Glamorous Life

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5nin.jpg私をふった5人の男--元カレをめぐる旅
スーザン・シャピロ著
早川書房
訳:実川元子

  著者のスーザン・シャピロはアメリカの人気ユーモア作家。有名なコメディ・ライターの夫がいて、キャリアも十分、表面的には完璧「勝ち組」なのだが40歳 を目前にして「子どもがいない」「小説が出版されない」ことで落ち込み、「自分の人生、これでいいのか?」と悩んでいる。そんなある日10年間会ってもい なかった元カレのブラッドから電話が! 自分の著書をどこかに売り込んでもらいたい、という図々しい依頼にもかかわらず、思わず心が浮き立ってランチに 誘ってしまう。ブラッドとの再会をきっかけに、スーザンは「これまでつきあった恋人全員に会ってみよう」と思い立つ。聞きたいことはただひとつ。「なぜ私 たちは別れてしまったの?」「別れたことは正解だった?」傷ついたり傷つけたりしながら元カレをめぐる旅は5人全員に会うまで続く。60年代、性解放の時 代にティーンエイジャーだった女の子が、キャリアを持ち、家庭を持ち、それでも満たされない何かがいったい何なのかを求めて過去の恋愛にその答えを見つけ ようとする、という見方もできるエッセイ。
 さて、あなたは元カレ/元カノと会いたいですか?
 会う勇気がありますか?(私はないかも)
 会ったら何を話したいですか?

私をふった5人の男―元カレをめぐる旅
スーザン シャピロ
早川書房
2005-01

 

hoshi.jpg星と呼ばれた少年
ロディ・ドイル著
ソニー・マガジンズ
訳:実川元子

  「ぼくの名前はヘンリー・スマートだ!」1901年、アイルランドのダブリンのスラム街で生まれた少年は、星を見上げるたびに大声でそう叫ぶ。娼婦宿の用 心棒をしている父は犯罪に手を染めて警察に追われて姿を消し、貧困に押しつぶされた母はアル中となってやはりどこかに消えてしまう。幼い弟の手を引いてス トリートチルドレンの一人となったヘンリーは、ありとあらゆることを経験しながら生き延びていく。やがてアイルランドは大英帝国からの独立を求めて戦いを おこし、ヘンリーもいやおうなく歴史の流れの中に巻き込まれていった。
アイルランドを代表するブッカー賞作家、ロディ・ドイルが全力を注ぐ3部作、"The Last Roundup"の第一冊目である本書は、ヘンリー・スマートの生まれる前から20歳までを描く。スラムに生まれた一人の男が、アイルランドという国の誕 生に立会い、それなのに国を追われ、それでもアイルランドとともに生きていく、その生涯を描いた3部作の幕開きである。

星と呼ばれた少年
ロディ ドイル
ソニーマガジンズ
2004-10

 

gucci.jpgザ・ハウス・オブ・グッチ
サラ・ゲイ・フォーデン著
講談社
訳:実川元子

  グッチについて、高級ブランドビジネスについて、、ファッションについて、、よぉくわかる本。グッチ3代目のマウリツィオ・グッチが何者かに殺される殺人 事件で幕を開けることに象徴されるように、世界的なファッション・グランドには最後の最後までなまぐささがつきまとう。老舗ブランドが世界的なマーケット に売ってでるときには、陰謀あり、狂気あり、愛憎ありのどろどろのドラマが展開されるもの。グッチ80年の歴史をイタリア在住のアメリカ人ジャーナリスト が長年にわたる密着取材でみごとに描ききっている。買って読めば、あなたもブランド通になれること請け合い。

los.jpgロサンゼルスの魔力--伝説のホテルから始まるミステリアス・ツアー
A.M.ホームズ著
早川書房
訳:実川元子

 NY在住の作家(女性)が、ナショナル・ジオグラフィックから「どこでもいいから好きなところに行っていいよ。旅費、滞在費全部持つから。条件はそこについての本を書くこと」という信じられないほどおいしい話をもらい、選んだところがロサンゼルス。
 同じアメリカでも、NYとロスじゃ異国のようにちがう。旅行客だって歩いて回れば気分はニューヨーカーになれるNYとは対照的に、ロスは車でなければ移 動不可能だし、だだっぴろくて住民でさえも街の全貌がつかみきれない。何を見て、どこに行けば、「私はロスに行ってきた」と言えるのか。そんな茫漠とした ロサンゼルスにやってきた著者が、名門ホテル、シャトー・マーモントに滞在し、地震について、ロスのユダヤ人について、ロスの老人について取材し、考えま す。ある意味不思議なロス体験。
 巻末の海野弘さんのエッセイがとてもおもしろいです。というか、これはアメリカの一面を知る上で必読!

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