2012年シーズンの最終戦となったVS磐田戦は、もう苦しくて息があがっちゃって、身体がふるえた2時間でした。 降格が決まった瞬間、もう見ていられなかった。選手のことも、サポのことも、見ていられなかった。見られないのは弱虫だ、と思ったけれど、テレビを消して外出しました。翌日からイタリアに行くっつーのに、走りにいったものね。同志にメールして、一緒に観戦できなかったことを謝りました。あの場にいたかった。共有したかった。 でも、磐田戦に負けたから降格したのではありません。今年はプレマッチからもうダメでした。ほんとに酷かった。1年間、いったい何をやってきたのか。チームは右肩上がりに成長するだけじゃないとはわかっているけれど、それでも納得がいかなかった。なぜなんだ? なぜこんなしょうもないサッカーをやっているんだ、とずっとつぶやき続けていました。 ブログを書くのもやめちゃって、ほんとに弱虫だったと思います。一緒に戦ってなかったよね。 それでも、毎試合、いや、ほぼ毎日ガンバのことは考えていました。 ガンバの今のスタイル(3点とらなきゃ勝てない、2点取られたら5点取る、というバカサッカー)の終わりというか陰りは、2010年から始まっていました。2008年をピークにして、サッカーがまたおもしろくなくなっていって、しょうもない失点でアホのひとつ覚えみたいな『攻撃」を繰り返してジ・エンドっていう試合が年々増えていきました。成績こそなんとか3位に食い込んでいたものの、2005年から2008年にかけてのイケイケサッカーは陰をひそめていました。 だから、マスコミもサポも言っているように、「監督交代の失敗」だけが弱体化の原因ではない。兆しはあったのに、布石が打てなかったのが問題でした。 ただし、降格はクラブの責任です。何のビジョンもないせホーン・ロペス体制で、まず150%が「危ない!」と予感したし、少なくとも西の雄を名乗るのならば、そういう失態は絶対におかすべきではなかった。降格の原因はすべてそこにあります。 実はもう5月から覚悟は決めていたので、降格したことはショックで悲しいながらも、そうひどく落ち込みはしませんでした。(降格の翌日から日本にいなかったしね) でも、海外でやっとつないだネットで読んだ記事には、降格したチームへの悲哀以上に、クラブに対する怒りのほうがこみあげています。 またもや、ビジョンがない! 再建サイケンって、いったい何がしたいねん?  昇格するだけでいいのか? 若返りをはかるのか? 攻撃サッカーを貫くのか? それともJ2仕様でカウンターに強いディフェンス仕様に切り替えるのか? 監督選びこそがそのビジョンをもっとも表すものだと思うのに、いったい何がしたいのか見えません。少なくともシロウトには見えないぞ。 怒っていても仕方ないので、来年の遠征計画とかで無理矢理心を躍らせることにします。 とりあえず、九州と四国には行くぞ!