Glamorous Life

グラマラスライフ 実川元子オフィシャルサイト おもしろい本、どきどきする試合や映画、わくわくする服に出会えたら最高に幸せ

2008年02月

めったにないのだが、1年に3回くらい「え???? それを私に頼むか?」という仕事のオファーがくる。

この場では具体的に書けないのがもどかしいが、とにかく「あの、私は翻訳とライティングをやっているものなんです」といいたくなるような仕事。知り合いの知り合いからの紹介だったり、昔の知っていた人からだったり。ときにはこのブログからだったりする。ちょっとだけ明かすと、ラジオに定期的に出ろとか、テレビの情報番組の監修をやれとか、なんかよくわからない会社の仕事をしろとか、はてはセールスをしろなんていうのもある。

こういってはなんだが、そういうオファーだかなんだかわからないものにかぎって、「まずはお会いしてから説明したい」といわれる。いずれも「うーんうーん、少し考えさせてください」といって、後日ていねいに電話でお断りするのだが、ていねいすぎてワケがわからないのか、すぐには引き下がってくださらない。

なので、しかたなく会う。交通費を払って、時間をとって、お会いする。会うとますます「これは私の仕事ではない」ことがはっきりするので、そう申し上げる。食いさがられても必死で、汗をかきながら、お断りする。

とにかく必死にお断りし、別れて帰ってくるとぐったりして、その日は仕事(本来の私の仕事)にならない。

基本的に声をかけていただいた仕事は全部やることにしている。声をかけてもらうことがそんなにないのだから、全部引き受けるといってもたいしたことではない。

だが、やっぱり人には向き不向きというのがあって、私にはぜったいに向かないし、できない仕事というのがあるのですよ。私はマルチプレーヤーでもポリバレントでもなく、どっちかといえばとても不器用で不細工な人間なのです。

でもって、そういうときに欲しくなるのがマネージャー。上手に断ってくれて、私にできる仕事だけを伝えてくれる人がほしい。

1年に3回しか出番はないとなれば、他人に頼るわけにはいかないだろうから、声音を変えてやるとかしかないのかなぁ。

ふだんは家事手伝いをしてくれて、そういうときにはマネージャーになる人っていうのはどうかなあ。

あ、自分でやれって? はいはい、一人3役、声音と人格をとっかえっこしながらやりますよ。

ますぞえ氏署名入りのねんきん特別便が私のところにも届きました。

ぜったいに来るだろうと思っていたから、年金手帳なんか出して待ち構えておりましたよ。

でもって、やはり記入もれがありました。もうどんだけ~ってくらい。1714(訂正しました。あまり変わらないが)年分もれていたわな。

今朝ねんきんダイアルに電話し、確認をとって記載して返信しました。

それで気づいたのですが、私はもう31年、寿退社で一度会社をやめて(やめさせられて)半年間職探しをしていたときをのぞけばずっと働いています。当たり前のことなのかもしれないけれど、そうか、そんなに長い間働きつづけてきたんだーと感慨にふけった......わけはなく、ったく、年金、ちゃんとしてくれよ、とぶつぶついいながら訂正欄を埋めましたよ。

 

ふぞろいないちごたちが売られる季節になった。

ひと盛り480円。小さくて、食べると酸味がきつい小さないちご。

八百屋のおばさんが「ジツカワさん、ほら、いちご出ましたよ。お好きなんですよね、すっぱいのが」と、新キャベツを買いにきた私にいった。え? 私、すっぱいいちごが好きだなんていったかなあ。ま、いっか。と青いビニールのざるに入ったいちごを買った。キャベツはすっかり忘れてしまったよ。

さて、これでいちごジャムをつくろう、とほくほく。いえね、ジャムなんてめったに食べないんですよ。でも、自分でつくった金柑ジャムとかゆずジャムとか夏みかんジャムは食べる。誰も食べないから、一人で食べる。

えーっと、砂糖の分量はどうだったっけ? と開いたのが

「お料理はお好き 入江麻木の家庭料理」

鎌倉書房

という料理本。著者も出版社もいまはない。

この料理本は、結婚した1978年に購入した、私の最初の料理本である。

入江麻木さんは、小澤征爾・指揮者の奥さんのお母さんである。ロシアの方と結婚したので、ロシア料理がいっぱい出ている。もちろんそれだけじゃない西欧料理がたくさん出ているのだが、1978年にはめずらしいことこの上ない料理ばかりだった。

