サッカーだけじゃないだろうけれど、微妙なことで歯車がずれ、軋みが出て勝敗に影響を及ぼすってことはよくある。たとえば誰かが怪我をしたり、連戦の疲れでいつもより30センチ足が出なかったり、GKの反応が0.1秒遅くなったり。でも、○○がいなかったから、××が出たから、△△の神通力が衰えたから、監督の交代策が外れたから......という後付けの「結果論」はほんと言い訳や言いがかりに過ぎない。ちょっとしたずれを見込んで、チーム全体で対処を考え、軋みを最小限に抑えることができるチームが強いんだと思います。 甲府戦、終了直後は倉田の劇的同点ゴールに感動する以上に、その前の2失点のほうが重くのしかかってへたりこみ、やけ酒を飲んで具合が悪くなったので、よけいに機嫌が悪くなっていました。 でも、1日半たって、もう一度後半だけを見直したところ、誰かのプレイが悪かった、特に長谷川監督の采配が間違っていた、とか、オジェソクや阿部がいなかったから、とか、岡崎の今季初先発でリズムが狂った、とか、そういうことで「勝てる試合を引き分けにしてしまった」のではない、と気づきました。防戦一方になって終了間際に逆転されながら(しかも得点源の宇佐美と試合をコントロールするヤットさんをベンチに下げていたにもかかわらず)、パトリックの落としから倉田のダイビングヘッドを呼び込んで同点に追いついた、そのすべてがガンバの「実力」なんだと思い直しました。はっきり言って、2012年はもちろんのこと、好調だった2011年でさえも、85分に逆転されてからパワープレーに持ち込んで同点に持ち込めたことなんかありません。2010年にはヤットさんの劇的逆転弾が決まった夏の浦和戦がありましたが、あれもヤットさんというスーパースターがいたからこそです。 ヤットさんも宇佐美もいない中で、ロスタイムに同点に追いついた、みんなで必死に追いついた。そのことを評価したい。いや、評価しなくては、と気を取り直しています。けが人が続出して、疲れからのミスが増えて、少しずつみんなのパフォーマンスが落ちてきているけれど、ガンバの軋みはまだ大きくないし、十分に取り戻せる、とね。 特定の誰かを責めるのではなく、もっとガンバというチームを信じないと、と自分に言い聞かせています。 そう、サポーターが信頼を寄せているチームに、きっとサッカーの神様は微笑んでくれます。 批判ではなく、信頼を! そしてサッカーの神様を声援で呼び戻そう!