青黒を追いかけて

いつの日か引退したら、ガンバ大阪のホームスタジアム近くに住んで練習見学に通い、日本中はおろか世界中ガンバを追いかけて遠征するのが夢です。

自分の言霊にちょっとおびえた昨日でした。

「不安です」と言い続けていたら、ほんとにあたっちゃったよ。

試合が終わったあとは「まあ、しかたない」とつとめて明るくふるまっていましたが、相当ダメージがあったらしく、きのうはなかなか寝付けませんでした。

でも、今朝は「超楽観主義」「朝がくればいやなことはぱーっと忘れて気を取り直す」私の特技(?)が出て、「これはガンバがつぎのステップに行くための試練。きっとこれがプラスになる」と思えるまでに回復。

敗因の分析と「たられば」はほかの方々にお任せすることにして、私が声を大にして言いたいのは、いまのこのガンバの不振を、誰かのせいにして、詰め腹を切るようなことをしてはいけない、ということです。

西野さんをやめさせろ、なんてぜったいに言ってはいけない。何がなんでも任期いっぱいつとめて、新しいガンバの土台をつくることが西野さんの責任と義務でしょう。シーズン途中での解任なんて、ぜったいにだめだ。(ただ、来期は別の監督に引き継ぐ、というのはアリかな、と思いますが、それは来年、さ来年と結果がでなくえも我慢することだ、と思います)

話は少し変わりますが、今年、対戦したチームで一番嫉妬を感じたのが、広島でした。

ほんとにいいサッカーをしています。不安定ではありますが、ああいうサッカーこそお金をとって見せるのにふさわしい。でも、あのサッカーは若いチームでなくてはなかなかむずかしい。だからガンバには無理ですが、数年前、ガンバもコンセプトはちがってもああいう展開の大きい、意外性のあるサッカーをやっていました。2004年ごろ。まだまだ不安定で、勝ったり負けたりでしたが、方向性が見えて、大黒が日本人得点王になったりして、ガンバのはえぬきが活躍するのがうれしかった。このサッカーでまちがいない、という気がしていました。

最後の決定力、というピースをはめてくれたのが、アラウージョであり、マグノアウベスでしたが、そのころからガンバのサッカーは質が変わってきたように思います。だんだんとタイトルが求められるようになり、しだいに〇〇頼みの××サッカー、になり......はっきり言うと、つまらなくなりました。私はわくわくしなくなってしまいました。

去年、なかなか勝てなくてすごく苦しんだ後、〇〇頼みをやめて全員で守備と攻撃をやるようになってから、また楽しくなった、と思っています。「ゼロトップでいいじゃないか」という気になっていたのですが、やはりそれではタイトルはとれない、という判断でのレアンドロとチョ・ジェジンの獲得だったのでしょう。でも、獲得はいいとしても、やるべきことはちがったのではないか、と今年の開幕から気になっていました。

やるべきこと、それは新しいガンバのスタイルをつくること。一朝一夕にできることではないし、タイトルをいくつも追いかけながらできることでもない。

いったんクラブもサポも頭を冷やして、何年かかかってもいいから、新しいガンバのスタイルをつくる努力をしてもらいたいな、と願っています。

きのうのくやしいくやしい敗戦を、無駄にしないために。

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 人生でたいせつなものは本とサッカーと料理とファッションに教えてもらった、などと言ってみたいモノカキの日常

PROFILE

 職業はモノカキ/翻訳業。書いていきたいテーマは「女」「子ども」「衣食住」。得意技はなんでも一晩寝ると忘れること。
since2000.5.19.
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