月に1回のペースで実家に帰って家事手伝いをすることを始めて、この夏で7年が過ぎました。母の入院がきっかけだったのですが、最初の頃は親の老いにあたふたしたり、あまり無理をせずにどこまで手助けすればいいのか親も私も試行錯誤で、ときにはぶつかったりもしたのですが、この2年ほどはだんだんお互いに距離がはかれるようになってきました。 親も年をとりますが、私もとります。確実に。来年は私も還暦です。自分の老いともつきあっていかねばなりません。 通い始めた最初の頃は、「親の面倒を見る」みたいなエラそうなことを言っていたのですが、最近は「親に老い方を指導してもらっている」という風に変わってきました。 そうか、老いと向き合うっていうのはこういう心境なのか、とか、老いてできることできないこと、とか、いろんなことを考えさせられます。けっして悲観だけじゃなく、むしろ老いて得るものも親に教えられます。そういう親がいてくれることにも感謝。 そうはいっても、親とのつきあいがこれからもずっと続くわけではもちろんなく、その後、というのも考えなくてはなりません。自分の老いとのつきあい方、そういうことの練習を今やっているのかな......そんなことを考えながら、秋の気配が漂う実家から帰ってきました。