仕事だけでなく、ふだんの生活や趣味においてもインプットとアウトプットはとても重要です......と私は思っています。たくわえた知識や情報や人脈を食いつぶしていくようでは、この忙しい時代にあってたちまち何もかも立ちいかなくなってしまう。つねにインプットし、それに応じてアウトプットするものを新しくしていくことが大事なんだ、と思います。......ただ、それはなかなかエネルギーのいること。つい既得権益、既得能力にしがみつきたくなるのは世の常人の常。自分の強みを持て、とか仕事ではよく言われますが、きのうの強みは明日の強みではまったくない、ということを自覚しておかにゃならんのですよね。

 ガンバの(そして日本代表の)大黒柱、遠藤さんが「明日やろうはバカ野郎」という名言(迷言?)をはかれ、聞いたときには笑って「ヤット、何を言ってるんだ!」とか思ったけれど、よく考えるとものすごく含蓄がある、しかも現代にぴったりの言葉です。

 今は一流だ、名手だ、売れっ子だ、とおだてられていても、今日やることをやらないと明日はバカ野郎になっちゃうんだよね。(サッカーのチームを見ているとそれは強く感じます。昨年うまくいったから、今年も同じことをやりますっていうんじゃダメだってことをいい加減気づいてほしいガンバさん。いや、そんなこたぁ私がどうこういうことじゃないが。)

 ということを身につまされて考えている年の暮れ(おい、もう総括かい!)

 私は老い先が短いので(そんなことを言う人間にかぎってずるずる生きてしまいそうでこわいが)、今日やれることをやっておかないと、明日にはいろいろな事情でできなくなってしまうかもしれません。

そんなに忙しいのに何も今やらなくてもいいじゃない? 少し余裕ができてからやったら? そんなに無理することないのに。少しのんびりしたら? はい、しょっちゅう言われるし、自分の心のからもそういう声が聞こえてきます。誘惑です。

 でも今やりたいと思ってもやらないことは明日もやらないし、たぶん死ぬまでやらないでしょう。

 今インプットできることをしっかりインプットし、時代の流れに即したアウトプットをたえず考えていくことで、生きているという実感(手ごたえ)がつかめるんじゃないか、なんて大げさなことまで思っています。

 何が言いたいかというと、鬼に笑われようが、周囲にあきれられようが、2011年にインプットしたいこと、アウトプットしていきたいことを考えて、計画を立てちゃってるんですよね。楽しいなあ、計画を立てるのって。

 あと3週間で今年もおしまい。

 ケジメをきちんとつけて、来年を迎えたいです。