Glamorous Life

グラマラスライフ 実川元子オフィシャルサイト おもしろい本、どきどきする試合や映画、わくわくする服に出会えたら最高に幸せ

book_raffa.jpg「愛ってめんどくさい」
ラファエラ・アンダーソン著
ヴィレッジブックス
実川元子訳

ラファエラ・アンダーソンは18歳のとき、処女でハードコアの世界に飛び込んだ。 理由? 自立したかったから。父親や兄たちに意味もなく殴られる生活におさらばし たかったから。デビュー後たちまちポルノ界のトップスターになったラファエラだ が、4年後につらくなって「隠退」した。本書はその4年間を逐一つづった手記であ る。現場で働いた女性から見たヨーロッパのハードコア・ポルノの世界は明暗二つの 面を持っている。暗い面では、お金をめぐるいざこざ、人種差別、男女差別 、プロ デューサーと寝なくては仕事にならない性の奴隷制度、どんどんハードになる内 容......等など人間の醜いところがむきだしだ。だがラファはいやなことばかりじゃな かった、と言う。いい仲間もたくさんできたし、人から認められる喜びも味わった し、いろいろな国に旅行できていいこともたくさんあった。何よりも、自分で稼いだ お金で自由に生活できることはすばらしい。そんなラファのたくましく、でも少し悲 しいポルノ女優生活を味わってみてください。

book_akachan.jpg赤ちゃんは殺されたのか
発行:文藝春秋
リチャード・ファーストマン&ジェイミー・タラン著
実川元子訳 文春文庫

615ページの大著ではありますが、長さを感じさせないおもしろさです。
 内容は乳幼児突然死症候群(Sudden Infant Death Syndrome。略称SIDS) をめぐる四半世紀にわたるドラマです。1960年代の終わりごろ、NY州北部の貧しい農村地帯で、一家庭で5人もの赤ちゃんが生まれるとまもなくつぎつぎとなくなる「奇病」が発生・・・。
MWA賞の犯罪実話部門優秀賞を獲得した作品は、本格ミステリーと呼んでもいい迫力です。いま日本でも話題になっている「代理型ミュンヒハウゼン症候群」(健康な子どもを無理やり病気にして、医師の関心を引こうとする親の精神的な 病)もこの本の大きなテーマです。私が恐ろしいと思ったのは、医学の「定説」というのがこんなにも簡単に作られ、精査されることなく受け入れられて広まっていくのかということでした。
ぜひ一度お手にとって読んでみてください。

tabemono.gif 食べものやさんで成功する!!
発行:TAKARA酒生活文化研究所
発売:世界文化社
実川 元子著

個人オーナーが語る飲食店ビジネスの極意。不況も資金力もふっとばして、自分にし かできない店を開くまでのプロセスと必要なものを追いかけたルポ。食べものやさん を作っていく魅力、そのおもしろさ、苦労話などがなまなましく聞ける本です。あと がきの「私がだすならこんな店」は半ば冗談半ば本気で読んでやってください。

ituko.gifこんな生き方がしたい
建築家『長谷川逸子』
理論社
実川 元子著

日本ではじめて大型建築物を手がけた建築家・長谷川逸子の生涯をたどった伝記。建築家とはどういう仕事なのか。そのおもしろさはどこにあるのか? 女性であることのハンディとメリットは? そんなことに焦点をあててまとめました。長谷川さんは魅力的な方でした。

book_sh.jpg『スウィートハーバーの嵐』
-The Colour of Hope-
主婦の友社
スーザン・マディソン著
実川 元子訳

大学教授の夫、絵の才能のある16歳の長女、やさしく少年らしい14歳の長男、ボストンの法律事務所での輝かしいキャリア----すべてを持っていた(と少な くとも周囲は思っていた)40代の女性ルースが主人公の小説だ。なんとか平穏にすぎていた生活が崩壊していくきっかけは、ヨットでの事故だった。行方不明 になった長女の「死」がなかなか受け入れられず、家族に背を向けてひたすら仕事に逃げ込むルース。そんな彼女に嫌気がさして家を出ていく夫。そして息子の 病気......不幸のテンコ盛り状態なのだが、救われるのは舞台となっているメーン州の豊かな自然の描写 だ。読み終わってやさしい気持ちになれる小説だと思っています。

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