青黒を追いかけて

いつの日か引退したら、ガンバ大阪のホームスタジアム近くに住んで練習見学に通い、日本中はおろか世界中ガンバを追いかけて遠征するのが夢です。

marikoさんが東直己をたくさん貸してくださり、娘とともに奪い合いで読んですっかりハマっています。最初に自分で買って読んだのが「駆けてきた少女」だったこともあり、私は「ススキノ便利屋探偵シリーズ」がお気に入り。娘は「畝原シリーズ」が気に入っているみたいです。

きのう、めずらしく早く帰ってきた娘と夕飯を食べながら、東直己のどこがおもしろいのか、という話になりました。

娘「東直己さんって、写真見てもわかるけれど、ススキノ便利屋探偵とか畝原さんそのものじゃない。全身で<俺>やってるよね」

私「そうそう。こんな生き方がしたい、と男があこがれてしまう<俺>」

娘「いかにもダメ男なのに、男に惚れられる<俺>」

私「中学教師と結婚しちゃったりする<俺>。説教されたいんだろうなあ。でもって、ちょっとウンチク傾けたりして、教養あるところも教師に尊敬されちゃう<俺>」

娘「しかも知り合ったきっかけが、ススキノでからまれていたところを助けたっていうのがなんとも。これこそ<俺>のあこがれの出会い」

私「飲んだくれで、無職で、メタボ気味で、バクチ打ちで、教師に説教されなくてはならないような<俺>にも惚れてくれる女がいる喜び」

娘「しかもその<俺>を、自分からホテルに誘う教師。妄想が全部現実になっていく、それを書いてしまう東さん」

私「夢に見るハードボイルドの世界の<俺>が主人公って強いよねえ。で、これって読者が実は女性だったりしてね」

娘「そりゃそうでしょー。そういう妄想ハードボイルドワンダーランドに遊ぶ<俺>がかわいいんだよ」

というわけで、疲れたときには東直己です。

(あ、疲れたうえに、明日は何もすることがなくて寝坊できる、という夜でないと読んじゃだめです>olivaさん。確実に読み終わるまで眠れないから。私はすでに3回、夜がしらじらとあけてくる、というのを東直己で経験しています)

 

コメント(3)

oliva :

私は、実川元子さんにちょっとハマってます。なんて言われたら気持ち悪いかもしれませんが。図書館で(買わないですみません)訳書や著書をせっせと借りてきてます。
前置きはさておき、あの…東直巳、実川様のおすすめなら読まなきゃ!!とさっそくグーグル検索しましたら…東直己、が正しいみたいです。とりいそぎお知らせするべきかな、なんておせっかいでコメント入れました。

motoko :

わー、olivaさん、ありがとうございます>東直己の漢字まちがいと、私の本の両方!
さっそく直します。
東 直己はまると夜も昼もなくなってしまうので、くれぐれも気をつけてくださいね。しばらく何もしなくていい、というときに読むべし!

oliva :

よ、よ、読みてえ!!今、失業保険もらっている身ゆえ、しばらく何もしなくていい…じゃなくて、できない、ちょうどいい?タイミングではありますが。っていうか、就活せい!!って話ですが。翻訳の勉強のためのボキャブラリー強化、自分の引き出しを増やす、という名目のもと、だらだら読書の日々です。今借りてる本返したら、さっそく東直己だ!

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新刊&セミナーのお知らせ

新刊 「サッカーと独裁者」

アフリカ13か国の
「紛争地帯」を行く
スティーヴ・ブルー
ムフィールド著
実川元子訳
白水社
英国人の著者は
2006年より特派員と
してケニアに在住。ア
フリカ25カ国を取材し
た。多くの宗教、部族
が共存する複雑なア
フリカ事情を理解する
手段として、著者はサ
ッカーを通して取材し、
有力者や市民たちから
多様な本音を聞き出す
ことに成功した。グロー
バル化と民主化運動に
よって生まれ変わろうと
する新生アフリカの深部
に分け入ったルポ。

新刊 「MESH」

「メッシュ
すべてのビジネスは
<シェア>になる」
リサ・ガンスキー著
実川元子訳
モノがあふれて片づけら
れず、使いたいときにす
ぐに出てこない。
最近モノよりコトのほう
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ソーシャル・ネットワー
クもふくめコミュニティ
のつきあいをたいせつ
にしたいと思う。
そういう人にはぜひ読
んでいただきたいのが
この本。
「モノ」より「つながり」、
「使い捨て」より「借りて
まかなう」それが私たち
の生活だけでなく、地球
だって救う。
人間関係から環境問題ま
で、今問題になっているこ
との解決の糸口が見つけ
られ、未来に少しだけでも
希望が持てます。

新刊 「菊とポケモン」

アン・アリスン著
実川元子訳
世界中で人気を集める日本
のアニメやマンガなどのポッ
ップカルチャー。その人気は
どうやってつくられたのか?
米国民族学者が戦後から
現代にいたるまで、子ども
の想像世界を形づくるキャ
ラクターや玩具を歴史的に
追いかけ、グローバルな
人気を獲得した謎に迫る。
米国の大衆文化との比較
が興味深い。

新刊 「サッカーが勝ち取った自由」

チャック・コール著
マービン・クローズ著
実川元子訳
2010年サッカー・ワール
ドカップが開催される南アフ
リカ共和国は長く人種差別
政策、アパルトヘイトが敷か
れていた。圧政と闘い、投獄
された男たちは、生きるため
未来への希望をつなぐため
にサッカーリーグを結成する。
スポーツで自由を勝ち取った
男たちの知られざるノンフィク
ション。W杯のもう一つの真
実が見えてくる。

新刊 人はなぜSEXをするのか?

人はなぜSEXをするのか(小).jpg
「人はなぜSEXをするのか?」
シャロン・モアレム著
実川元子訳
アスペクト
なぜ浮気をしてしまうのか?
絶対不可欠のモテ要素とは?
「生涯の伴侶」を見つけるた
めに必要な感覚は?
私たちの何気ない選択に実
は自然の力が働いている。
気鋭の進化生理学者が遺
伝子、脳、身体、心理のあ
らゆる面から性の謎を解
き明かす。

新刊 英国のダービーマッチ

英国のダービーマッチ(mini).jpg

「英国のダービーマッチ」
ダグラス・ビーティ著
サイモン・クーパー序文
実川元子訳
白水社
英国8都市のライバル関係に
あるサッカークラブ同士で行
なわれるダービーの歴史を背
景に、クラブや市の関係者、
サポーター、ファンから一
般市民のダービーに寄せる
思いを描きだす。ナショナル
ではかれない「ローカル」
の発想を知るうえでも
好著。
motoko
 人生でたいせつなものは本とサッカーと料理とファッションに教えてもらった、などと言ってみたいモノカキの日常

PROFILE

 職業はモノカキ/翻訳業。書いていきたいテーマは「女」「子ども」「衣食住」。得意技はなんでも一晩寝ると忘れること。
since2000.5.19.
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