絵がかかっていない壁はよそよそしい。家が冷たい。絵をかけることで、家はあたたかくなる。
と、誰がいったのでしたっけ?
定年を過ぎてから油絵を描き始めた父に、ねだりにねだって一枚、もらいました。
そのために家を改装したようなもの。父のこの絵がかけたい一心で、テレビボードを購入しました。
かけたとたんに、本当に家のなかの温度が微妙にあがったような気がします。
きのうはお客様がいらしたのですが、ちゃんとほめていただきました。
「お父様って、性格がとても明るいかた?」
そう、色が明るい。構図が明るい。80歳を過ぎた父のこの明るさのおかげで、家が明るく、あたたかくなってます。
コメント
コメント一覧 (7)
疲れた時等に実川さんのブログを拝見し、いつも明るい気(?)を頂いています。
お父様の作品は明るいのはもちろんですが、情熱的、ドラマチック、緻密で大胆、等の印象を持ちます。ぱっと拝見した時、アラーキーの花シリーズの写真を思い出しました。
本当に素敵ですね。
P.S. ふと、ご家族の方をイメージされてるような気がしました。元子さんは多分、真ん中?
アラーキーの花の写真……あのエロっぽい花ですね。いつもあれを観ると「花は性器である」という渋澤龍彦のドキリとする一文を思い出します。
父はこの絵のために観葉植物を買い求め、植物園に行ってデッサンし、構図に苦心したそうです。「緑の色が全部微妙にちがうところに目を向けてほしいんや」といっておりました。
いや、家族はなんの関係もないと思います。蘭はいただきものをデッサンしたものだそうです。
で、ぼやぼやしとったらあかんってzaburouさんは別にぼやぼやしてないですやん。でも土曜日の鹿島に来ないのはちょっと「それでいいのか?」とツッコミたいところですが。