ほかのガンバサポさんたちのブログに「今季初の無失点!」とか書かれていて「え? 1失点してるやん」とか突っ込んでいてはたと気がつきました。

 そうか~ガンバにとっては2失点がデフォルト。2失点からやっと試合がキックオフと勘定されるので、1失点ならばマイナス1、つまり0と換算されるわけですねw 最後の最後、ロスタイム2分が過ぎたところでとられた1点は、だから「デフォルト」と忘れることにします。

 この試合のターニングポイントは先制点ではなく、その前のCKから高原選手のシュートを寺田選手がクリアした(目をつぶって見逃したことは内緒)場面です。チン、ありがとう! 攻守ともに前半はきみのがんばりがチームを救い、チームを(もちろん私を)元気づけましたよ。

 そして、この試合のMOMは文句なしに佐藤晃大選手。3点目のヘディングが決まった瞬間、鳥肌が立ち、あやうく画面にキスしそうになりましたよ。ヤバイ、モトコさん、25歳長身FWに惚れてしまいそうです。どうしよう(どうもせんでよろし)。セホロペの大失態はあったけれど(でもってそれはいまだに許せんのだけれど)、佐藤選手を徳島から獲得した「功績」は(たとえ「エースとなるとは想定外」だったにしても)たたえなくては。3点にからみ、しかも守備であれだけがんばってくれる選手はそうそういませんよ。佐藤くん、ありがとうありがとう。

 

 きのうは明神さん意地の獅子奮迅、そしてヤットさんのひさびさの正確で意外性のあるパスも魅せました。DF陣は、失点につながる「居留守守備(数的優位に立っているはずなのに、なぜか守っている人がいない)」があまり見られず、身体をはっていたのでヨシとしよう。やはりね、魅力的な攻撃は身体をはった地味な守備から始まるのですよ。

 

松波監督は、昨日は足がつるほど走っていた佐藤に代えてイスンヨル、というこれまた「あ、そういやそんな選手がいたね(予想外)」という交代策をとるなど、これまた楽しませてくれました。フタとジョンヤをベンチ外、そしてACLとほぼ変わらない先発メンバーって試合前は首を傾げたけれど、でも「松波さんならきっと何か考えがあってのこと」と納得している私がいます。

さて、絶望の果てに先が見えなかった3月から、しだいに持ち直してきて今は「楽観主義こそが効能あり」と自分に言い聞かせるところまで回復してきました。自信をなくしていたチームが、だんだん自信をつけているらしいところがうれしいし、何よりも佐藤、阿部という新しいメンバーや、倉田、寺田という生え抜き出戻りの選手たちがある種の「風格」を持ち始めているところがうれしいです。

さて、つぎは鹿島戦! 参戦しますよー!!!