今日は次女の成人式で、まだ暗い早朝から美容院→写真館と親っぽいことをやってきました。

昨年から「着物をどうする?」「ヘアスタイルはどうする?」「小物はどうする?」と「どうする?」ことだらけでしたが、なんとか周囲の助けもあって乗り切りましたよ。いろいろたいへんだったけれど、究極は、着付けをしてくれる美容室に事前に着物一式を持ち込んだら「しわができているから、いまここでアイロンをかけてください」といわれ、一人黙々と振袖を広げて隅から隅までアイロンをかけたことでしょうか。1時間以上かかったし、足はしびれた。着物は5日間つるしておいたんだけれどね、しわが伸びきらなかったらしい。

そしたら今日娘は、着付けをしてくれたおばさまから「ああ、あの着物にアイロンをかけていらした方のお嬢様ね」といわれたそうです。それは「しわだらけの着物を持ちこんだアホな母親の娘」という意味なのだろうか? でも、しわだらけじゃなかったんだけれどな。少なくとも私の目には。甘かった?

着物は私の妹が成人式に着て、私が結婚式に着たものを着せました。バッグと草履は夫の母が夫の妹たちにそろえたものをいただきました。帯〆と帯揚げは祖母が母のためにそろえたものを受け継ぎました。こうやって代々「女の系譜」は着物を通してつながっていくのですね。

写真はいつも同じところで撮っているのですが、驚いたことに、次女が生後百日のときに写真を撮った方が、成人式の写真も撮ってくださいました。別段驚くことじゃないのかもしれないけれど、そうかあれから20年たったのか、と感慨深かったです。