83歳の父は、76歳より本格的に絵を描き始めました。夢中になるとのめりこむのはさすが私の父です(ほめている)。
そして、今回で3回目となる個展を開きました。
私も手伝いをかねて実家に行ってきました。
海外を旅行したときの風景画もあるのですが、月面に土偶が座って惑星を眺めている絵とか、イルカやバルーンが海か空かわからない空間に浮かんでいる絵など、ファンタジックな内容の絵も並び、バラエティが豊かで、本当に充実した内容でした。自分の父をほめるのもなんですが、絵がとても若い。色も美しいし、見ていて気持ちがぱーっと明るくなる絵ばかりで、人間、80歳を超えてもこれだけ精神的に若々しくいられるのだな、と感心しました。
大勢の方がいらしてください、私も何十年ぶりかでお目にかかる方もいて、なつかしく楽しかったです。「まあ、あの元子ちゃんが......(そのあとにつづくのは、「こんなに大きくなって????」)55歳になっても、ちゃんづけで呼ばれる気恥ずかしさ......はなく、どちらかといえば、すっかり元子ちゃんに戻っている図々しい私。
子どもたち(私たち姉妹)は東京に出てきてしまい、両親は関西で暮らしているので、何かと気にはなっています。でも、今回、本当に大勢の方々が個展に来てくださり、長い時間会場で両親と楽しそうに過ごしてくださっているのを見て、私はとてもうれしかったし、感謝の気持ちでいっぱいになりました。
これから先、どうなるかわからないけれど、両親が友人や親せきや昔の仕事仲間の方々に囲まれて過ごす今の生活を続けていけるように、私もできるだけのことをしなくちゃなあ、とおもって東京に帰ってきました。
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