朝、起きる。

窓を開けて空気を入れ換える。

新聞を読みながら朝食をとる。

家族の出勤を見送ったあとPCに向かって仕事をする。

夕方、買い物に出る。

夕飯をつくる。

家族が帰宅する。

ごはんを食べる。

お風呂に入って寝る。

 今まで何も考えずに過ごしてきたそんな日々。なんということのないordinary life。

 それが半日で変わりました。

 やっていることに変わりないのだけれど、変わりないことができることに対する後ろめたさ、変わりないものにしようとする自分に対する苦々しさが入り混じった日々を送っています。実はこういう生活が続くこと自体がextraordinaryであると気づかせられました。あらためて。

 地震直後はTV,ネット、Twitter,Facebookと見ていたけれど、チェーンメールが回ってきたり、ガセの情報が飛び交うのを見て、2日目以降はやめました。生き延びるためにはある程度の情報収集は必要だけれど、その「程度」は量的なものじゃなくて質的なもののはず。被災者の方々への救助活動や、行方不明の方々の捜索活動をさまたげるような「情報収集」や「情報拡散」はやってはいけないのだ、と心しています。

 だから本当はこういうブログをアップすること自体避けたほうがいいのだけれど、ちょっと「それはどうよ」と思うことがあって。それは「買占め」。 食糧については(子どもがいるのなら)わからないでもないのだけれど、スーパーでパンを棚の端から端まで全部一人で買うって、おばさん、それどうよ! 店員が「おひとりさま1斤にかぎらせていただいております」と言っても無視して3斤買う30代のオヤジをにらんじゃいましたよ。まあ、そういう人は1~2人しかいなくて、みんな「一人一個」と言われるとおとなしく一個しか買ってなかったけれど。

 それにしても何もかも値上がりして高い! 被災された方々を思うと、高くても買えることに感謝してはいますが、それでも手にとっては値段見て思わずまた戻してしまい、隣のおばさんに取られることを繰り返した買い物でした。