ガンバ大阪 4-2 FCソウル

得点者:山崎+レアンドロ3発

     FCソウルの人2人

 

ソウルワールドカップスタジアムは6万数千人が入るというだけあって、やたらと大きい。立派。FCソウルの人たちは万博にやってきたらショックを受けるだろうなあ、あまりのしょぼさに。

そういう立派なスタジアムであるが、観客は1万人ちょっと。FCソウルは韓国にしては熱狂的サポがいっぱいいると聞いていたが、そうか、それでも1万人か(ガンバ、ACL初戦@万博は1万1千人ほど)わざわざソウルまで来ていたガンバサポは1000人とは言わないが(苦笑)数百人はいたかな。

そのほか、チョ・ジェジンとパク・ドンヒョクという韓国人選手がガンバにいるので、そのファンの韓国人の方々もいらして、アウェイゴル裏はまあまあのにぎわい。3年前、初めてガンバがACLに参戦して全州で試合したときには、そりゃもう小学生の試合を見にきた父兄くらいしかいなかったのだから、増えましたなぁ。

(ちなみに全州戦はそんなにしょぼかったガンバサポ以上に、韓国側のサポはまばらで、何かしら応援していた人はたぶん20人いたかどうか。あとはチケット配られて、わ、ラッキーとやってきた親子連れや、よっぽどヒマで行くところがなかったから来ましたという様子でなぜかふてくされて座席に足を投げ出している若者やら、ずーっと弁当食って酒飲んで宴会やっているおじさんたちとか、試合をちらりとも見ず菓子を食ってだべっている女の子たちとか、あろうことかピッチ間際の席でいちゃついているカップルなんかいたりして、かなり笑えた)

現地では3分に1回は歓声か悲鳴か怒りの叫びをあげる忙しい展開にのぼせてしまって、試合のこまかいところがよくわからなかったのだが、帰国してからじっくり録画を見て、な~るほど、こういうことだったのか、とわかった。

いくつかメモで感想。

山崎、先制!現地では距離がよくわからなかったのだが、こぼれてきたボールを躊躇なく足を振りぬいて撃った、ということはよくわかった。録画で見たら、ペナルティエリアの外側からでかなり距離あり。うまいなあ。

・レアンドロ、ハットトリック!!! 3点ともすばらしいが、とくに私はガンバの4点目となったチョジェジンとのワンツーから抜け出してのゴールがすばらしいと思った。ヒゲが濃い人は基本的に好きじゃないのだが、もうレアンドロのひげなら許す......じゃなくて、なでなでしたい!

・チョ・ジェジン、エロウマ! あまり運動量がないので、もっさりしてるやんとか思っていたが、すまなかった。ポストだけじゃなく、パスのタイミングと角度と強さの判断がすばらしい。球種の引出がたくさんある選手なんだとわかった。とくに4点目のレアンドロに出したパスはもう絶妙! キムチ5杯食べられます。でも、いい子はそんなに食べてはいけません。いい子じゃない私は食いまくっておなかこわしました。

・山崎の運動量が半端ない! 前線にボールを運んだかと思えば、DFラインまで戻って身体をはった守備。3点目の起点となったのは、右ペナルティエリア付近からしつこいチェイシングでボールを奪い、チョジェジンに送ったパスだった。山崎くん、サイコー! 結婚して(あ、もう結婚してた。山さんも私も)

・下平のへたっぷりが半端ない!

「なぜ西野さんは下平を使い続けるのだろう?」

「それはね、下平をカバーするために残りのメンバーがいつもより20%力をアップしてがんばるから。これを火事場の下平力効果といって、西野はおまじないにしてるんだよ」と言ったら、ああ、そうかと納得した人がいた。(もちろんウソぴょん)

・遠藤がキエテ&キレテいた。お疲れヤットで消えている時間が長かったなあ。でも、後ろからチャージされたときに報復したり、藤ヶ谷がこづかれたときにはものすごいくってかかってパクドンにとめられたり、そういう場面ではやたらと元気そうで安心した。

藤ヶ谷に神降臨! 後半の、たしか立ち上がりごろに左手だけで強烈なミドルを止めた瞬間「あ、神変身ボタンが押された!」と思ったのだが、そのあと止めるわ、止めるわ、もう神変身後のガヤのスーパーセーブは誰にも止められない! 頭のなかで山本リンダの「どうにも止まらない~」が鳴り響いていたのだが、ロスタイムのラストプレーとなったFKでぽろっと1点入れられたときに、じゃじゃん、リンダが足をあげたまま曲が止まりました。

橋本の地味力に乾杯! 地味~~につぶし、地味~~にスペースに飛び込み、地味~~に危険なボールをクリアーし、地味~~に走りつづける。そんなハッシーはきっと将来いいパパになる!

・ウズベキスタン人の審判にダメだし。いやーーーーー、なんやの、あのジャッジ!(怒) こういう下品なことはほんと言いたくないけれど、なんかもらってるんじゃないかというくらいホーム寄りだった。足をねらって飛び込んでくるタックル、ユニをわしづかみにして止める、そんな韓国チームには笛を吹かず流す。でも、ガンバがふつうに身体を寄せてボールを奪ったら即座にピー! はああああ??? 頭のなかで「耳の穴から手をつっこんで......」というふるーい脅し文句がわんわん鳴り響いておりましたです、はい。

いろいろあったけれど、勝ったし、4点もとったし、ほんと楽しかったなあ。