さっき洗濯物を取り込みに行ったら、とても気持ちのいい風が吹いていて、いかにも夏らしい夕暮れでした。やっと晴れ晴れと青空を眺めることができましたよ。

なぜなら、再校が終わったから。

昨晩から半分徹夜してゲラを見終わって、夕方にバイク便で出したあと、しばらくその場に座り込んで動けませんでした。

達成感......(まだ終わってない。念校が出る)......というのでもないし、疲労感......だけでもないし。出来栄えに満足しているかどうかさえもわからなくなるくらい、いろんなものをしぼりきりました。

8月末に書店に並びます。

『菊とポケモン』

アン・アリスン著/実川元子訳

新潮社

労作です。いろんな人の汗がにじんでますよ。

詳しい内容については、出版されたらあらためてご紹介します。

かいつまんでいえば、日本のポップカルチャーがなぜグローバルに成功できたか? という話ではあるのだけれど、そこに行き着くまでにフロイト、マルクス、ウェーバー、ドゥルーズ&ガタリ、中沢新一、アルジュン・アパデュライ、セーラームーン、パワーレンジャー、たまごっち、ポケモンなどなど総出演ですよ。

さて、今から神戸戦。がくがくぶるぶる。