明日はいよいよガンバ大阪のチーム始動日です。 新しい監督を迎え、新しいチームが始動します。初めてのJ2。どんなシーズンが始まるのか。意外なことにワクワク感もあります。少なくとも、昨年よりもはるかに心が弾んでいます。 その中で、シーズン初めに言っておきたいことがあります。 ガンバ大阪は遠藤保仁選手のチームだ、と言われています。本人は「そんなことはない」と否定していますが、チームだけでなくクラブのヤットへの依存度は非常に高い。異常と言ってもいいほど。 私が今年J2で戦う上で期待したいのは、この依存度が下がることです。誰か1人に頼るのではなく、みんなで戦っていくチームになってほしい。それこそが、ガンバの再生に必要なことではないでしょうか。 ヤットももう今年は33歳になります。まだまだやれるだろうし、まだ成長もするでしょう。J2だからといって手を抜くような選手ではないし、責任もしっかり感じてやっていくはずです。 でも、それに甘えてはいけない。来年、彼をブラジルで輝かせるためにも、今の若手は大奮起してほしい。 中でも私が一番期待しているのは、倉田秋選手です。 J2降格が決まったとき、同志に「シュウは(ガンバに)残るかな?」と聞いたら、即「いや、昇格のために頑張るというタイプではない」と答えが返ってきてがっかりしました。 実は、昨年1番に購入したのが倉田選手の14番ユニ。「あああ、このユニともお別れか」とがっかりしてしまおうとしたのですが、なんと天皇杯決勝後に残留宣言。 そのとき、昨年何回も言い続けてきたことが、いよいよ実現する、と確信しました。 それは「倉田秋が、ガンバを背負う選手になる」 背負う、というのは、依存ではありません。彼が、ガンバの新しい方向を決めていく、チームを引っ張って行く選手になる、ということです。 私は本気で期待しています。 たとえ、先のとんがった靴をはいていようと、茶髪になろうと、倉田選手、あなたを信じている。 あなたがミスターGAMBAになるのです。(私が唯一サインをもらった選手だしね) 今年も、魂がふるえるようなゴールをたくさん決めてくださいね。