新潟戦で負けて引き分けて(→失礼しました。すっかり負けた気分でおりましたw)、優勝の可能性がほぼなくなったところで、西野監督の去就問題が一気に浮上して報道大騒ぎです。
シーズンが終わっていないのに、次期監督の名前まであがってほんとにいやだ。こういう話は「雑音」として耳をふさいでいたいところだけれど、やはり心が乱されます。
去年、ずっと負けが続いたときにもメディアでは「なぜ西野監督交代の話が出ないのか?」とうるさかったのですが、そのとき「外野、うるさいっ! サポの私は西野監督を支持するからねっ!」とか書いた記憶があります。あのときはクラブ側(社長)が「全面的に西野監督を信頼している」と言って嵐はおさまりました。
でも、今回はどうもクラブ側から嵐をおこしているらしい。これだけお世話になり、ガンバが今もJ1にいられて、しかも優勝争いをしているチームにした一番の功労者は西野監督だということを忘れたら、孔子様もお怒りですぞ。くれぐれも失礼なことをしないでほしいと祈らんばかりです。ガンバで最高の監督であるだけでなく、日本一の日本人監督であることはまちがいないのですから、尊敬の気持ちははっきり出してほしい。ガンバはそんな失礼なクラブではないと信じていたのに、メディアから聞こえてくる話は残念でなりません。
ただ、今、ガンバ(だけでなくJリーグそのもの)が大きな曲がり角に来ているのはまちがいがありません。時代の変化に対応できなければ、取り残されるばかり。今大きく変化への舵を切らないといけない、という危機感は絶対に必要なんだと思います。その対応策が監督交代なのかどうかはさておき。
今年だけでなく、ここ数年のJリーグを見ていて強く感じることが二つ。
一つは、ACLの位置づけです。欧州チャンピオンズリーグのように、賞金額が大きく、クラブとしての位置づけもはっきりしているならばCLは出場するだけでも大きな意味があるでしょう。でも、ACLはクラブもチームも疲弊させて、負担の大きさの割に得るものが少なすぎる。アジアは広いから移動もたいへんだし、しかもJリーグと並行できるだけの選手層があるチームは今のJにはない。2007年にACL優勝をはたした浦和くらい選手層が厚かったチームでさえも、最後の最後でリーグ優勝をACLに出ていなかった鹿島にさらわれました。2008年ACL優勝のガンバはリーグは8位と低迷し、天皇杯でようやく次年度のACL出場権を獲得し、2009年もリーグ戦前半はぼろぼろでした。また2010年に出場した広島(昇格後のシーズンで大活躍)も、今年2011年に出場したセレッソ(同じく昇格後で大活躍。今年もレイソルもですが、昇格チームは対応策をとられないことと勢いがあるから善戦しますね)も、リーグは低迷しています。浦和の方にはよけいなお世話なことを言ってしまうと、今年浦和が降格争いをするまでになった遠因(というかむしろ直接的原因?)の一つは、ACLでチームとして疲弊しきってしまったことがあると思います。今年も昇格したばかりの柏レイソルがリーグ首位に立っているのは、もちろんレイソルの実力と勢いを疑うものでないにせよ、名古屋やガンバをはじめ、ACL常連組が疲弊しちゃっているせいもあると思います。
私はACL後遺症と呼んでいるのですが、後遺症がJリーグ全体に与える影響は見逃せないくらい大きくなっています。選手が「ACL出場が目標です」とか言うのを聞くたびに「いやいや、そんな甘いもんやおまへんで」と言いたくなる、という私もたぶんACL後遺症なんでしょう。
JリーグはこのあたりでぜひACLの位置づけを見直し、スケジュールやレギュレーションを考え直してほしい。このままでいけば、Jリーグはどんどんレベルが低下しかねない。有望な若手がどんどん海外に移籍して、そうでなくても見ごたえのある試合が減ってきているというのに、Jリーグでへろへろの試合をしているようではその魅力がますます失われてしまうのではないかと本当に心配です。
