ACL準決勝 

ガンバ大阪3-1浦和レッズ

得点者:高原(レッズ)

     山口(ガンバ)

     明神(ガンバ)

     遠藤(ガンバ)

 

 勝てたからこそ言えるのだけれど「負ける気がしなかった」ハハハ......勝てたからこそ、言えるこの一言。

 勝つしかない! それも2点とって勝つしかない。戦い方は明白でした。でも、前半は浦和に押し込まれる形に。

 前半36分。あっさり高原に1点献上。でも、全員「まだまだこれから!」という表情で、くちびるをかむ選手もうなだれる選手もなく、淡々とボールをセンターサークルに持って行ってまた始めました。うん、これならいけるかも。と思いました。勝てたから言えるけれど。

 ハーフタイムにざぶろうさんに「どうですか?」と聞くと、周囲が頭を抱えるなかでたった一人

「プランどおりや。これで勝ったな。2-1でガンバの勝ちや。もう浦和は攻めてこない。そこでガンバの攻撃が実る。やりやすくなった」

 その言葉をきいてひと安心。内心「この人はどこまで楽天的なんだか」と思ったけれど。結構ざぶろうさんのゲームの読みはアタルので、「そうか、なら安心だ」と思っていたら、後半始まってまもなく山口のヘディング炸裂。さっそくあったりー!

 隣のあかねさんが「鳥肌がたった」と興奮した面持ちで教えてくれました。たぶん、あかねさんもこのとき「これはいける」と思ったにちがいない。

 そして明神さんの得点。

 圧巻は、その4分後の華麗なパス回しによるヤットのゴールでした。

 すばらしかった! 目が覚めるような美しい得点。私のなかで「ヤットすばらしいメーター」が振り切れました。

 試合が終わったときには「ガンバが好きすぎるメーター」も振りきれて、もう何が何だか。実はちょっと泣きました。まわりに泣いている人が結構いたし、みんなもう何が何だかの興奮状態で、はねまわるわ、ハイタッチするわ、ワケのわからないことを吠えるわ、だったので、恥ずかしさも何もなし。

 深夜に帰宅して、BSでやっていた録画放送を結局最後まで見ました。

 ヤットのゴールで、またあらためて泣きました。

 決勝の相手はアデレード・ユナイテッド。

 強敵です。あの鹿島が負けたくらいだから。

 でも、勝つのは、優勝するのは、ガンバだから。