なぜそんな料理本を第一冊目として私は結婚生活、つまりは料理生活を始めたのだろう? たぶん、この本に出てくるような料理を毎日するような生活にあこがれていたのですね、きっと。実態は大きくかけ離れていたけれど。

この本で覚えて、いまでもよくつくる料理がミートパイ、サーモンパイ、ポトフ、ローストチキン、ロシア風レアチーズケーキ、スペアリブ、いわしのパン粉焼き、ロールキャベツ、じゃがいものチーズ焼き......こう書いていくと多いなあ。

ピクルス、テリーヌ、マリネなどの保存食もこの本に教えてもらった。

そしていちごのジャム。いちごとレモンと砂糖だけでつくるジャムは、簡単にできて、市販のものよりもあっさりしている。と私は思う。

いまやぼろぼろになったこの料理本には、何枚もの紙がはさんである。それは入江さんのレシピを応用して、分量を変えたりして私の好みの味にしたメモ。ロシア風はやっぱりいまいち合わないし、購入してから30年たつと、あぶらっこさや塩気などが気になってくるから。

それでも私の料理の原点はこの本にある、と思っている。

季節になったら、いちごジャムをつくってみようかと八百屋の前で足をとめるのも、あくをすくいながらふんわり甘い香りに包まれて幸せな気分になれるのも、この料理本のおかげだ。

歯痛だろうが、肩こりがひどかろうが、しもやけになろうが、

確定申告で収入の少なさにがくぜんとしようが(でも書類作りはもう終わったよ)、改装で仕事が進まなくていらいらしようが、家庭でいやなことがあろうが、

すべてを消し去りハッピーにしてくれたのはやはりガンバ大阪!

プレマッチの大会で見事優勝しました。

LAギャラクシー(ベッカムがキャプテン)を1-0で破り、

昨日行われた決勝戦で、ヒューストン・ダイナモをなんとなんと6-1という圧倒的攻撃力で破って優勝!

おめでとう! ありがとう!

しかも、遠藤、加地、安田、橋本、播戸、寺田といった主力を7人も代表で欠いているなか、去年のサブメンバーと新加入選手でとった国際大会のタイトル。

これは大きい!

戦力の上積みとはこういうことをいうのね。

もうね、私は笑いがとまりませんよ。ルーカスと山崎という新戦力が得点したときには、思わず立ち上がって一人万歳三唱したもん! ええ、パソコンの前でですが、なにか?

興奮で身震い。万歳の声までふるえた。

ああ、うれしいなあ。

ああ、早く観たいなあ、新生ガンバが!!

代表組はそうとうあせってるだろうなあ。(いや、あせってないかも)

去年は智の6番ユニで応援してたんだけれど、今年は誰にしようかなあ。代表に呼ばれずにガンバ一筋で活躍する選手じゃないとつまんないからなあ。

今年も走りますよぉ、ガンバとともに!

画像はうれしさ満開の選手たちの顔。メダルがレイだってところが、開催地ハワイらしさだろうか?

panpacific.jpg

 今年成人式だった次女のために、私が結婚式のときに着た振袖(妹が成人式の時にも着た)を用意した。そのとき母や祖母の着物も風通しをしたり、洗い張りをしておこうということになり、あれこれ出し入れしているうちに「やっぱり着なくちゃもったいない」ということになった。たんすのこやしとはよくいったもんだ。でも着なくちゃこやしにもならない。

 来月、結婚式に出席するので、いい機会だと母の付下を洗い張りに出して私が着れるように仕立て直してもらった。

 私は着物のことを本当に知らないので、色だけで判断して「銀色の帯を締める」と母にいうと「とんでもない。全然合わないでしょ」という。「私がもっているピンクの帯にしなさい」というのだけれど、色だけで判断すると断然銀色のほうがいい。結婚式なんだし、華やかなほうがいいんじゃないの? といいたかったけれど、いかんせん、知識がないから反論できない。

 着物にはまる人は私のまわりにも大勢いるのだけれど、私はたぶんはまらないだろうと思う。もったいないから、機会があればまた着たいと思うけれど、知識を増やして着こなすところまでとてもいきそうにない。次女が「私は着物を着たい! ゆずってね」というので、ちゃんと手入れはしていくつもりだけれど、日常的に着るようにはならないだろうなあ。

 自分でいうのもなんだけれど、私が着物を着ると、ちょっと色気が出ます。ははは、いうたった。髪をアップにして、しとやかに歩くからだね、きっと。

 

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