降りしきる雨と、ときおりの突風という台風特有の悪天候の中での試合。
6500人あまりという、あまりに少ない観客もやむをえず? それにしても、なぜ万博では観客が集められないのでしょうか? 新スタになったら、台風も酷暑もものともせずに観客が集まる、とでも? それについてはつぎのエントリーで書きます。2シーズン制をからめてね。
宇佐美、阿部、川西、宇佐美、二川、という5連発のシュートショー。それも後半に立て続け。「前半はゆっくりいたぶり、後半に一気にトドメを刺す」というガンバさんの最近のやり方(意図しているわけではないでしょうが)で水戸ちゃんを仕留めました。
どのゴールも美しかったのですが、私が「ほほー」と唸ったのは、3点目の藤春→川西GOALと、ヤット→フタのGOALでした。
宇佐美からのやわらかいパスを受けた藤春が、DFを振り切って左足インサイドですばやいグラウンダーのクロス。こういうクロスって、横浜FC戦のときもヤットさんに入れて、そのときはさすがのヤットさんも間に合わなかったのですが、そこは川西。滑り込んで見事なゴール。もちろんゴールした川西を褒めなくてはならないのですが、それ以上に、DFとGKの間を通す速いクロスを入れた藤春を褒めたい。
フタさんのゴールは、もうやる気をなくしつつあった水戸の選手たちがまったくつめていなかったために、ヤットさんもフタさんもやりたい放題でした。ピッチを離れたところで仲が良いとは決して言えないこの2人ですが、ピッチ上では「なんでそんなにお互いの動きが読めるんだ?」と唸らされる息のあった場面を見せます(以前よりは減ってきましたが)それにしても、GKの動きを読んでゴール右上の隅に突き刺したあの軌道は美しかったな。
攻撃ばかりに目が行きがちですが、藤ヶ谷さんが神ヶ谷さんになったのも、勝利を大きく引き寄せました。きのうのガヤさんは神経がゴール全域に行き渡っている感じで、危ういシーンを2回も止めました。こういうときには必ず勝つガンバ。
もう一つ。台風や大雨時の万博の芝はほんとにすばらしい。(観客席は最悪だけれど)あの芝があるからこそ、ガンバのパスワークが行きます。水はけの良さはちょっとおかしいんじゃないか(自然の原理に逆らっているんじゃないか)と思わせるほど。勝利の立役者は、もしかすると芝? 新スタのピッチもこれだけのクオリティを保てるでしょうか?
あと残すところ9試合。昨日は「そろそろ来るな」という大方のサポの予想通り怪我をした加地さんに代わって星原が右SBで登場するなど、シーズン前には予想もしていなかったメンツで戦っているガンバ。復活ではなく、新生ガンバとして、J1に復帰したいです。
コメント
コメント一覧 (4)
でも昨日のような試合なら全然オッケー(^_^)v
BOX-S席のバイタルの真ん前の座席を前後半で入れ替わって堪能しました。
しかし藤春はまるでミズスマシというかスケートのように走りますね。あのスピードからの高速クロス、露茶はトーゼン間に合いません。星原は元気がありあまってコーナー目掛けて走るけど使ってもらえませんね。2バックはさすがにしんどいか。
確かに万博の芝は凄い。高いスタンドと屋根がない貧相なつくりは風通しの良さという芝にとっては最高のご馳走を提供してくれてます。7年ぐらい前の雨の万博、家長が当時鹿島の内田をちんちんにしたことを思い出します。
私が思い出すのは、2007年のナビスコ準決勝VS浦和戦です。台風で大雨の万博。安田ミチ、倉田、家長が浦和をちんちんにした試合。あの試合の家長はすごかった! たしか永井に先制されたのですが、その後すぐに取り返してその後は家長がやりたい放題。でも、MOMは万博の芝でした。あの芝は誇りですね。
いずれにしても万博は限界ですね。昨日も男子トイレでは豪快に雨漏りしてました。
Jリーグのあり方、もちろん現行制度を支持しますが今のままでは間違いなく息切れするでしょうね。でももっとサポや選手、OB、世論?を巻き込んだ議論があるのかなあと思ってましたが唐突な感じは否めません。某大手広告代理店のクサいネーミングも鼻につくし。
でも、でも、スタジアムに行きますよ、台風でも(^_^)v
Jリーグは現行制度ではじり貧というのはよくわかります。でも、改革案が唐突なポストシーズン制って! 私は「唐突」と「ポストシーズン制」の両方に怒っています。