worldcup.jpg世界の作家32人によるワールドカップ教室
白水社
マット・ウェイランド ショーン・ウィルシー編
訳:実川元子

 2006年ドイツW杯に出場する32カ国について、世界的に有名な作家やジャーナリストが書いたエッセイを、サッカー好きの翻訳者8人が訳し、サッカーが盛んな清水出身でエスパルスのサポという編集者がまとめた本。
  サッカーについて書かれた、というよりもサッカーを通して世界を見る視点を得る内容で、監訳者である越川芳明氏があとがきで書いているように「ある意味「現代世界史」として読める」のである。
  どの国を読んでも「ほほ?そうだったの」と驚きがある。私はスウェーデン、パラグアイ、コートジボワール、セルビアモンテネグロ、チェコを担当。訳しているうちにがまんできなくなって、ドイツ観戦ツアーを敢行することになりました。