Glamorous Life

グラマラスライフ 実川元子オフィシャルサイト おもしろい本、どきどきする試合や映画、わくわくする服に出会えたら最高に幸せ

 え? もう年が明けてから5日もたっちゃったの? とつぶやく5日の夜です。あ~あ、楽しい時間はまたたくうちに過ぎて、きのうからため息をつきながら仕事をしております。

 と言いながら、毎年恒例の高校サッカー選手権もしっかりチェック。今のところお気に入りチームは兵庫県代表、滝川第二高校です。とくに私が注目したのは(得点王争いのFW2人ではなく)ボランチ15番の香川選手。たぶん2年生。CKやFKも彼が担当で、とてもいいボールを蹴っています。それだけでなく、7番の選手(名前がわからなくてすみません)とのコンビがとてもいい。2人ともたぶん身長が180センチ近くある大型ボランチコンビなのですが、一方があがれば一方はすぐに守備にまわるし、ボールホルダーに対するアタック&カバーが教科書のように見事。今日の対戦相手、日章学園はこの2人にほとんど何も仕事をさせてもらえませんでした。滝二ではFWとサイドにはるスピード系のMFが得点力があって注目を集めていますが、チームを動かしているのはボランチの二人ですね。

 高校サッカーは毎年チェックしているのですが、今年は例年になく面白い試合にあたっている感じがしています。とくにスター選手がいるわけではないチームのほうがバランスがとれたチームになっている感じ。3日に見た立正大淞南もその意味でいいチームでした。お気に入りは7番の加藤選手。運動量がハンパなかった。準決勝では滝川第二とこの立正大があたります。残念。決勝で見たかったな。

 年末からはたまりにたまっていたツン読本を読んで、見たかったDVDを見まくっています。読んだもの、見たものをメモで記しておきます。

 現在上映中の映画も見た『海炭市叙景』(佐藤泰志著)。プロパンガス屋の夫婦の話がものすごくえぐいです。映画では加瀬亮がやっているのだけれど、あまりにもはまっていました。

 やっと3巻読み終わった『1Q84』。暴力の形が変わってきているのかな、という感想でした。いつもの村上作品とは少しちがう、暴力があからさまなパラレルワールド。第3巻がちょっとつらかったかな。ある意味ハッピーエンド(?)ではあるのだけれど。

 『江戸の坂 東京の坂』(横関英一)。この世に「日本坂道学会」なるものがあることを初めて知り、坂道の奥深さに感嘆しながら読めました。坂をのぼって上に出るとそこから美しい江戸の風景が一望できるし、富士山だって見えるので、江戸の庶民にとって坂をあがることは大きな喜びだったそうです。だから坂につけられた名前にはその喜びやあこがれがこめられていた、というのがおもしろい。坂の名前のつけ方だけでなく、坂そのものを江戸と明治の人たちはどう考えていたかも教えてくれる興味深い本です。

 『日本の路地を旅する』(上原善弘著)。路地とは被差別部落のこと。著者自身の故郷から中上健次の故郷まで訪ね歩いた記録です。差別とタブーが土地とどう結び付けられてきたかという重い話ではあるのだけれど、著者の性格なのか、書き方なのか、不快感なしに重さを感じることができました。中上健次が読みたくなりましたよ。

 いま読んでいるのが泉鏡花。パラレルワールドの物語ですね。

 DVDは『ぜんぶフィデルのせい』がおもしろかった。スペインの貴族の家に生まれながら、フランス人の庶民の女性と結婚し、フランコ独裁をのがれてパリにやってきたお父さんと、マリ・クレールに記事を書きながら女性の堕胎の権利獲得に走るお母さんに振り回される女の子が主人公。両親の「思想」によって乳母がころころ変わり、家や学校も変えさせられ、つねにふくれっつらの女の子がなんともかわいくていとおしい。乳母は最初キューバ難民、つぎがギリシャの政治難民、そしてベトナム難民。出される料理も、ベッドサイドで語られる「天地創造」の話も、難民の出身地によって変わるってところが笑えました。女の子の服がものすごくシック。タイツと靴に目が奪われましたよ。70年代のパリ・ファッション。すてきすぎです。

 明日からはまじめに仕事しよ。

 

 今年も「グラマラスライフ」をどうぞよろしくお願いいたします。

 お雑煮を食べて、年賀状を拝見して、初詣に行って、国立競技場であったかいスープを飲みながら村上春樹を読んで、一人天皇杯決勝を観戦です。

 今年こそ、少しスローペースで生活したいけれど、こりゃ無理かな(とほほ)

(私が)やりたいこと。

1)日本の古典を読みたい。(日本語をもっと理解するために、ね)

2)漢字のことをもっと勉強したい。(書道のために、ね)

3)毎日ストレッチを欠かさずやるようにしたい。(肩こりの軽減のために)

 

そうなってほしいこと。

1)家族がみんな健康で、元気に毎日を過ごしてほしい。

2)ガンバがせめて1つはタイトルをとってほしい(ナビスコ以外で)

3)日本経済がもう少し上向いてほしい。

 

来年がみなさまにとっても、すばらしい一年でありますように!

