再開。9月25日 旅行6日目 今回の旅のハイライト、モロッコの、というよりアフリカ大陸への北東玄関口、 現地の方に言わせるとInternational city タンジェでの1日です。 緑豊かな庭を眺めながら、アート作品に囲まれたリビングでゆったりと朝食。濃厚なヨーグルトが美味でした。 レセプションの男の子(イケメンという私の意見には反対が多かったが、親切でいい子でした)に、ガイドをお願いしたい、英語の話せる人を、と頼んだところ、さっそく手配してくれました。オマルさん、4人の娘のパパ、前のめりで私たちの3倍のスピードでたったか歩き「キーッ」という急ブレーキをかけていきなり立ち止まり早口の英語で案内をする、そんな人。タンジェのガイドは怪しい人が多い、という中で怪しさ度5(MAX10)くらい。5人で半日、昼ご飯まで案内して、ホテルに連れ帰って30ユーロと言われ、「まあ、そんなもんか」という意見で手を打ちました。 が、後で娘がネットで調べたところ、半日10ユーロが相場だったらしい。土産物屋には行かない、と前もって言っておいたのですが、結局5軒も連れて行かれて、かなり買いました。キックバックはどれくらいだったのかしら? タンジェは国際都市、というふれこみですが、小さな町です。フランス広場を中心にした新市街と、メディナ(アラブの言葉で居住区)という城壁に囲まれた旧市街を全部歩いてまわっても半日かかりません。まずはホテルすぐそばのメンドゥーピア公園(ユダヤ人のお墓があったが「もう中身は移転してない」とのこと)を抜けてグランソッコへ。グランソッコの周囲にはCafe de Parisなんていうフランス風カフェがあり、その横の路地からメディナの市場へと入っていけます。内容はわからないのですが、どうやらムスリム社会をヨーロッパ感覚で描いた映画を上映する映画館もあったりして、独特の雰囲気です。 メディナの市場は食料、日用品、衣料品、ドラッグストア、など種々雑多なものが大小取り混ぜた商店で販売されていて、その物量、におい、喧噪、どれも圧倒される勢いがあります。特に私たちが滞在したときに、国王ムハンマド6世(とても尊敬されているとか)と大統領がタンジェを訪問する日程と重なり、また「マーケットの日」(オマルさんいわく)だとかで、民族衣装をつけた