをお勧めしたいです。

何回も読んでいるうちに、きっと上達しますって!

読むものはなんでもいいけれど、私が結構気に入っているのはNHKBSの「ABCニュースシャワー」。字幕が出るので、アナウンサーと一緒に音読すると、自分の英語のヘンさがよくわかってイタ恥ずかしく、いいです!

最近のニュースに頻出する単語が取り上げられるから、時事英語の勉強にもなるし。

夕飯はカレーにしよう。

 

 

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motoko
 人生でたいせつなものは本とサッカーと料理とファッションに教えてもらった、などと言ってみたいモノカキの日常

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 職業はモノカキ/翻訳業。書いていきたいテーマは「女」「子ども」「衣食住」。得意技はなんでも一晩寝ると忘れること。

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