装う快楽

流行にもブランドにも詳しくないけれど、おしゃれは大好き。好みの服・靴・アクセサリーを見つけると幸せ。おしゃれのことをしゃべっているだけでも幸せ。

先日のトークショーで、木村さんが「10年後にはJ1にあがれるように、なんて言っていたら100年たってもあがれない。2年で昇格する、そのためにこれをする、と宣言して短期で事を進めないと10年後に世の中がどうなっているのか、はたしてそのクラブが存続できているかどうかもわからないのだから」とおっしゃっていて、続けて「2番手でいい、といっていたら、アッという間に落ちこぼれてしまう。2番はめざすべき順位ではないんですよ」とも強調していらっしゃいました。

いや、そのとおりだな、と感じる今日この頃。2番手で「いい」。何もトップにならなくてもかまわない。そう口にした時点で自分に負けてしまいます。トップになろうとして必死にがんばって、結果として運と実力がともなわずに2番、3番になるのならしかたない。でも、最初から「まあ、よくて2番かな」というときには、たいていはるかに落ちこぼれているもの。

何も競争をあおろうというのではないのですが、上をめざしてがんばらないことのいいわけみたいなのを聞くと、ときどきイラッとすることがあります。「私はゆっくりマイペースでいく。そんなにがんばらなくてほどほどでいい」というのは、たしかに一つの行き方(生き方)であって認めるべきなのだろうけれど、こと仕事に関してはそれでは生き残れなくなっている厳しい時代です。

この1年、同年齢の友人や知人が相次いで亡くなりました。人に与えられた寿命は、人が自分で思っているよりはるかに短く、がんばれるだけの体力と気力と時間も、実はほんの少ししかないのだ、ということを思い知らされました。私が「いまやりたいことをやらなければ、やらないまま死んでしまう。いまがんばらなかったら、悔いしか残らない」というと、子どもたちは「何を大げさな」と笑います。でも、私に与えられている体力と気力と時間を、今、目いっぱい使わなかったら、すべてに申し訳ない、と思います。

2番は目指すべき目標ではない、と私も思います。順位がどうのこうの、というのではなく、自分で自分に「2番」の枠をはめた時点でもうそれは甘えと逃げでしかない。

まあ、そんなことを思いながら辞書引いているんですがね。

眠いよ......。

 

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motoko
 人生でたいせつなものは本とサッカーと料理とファッションに教えてもらった、などと言ってみたいモノカキの日常

PROFILE

 職業はモノカキ/翻訳業。書いていきたいテーマは「女」「子ども」「衣食住」。得意技はなんでも一晩寝ると忘れること。
since2000.5.19.
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