 あと3時間半足らずで2010年が終わります。今年もたくさんのかたがたにお世話になりました。一年の終わりにいつも思います。私はほんとに大勢のかたに助けていただいているってね。それがどれだけありがたいことか。私ははたして他の人をどれだけ助けているだろうか。私がしてもらっているくらいを、せめてほかの人にやっているだろうか......。この年齢ならばもっともっと自分以外の人の役に立つ人間でいなくてはならないのに、いまだにまわりに助けてしまっているって......(ため息)

 それはともあれ、今年も本当にありがとうございました。ただ、ただ、感謝です。

「あー、今年もいろいろなことがあった」と書きたいところですが、私の場合、取り立てて書くほどのことは何もない、つまりは平凡な一年でした。

 今年を一文字で表すと「飛」です。

 飛躍した、とかいうんじゃないですよ。飛ぶように過ぎていってしまった、という意味です。さっきおせちを作りながら「えーっと私って今年何歳になったんだっけ?」と計算しちゃいましたよ。年を忘れたいという以上に、この1年があまりにも、あまりにーーーも早く過ぎてしまったので、自分の現在年齢がわからなくなってしまったのでした。

 仕事はときどき苦しかったけれど、浅田真央さんじゃないけれど「いま自分ができることは100%やった」というところでしょうか。それがいいことかどうかはともかく、「やります」と言ったことはできるかぎりやりました。ほんとはそれじゃいけないんでしょうけれど、ほら、何せ「飛」の一年だったから。ありがたい話だ、ということにしておきます。

 年賀状にも書きましたが、趣味のほうでも充実していました。書道も中国語も楽しかった! いい先生に恵まれて、いい仲間に出会えて、ほんとうれしかったです。どうぞ来年もよろしく!

 ガンバはさえない1年ではありましたし、来季もあまり大きな期待はできそうにありませんが、とりあえず若手にほのかーーーーな光が見えてきた、ってことにしておきます。ワールドカップは楽しませてもらったし、ま、いっか。

 今年よかったことは、家族も私も大きな病気をしなかったことです。私は寝込むような病気をしないですんだし、とにかく身体がよく動いた。夏のあまりの暑さに「ちょっともう無理かな」と思うこともあったけれど、危なそうな予兆があるとさっさと眠り、無理をしなかったのがよかったようです。1年を通して、ほんとに自分でもびっくりするくらいよく働けました。この年齢になってなんだよって突っ込まれそうですが、今年、家事能力は10%はアップしたな。

 今年、私は後半になって一つ自分なりの悟りを開きました(苦笑って書くのがぴったり)。

 それは「いま自分がやっていることは(誰かに強制されてしかたなくやっているのではなく)好きでやっていることだ」って自分に言い聞かせるようにしたことです。ごはんをつくるのも、掃除をするのも、もちろん仕事をするのも、好きでやっていることなんだから、誰かに文句を言っちゃいけない、と自分に言い聞かせています。本気でやりたくないのだったら、やらなきゃいいことなんです。

 大みそかの今日も、ついついおせちをつくり、大みそかディナーをふるまうのも(しかもなぜか外国人がまたまたホームステイしているのだ!)好きでやっていることなんです。そう思えば不満は90%消えます。(10%くらいくすぶってはいるが)

 好きでつくっているおせちとディナーの画像をアップしておきます。今年は一人で大奮闘でした(娘が風邪ひきで手伝ってくれなかった......という不満を言ってはいけない)

2011おせち(小).jpg

2010大みそかチキン(小).jpg

ガンバ大阪 2-1 浦和レッズ

得点者:遠藤、宇佐美(ガンバ) 宇賀神(レッズ)

 

 終わってみると「順当に勝った試合」と言えますが、90分では終わらないだろうという予感はしていたし、それ以上に接戦になるだろうという予想は見事にあたりました。

 とくに前半は両チームともファイトする気持ちが出たとてもおもしろい内容だったと思います。ミチのクロスバー直撃シュートまでの流れなんて、再現映像で見てもうっとり。イグノがようやくガンバのサッカーになじんだかな、という感じがしました。ルーカスのスペシャルぶりは言わずもがな。

 ただ......隣で観戦していた人が「おもしろい試合だ。おもしろくなかったら凍死しそうだ」とぼそっとつぶやかれましたが、そのとおり、初雪が強風に舞う万博で、試合内容が寒かったがきっとその場で何人も凍死者が出たことでしょう。

 ゴールは浦和の宇賀神選手のものもふくめて、3点ともビューティフルでした。ヤットのFKなんて鳥肌たったもん。宇佐美選手のGOALは3分の1がルーカス選手の、3分の1が下平選手のGOALっていってもいいくらいの価値あり。意図あるパスがGOALにつながるのって見ていてほんと楽しいですね。

 ヤットがやる気満々で、そういう鬼スイッチが入ったときって必ずイエローもらってしまいます。準決勝は出停。帰りに寄った避難所(別名:居酒屋)のお兄さんが「いいじゃないですか。ゆっくり休んでもらって正月の決戦でがんばってもらいましょう」と楽観的かつ鋭い指摘をされておりましたが、それを信じることにしましょう。ヤットがいないから、緊張感を持って試合にのぞめるでしょうし、誰を起用するにせよ「しっかりした守備から入る」というゲームプランは崩れないでしょうし。

 29日は準決勝がエコパであります。

 大掃除という言葉を2009年に置きっぱなしにする予定の私は、もちろん参戦ですよ。

 その勢いで今日中に年賀状を完成させようと思ったら、新バージョン筆ぐるめがまったく役立たずですでに放棄しそうになっています。お金を出したパッケージソフトが使い物にならんっていったいどういうことよ。ええ、もちろん、会社に問い合わせをしましたが、旧バージョンでやるしかないようないやな予感がします。カネ返せってこういうことですね。ぶつぶつ

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