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昨晩、国立第一体育館から試合前に記事を送ったつもりだったのですが、どうやらケータイからの操作に失敗したみたいです。うーん、なんでかな。あとでもう一度トライしてみます。

さて、かつてハンドボール協会の仕事をしていた友人のおかげで、北京オリンピック出場をかけた「日本VS韓国」戦を観戦してきました。結論からいうと、本当におもしろかった。そして悔しかった。試合に負けてあんなに「あああ!」とへたりこみそうだったのは、2006年のガンバJリーグ最終戦以来です(爆)。ありがとう!!

以前に駒沢体育館でハンドボール日本リーグの試合は見たことがありますが、そのときとは比べものにならない熱気。でもその熱気の50%は韓国チームの息のそろったすばらしい応援がかもしだし、30%は宮崎大輔選手目当てのギャルたちのピンク色の歓声が、そして残りの20%が日本の応援でした。きのうの会場を見ていると、スポーツ競技の応援というのは、一朝一夕にできるものではない、とよくわかります。サッカー日本代表の熱い応援は、やはりドーハの悲劇(→悲劇だとはちっとも思わないが)あたりから徐々に育成されて、2002年あたりで完成されたのだとよくわかる。とにかく、日本はまず応援で韓国に5歩くらい負けていて、それがハンドボールという競技の日本における立ち位置を示しているように思いました。

ハンドボールはスピーディーでタクティカルで、個人の技術とフィジカルが如実に出る競技だな、とあらためて思いました。

そして日本は残念ながら、チームとしても、選手一人ひとりも韓国より劣っていました。もちろん日本にもすばらしい才能と技術とパワーをもった選手はいるし、個人能力として劣っているところをカバーしていこうという戦術も見えましたが、韓国のほうが数倍上だったかな。

決めるべきところできちっと決められたのが韓国で、惜しいシュートを何回も外していたのが日本。

真中からだけじゃなく、サイドも有効に使って得点を重ねていたのが韓国で、どうしても真中中心で、速攻ができなかったのが日本。

ディフェンスも重要だろうけれど、得点数から考えると、ハンドボールは攻撃が主になる競技だと思いました(ちがっていたらごめんなさい)。どう攻めるか? 何が得点機をつくりだすのか? そのアイデアは韓国のほうが豊かだったように思います。

(私の目に)目立っていたのは、韓国の7番。7番はエース番号だということですが(日本は宮崎大輔選手がつけている)、韓国の7番は小憎らしいほどうまかったです。彼が持つとチャンスが増える。どう回していくか、どこに相手チームの穴があるかを見極める鋭さがありました。もっとも多く(9点)得点をあげたのは18番の選手でしたが、7番が入っているときに(選手交代は自由)攻撃のいっそうの冴えが見られました。

「日本が韓国に負けたのは、力が足りなかったからだ」とはっきりしたことで、かえってすっきりしたのかどうか。できればオリンピックに行ってほしいな。むずかしいだろうけれど。