二つ目はスタイルを強く意識するあまりの戦術のマンネリ化です。成功体験があると「これが我がチームのスタイル」となります。ガンバでいえば、2005年にリーグ優勝したときの「攻撃サッカー」をスタイルとして標榜し、いまだに貫こうとしています。ポゼッションを高めて、パスを回し、失点しも相手よりも多くの得点を奪って勝つ、それがガンバスタイル......らしい。でも、スタイルを貫いてそれでもっと成功したいっていうのだったら、戦術はどんどん変化させていかなくてはならないのだと思います。チームは生き物です。選手も取り巻く状況も対戦相手もどんどん変わる。それなのに、2005年と同じことをやっていたのでは、そりゃ勝ちきれませんって。
でも、これはガンバだけではありません。Jリーグができて20年もたとうというのですから、どうしてもチームのスタイルというのはできてしまいます。当然、他チームは対応策をとって、スタイルのよさをつぶし、弱点をついてこようとします。それでもなおかつ勝つためには、戦術によって打開するしかない。いかにスタイルを貫いて、戦術を変化させて戦うか。そこは監督や選手だけでなく、クラブの運営姿勢っていうのもかかわってくるのでしょうね。で、言いたいことを言っちゃうと、それができているクラブは今のJには見当たらない。かろうじて鹿島(とガンバ)がそうかな、と思っていたのですが、去年あたりから戦術がマンネリ化してしまって悪循環しているみたいに思えます。
Jリーグの魅力を高めるには、スタイルを理解しながら柔軟な戦術マインドを持った監督とスタッフが必要なんじゃないでしょうか。はい、ど素人のサポの意見ですけれどね。
でもって、ひいき目たっぷりではありますが、それができる監督として一番近いところにいるのは西野さんだと思うんですよね。クラブ側もよく考えてほしいです。角を曲がったところにあるのが栄光へと続く道か、それとも一歩踏み出せば奈落の底っていう崖っぷちなのか、それを決めるのは監督選びにかかっていますよ。




正式に発表されましたね。
一つの時代が終わったという感じです。ありきたりですが。
でも感慨深いです。
願わくは、ガンバ隆盛の最大の功労者でずから、円満に退団してほしかった。
強化部長もノンタイトルの責任を取るべきではないでしょうか?
監督だけでは変わらないと思います。
ガンバのザルDFをずっと放置してた上に、大金出して獲得した高木も全く活躍しませんでしたし。
ゆうみパパさん、juntomoさん、私の中で西野さんのガンバがあまりにも大きいので、今は何と言っていいか言葉が見つかりません。でも一つだけ。この話が出てから、どうやったら円満退団になっただろうか、と考えたのですが、どういうシナリオであっても円満はなかっただろう、という結論に達しました。西野ガンバの頂点は2008年でした。残念ながらこれ以上続けていれば、お互いにもっと大きな傷を負ったと思います。juntomoさんのおっしゃることもわかりますが、今の西野体制のもとではどんなすばらしいDFを獲得してもざるのままだと思います。それでも西野さん以降も攻撃サッカーのスタイルは継続してほしいですね、ほんと。
おひさしぶりです。
本当に一時代が終わるんだなぁ。という感じです。
思えば「マイアミの奇跡」から、ずっと西野監督の采配を見てきた訳で(柏時代は、あまり見てないけれど)
彼の采配が自分の中のサッカーの基準値みたいな物や価値観に、ものすごい影響を与えていたんだなぁと今更ながら気づきました。
特に、2002年のW杯後によりいっそう「攻撃的采配」になった時はなるほどなぁと思ったものです。
今は正直新体制のガンバも、それを見て自分がどう感じるのかも想像出来ないけれど
ガンバ大阪というチームが、いろんな意味で成長していった
この10年は見ていてとても楽しかったです。