真夏でもブーツをはけるし、真冬でもタンクトップが着られる。
だからコートはもう必要ない、と思っていて、7年前にヘルムート・ラングの膝上丈のコートを清水買いをして以来、手を出さないでいました。
ところが先日、ウチの近所の小さなセレクトショップがバーゲンをしていて、妹と一緒に襲撃(まさに猛禽が肉をあさるごとく)したとき、以前からずっと迷っていたロングコートを購入しました。
ニューヨークのデザイナーの作だそうです。キモノのような打ち合わせの襟元がポイントで、ベルトでしぼらないとゆるいAラインで広がります。ベルトをしてもよし、しなくてもよし。シルエットが美しい。
こまかいグレンチェックでのウール地で、膝下10センチくらいまであります。この丈のコートは30年前に流行ったとき以来もっていません。
薄手なので、冬の寒さを感じさせないメトロポリスで地下鉄に乗っても汗をかかないですみます。
ただ、気温が5度を下回ると寒い。マフラーをまかずにはいられません。
しばらく着て歩いて思ったのは、これをコートととらえてはいけない、ということです。
コートとドレスの中間くらいに位置するはおりもの。マフラーやストール、太いベルト、ブーツ、アクセサリーなどをプラスして完成する服なのだということ。
だから楽しいんだけれど。
ヘタクソですが、スケッチを載せてみます。
先日「カラースケッチも3分」(山田雅夫著 光文社新書)という新書を書評し、スケッチを描いてみたくなって即12色色鉛筆を買ってきました。まだほとんど描いていませんが、来年は着るもの、食べるものをスケッチしていきたいなと思っています。
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