活字中毒患者です。朝15分読まないと起き上がれない。最低1時間読まないと眠れない。夢中になって読んだ本を教えずにいられない。おもしろい本、 常時募集中!
「新唐詩選」
吉川幸次郎
三好達治
岩波新書
またえらく古い本を、と思われるだろう。初版は1952年である。私が生まれるより前だw
読むのはたぶん3回目。3回目でも、新たな発見、新たな感動がある。今週末また読み返して、また新たな感動があった。まぎれもなく名著です。新書は当時は教養指南書だったわけなのだけれど、超一流の学者の文学者が、けっして大所高所からではなく、平易なのにみずみずしい言葉で自らの感動を伝えてくれる。すばらしい。
半世紀以上昔に書かれた本なのだから、何かしら古臭さを感じさせてもおかしくないのに、どのページを開いても言葉が古くない。私が初めてこの本を読んだのは、たしか高校生のころだと思うのだが、そのときでさえも古さは感じなかった。(でも今の高校生が読んだらどうなのだろう?)
三好達治さんは、「優れた古典がなるべく多くの機会になるべく多くの人に読まれることが、次の時代を迎えるために必須の条件になるだろう。(中略)唐詩のような望みうる限り十全な文学作品は、いつの時代にもふりかえられ、いつの世にも愛読されていい」と書いている。何も唐詩でなくてもいいのかもしれないけれど、長い時代を経てもなお新鮮だ、という魅力が古典作品にはあるわけで、それを紹介する本書もまた、十分に愛読されていい作品だと思う。
でもって、なぜ私が最近(今年になってから)漢詩を読んでいるかというと、はい、習字にはまっているからです。
図々しくも、今度大作に挑むことにしました(先生に「え? 本気で?」とあきれられた)。
課題は空海「風信帖」。唐詩とはなんも関係ないんですけれどね。




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