暑いですねー......って私は言いません。

ええ、ええ、言いませんったら言いません。

「根性焼き」と称して(ちょっとちがうが)、正午すぎまでクーラーを入れないで仕事をしていますよって、いったい何の根性なんだか。こういう人が年をとると熱中症で搬送されて、みんなに「暑いって気がつかないのかしら?」「年よりは困るね」とか言われるんですね。

 

ところで......暑いって言わないけれど、忙しいって言わせて。

この1ヵ月近く、私はものすごく仕事をしている。

自分で言うのもなんだが、この暑さの中でよくやっていると少し自分をホメたい。

何よりもエライと思うのは、朝方にシフトしたところだ。

朝、9時前から机に座って、トイレに立つ以外は8時間ぶっ通しで仕事をしている。

別にそうしたいわけではない。

ただ、間に合わないからやむをえずやっている。

 

問題は、頭はともかく、目がもたないことだ。

紙に書かれた文字を見て、画面を見て、文字を見て、画面を見て、そのうちにどちらもぼやけてくる。

とくにいけないのは、ゲラだ。ゲラ読みはほんとに目が疲れる。500ページのゲラを読み終わったときには、視界がぼやけて、まっすぐ歩けなかった。頭もぼやけたので、冷蔵庫から卵を取り出して、スマホをしまってしまった。流しの前で卵をじーっと見て、自分が何を見ているかまったく意識しないうちに左手の親指で強く押しそうになった。ヤバイね。

今日、1冊300ページをとりあえず入稿したが、明日には再校ゲラが来る。

それが終わるころには、ノートPCを冷蔵庫にしまって、肉の上でメールを打ちそうだ。

 

振り返れば去年は余裕があった。

はっきり言ってヒマだったので、ひそかに「もう私の職業人生は終わった。新しい人生設計を考えよう」とか思っていたのだ。

いっぱい本も読めたし、映画も見たし、飲みにも行ったし、あちこち旅行もした。

もうゲラを読んだり、締切に追われることなんてないだろう、と一抹の寂しさを覚えつつもちょっとほっとしていた。

だが、今年はまた以前と同じペースで仕事をしている。

ありがたいありがたい、ほんとありがたい、と思いつつ、目がかすんだり、腰が痛くなったりすると、「いつまでこのペースで仕事ができるのだろうか」と不安がふつふつとわいてくる。

ま、そんなことが考えられて、こんなブログを書けるようになったってことは、さっき入稿してちょっと余裕ができたからかな。

 

ところで、オリンピックはどうなってるんだ?(→ほとんど見られていない)