腹囲をはかって、メタボリックと診断されたら健康指導を受けるそうです。

は~。厚生省はいったい何をやりたいのでしょう?

おなかがぼてっとしていたって、本人が「私は元気です」というのならいいじゃないの。自分がひっかからないからいうわけじゃないけれど、ほんと、太っているからって「指導」というのはすごくいやだ。放っておいてほしい。そうやって「病人」(未病人か?)を増やしてどないすんねん。

ジムに通って眺めていると、「健康のために運動しなさい」と厚生省におせっかいされるような人は、ジムにはほとんど見当たりません。5回通って1人見るかどうか。たいていは、なんかやたらとむきむき、はつらつ、ガンガン行こうみたいな人ばかり。つまり、ジムに通う人は「健康のため」というより、もっと別の意識が働いてのことだと思うのです。ま、私もですが(汗)いくら他人やおかみに命令されようと、運動したくない人はしたくない。お金払ってマシンの上をねずみみたいに走るのは、「健康のため」だと思ったらとてもできるもんじゃないです。

父が「身体を医学がコントロールできると考えるのは、人間のごうまんや」といいます。メタボで病気を増やし、太っていることが「自分の体をコントロールできない」と自己管理能力にまでダメだしするのって、やっぱりごーまんだと思います。

その延長線上には、老いや死さえもコントロールできるものだと考えるごーまんさがあるような気がしてなりません。