いろいろストレスがたまることが多くて、思い切ってプールでひと泳ぎしたあとに、レイトショーで話題の「デトロイト・メタル・シティ」を見てきた。

人気マンガの映画化なのだが、もうマンガそのもの。

推薦してくださったノナカさん(主演の松山ケンイチにはまっているとか)がマンガも送ってくださったので1巻目だけまず読んだのだが、マンガそのまんまの映像じゃないですか!(お下品ギャグはデオドラントされているが)

映画のポイントは、おしゃれにあこがれる大分県出身の根岸崇一くんが、ステージにあがったとたん(というか衣装をつけたとたん)ヘビメタバンドのボーカル&ギターのクラウザー二世に変身しちゃうところである。テンションが変わる、そこがポイント。変わるたんびに爆笑した。

でもって、私としてのポイントは「あー、おしゃれっていまやギャグだったんだ!」ってところ。

ソウくんは「トウキョウにいって、おしゃれな部屋にすんで、おしゃれな服着て、おしゃれなポップスをうたって、おしゃれな女の子にモテたい」とかうきうきしているのだが、それを意図してうやっているすべてがダサイ。

でもって、彼がダサイと思っているヘビメタの衣装だと音楽が、実はオッシャレー(notおしゃれ)だってこと。

ソウくんとクラウザーさんとどっちがおしゃれかというと......いや、もうぜったいにクラウザーさんでしょう。クラウザーさん、かわいい!甘い恋人より、SATUGAIのほうがかっこいい。

おしゃれのギャグ化。DMC(デトロイト・メタル・シティ)のヒット以降、進みますね。って勝手な予言。シモキタ・モード系が一番ヤバイ。(ちなみに結構いっぱいシモキタの風景が出てきて、そこも私としてはツボだった。)

ま、それはともかく、ストレスが瞬間的にぱーっと吹き飛ぶ楽しい映画です。

なーんにも考えないで見られるからおすすめ。