Glamorous Life

グラマラスライフ 実川元子オフィシャルサイト おもしろい本、どきどきする試合や映画、わくわくする服に出会えたら最高に幸せ

2009年02月

ガンバ 0-3 鹿島

得点者:赤い人3連発

 

 水曜日から、外国人のお客さんが宿泊していて、バタバタしていました。先週の目標は、「生活を立て直す」はずだったのだけれど(午前4時就寝→午前9時起床を、午前0時就寝→午前7時起床にしようと努力。はい、家庭内時差ボケ状態なんです)、いきなりの来客で仕事の予定も、生活の立て直しもアウト。ブログを書く時間もありませんでした。

 そんななか、シーズン初めを告げるフジゼロックス・スーパーカップが国立競技場で開催。ガンバは天皇杯をとったので、Jリーグ王者、鹿島アントラーズを対戦しました。

 今日は仕事があったので後半途中、ほぼ終わりかけにやっと席に座って見ました。

 1月1日を別にすると、私にとって今シーズン初ガンバ。

 私が席に座ったときにはすでに3点ビハインドで、鹿島がドン引きしていたので、ガンバがポゼッションをとって攻めていました。しか~し、昨年の悪いときのガンバとちーっとも変わっていませんでした。パスは回すが、その先は何もない。たった20分しか見ていませんが、やれやれ今年もこのガンバでスタートか、とため息が出るような内容でした。〇〇×4がいない(加地、二川、チョ・ジェジン、レアンドロ)という言い訳がむなしく響く内容のひどさ。去年は「代表に選手がとられて、まったく練習ができなかった」といういいわけをしていましたが、いいわけなくシーズンをスタートさせることはできないんでしょうかね。

 というわけで「今シーズン初ガンバ」といううれしさ以外はまったくなく、終了と同時にさっさと帰りました。

 きっと明日のメディアは「アジア王者、ガンバ、大きな不安」とか「大丈夫か、ガンバ」とか書きたてることでしょうが、心配症の私にはあまり不安はありません。いや、ガンバは大丈夫だから。

 ガンバとつきあっていく上で大事なのは「サポもチャレンジャーの気持ちでいつづけること」だとさとりました。さすがにね、こう何年もこの吹き流しのように翻弄されるチームとつきあっていると、さとりを開きますよ。

 勝っても負けてもガンバはガンバであり続けるし、私は応援しますよ。

 ただ、「急造」はやめてくれないかな。急造3バックとか、急造3トップとか、急造システムとか、急造FW(DF)とか。うまくいったためしがないでしょ。奇をてらうことをしない、というのもガンバのスタイルにしてもらいたいのだけれどなあ。

 鹿島は相変わらず手堅かったです。でもなー、私は手堅さ≠強さだと思ってるんだなあ。

 欧州CLの決勝リーグを録画して4試合見たのだけれど(90分しっかり見たのはインテルVSマンU、リヨンVSバルセロナ。ローマVSアーセナル、リヴァプールVSレアルマドリーとばし見)、強いなあ、と思わせるチームはあっても、手堅いな、と思わせるのは1チームもなかった。手堅くいくサッカーが通用するのは、今日のガンバみたいなちぐはぐチームだけなんじゃないかなあ。

 来週、Jリーグが開幕。そうそう立て直しがきくとは思えないので、今年もぐでぐでやりながら、なんとかくらいついていってもらいたいです。

昨年、ガンバのタイトルを願掛けして3か月禁酒したあと、めっきりお酒が弱くなった。

お酒を飲もう、という気になかなかならない。

夕飯時にビールの一口目はおいしいが、あとが続かない。(続かなくていいが)

ワインや日本酒は飲めるには飲めるが、翌日がつらくなるのでつい控えてしまう。もしくは、「明日は飲むぞ」という日には、前前日から体調を整えておかねばならない。

なんなんだ? あれほど「お酒が好き」だったはずのこの私に、いったい何が起きたのか?

ビールは安売り店で箱買いして切らしたことがなかったのに、なんと! 切らしました。で、切らしたことにさえ気づかなかった。(夫は気づいてすぐ補充していた)

(と言いながら、一週間に2回は飲んでますがね。......以前は1週間に7回飲んでた)

お酒が弱かろうが、別にいいんですがね、さっき李白の詩を読んでいて、ふと、お酒のない人生ってもしかしてさびしいんじゃないか、とか思ったもので。

(読んでいたのは、「山中にて幽人と対酌して」という詩。

両人、対酌すれば山花開く

一杯一杯また一杯

我は酔うて眠らんと欲す。君はしばらく去れ。

明朝、意有らば、琴を抱いて来たれ

こういうお酒を飲みたいな。

ガンバ系ブロガーが選ぶ2008年最高の試合とMVPに投稿してみます。

まず「最高の試合」というのはなかったような気がするので、もっとも印象に残った試合です。

2008年12月18日

クラブワールドカップ マンチェスター・ユナイテッド戦

<理由>2008年のガンバのキーワードは「進化」だったと思います。振り返ってみると。「熟成」ではなく、「成長」でもなく、「進化」。突然変異でキリンの首が長くなったみたいに、またはサルが立ち上がったみたいに、驚くべき変態的「進化」をとげた、と思わせたのがマンU戦でした。それまでのガンバのようであって、まったく新しいチームになった、とうならされました。

負けたけれどね。完敗だったけれどね。でも、ザキの1点目と、ハッシーの3点目は、チーム全体がそれまでもっていたガンバの力やイメージを新しい段階に導いた、と確信しています。

あの試合があったから、天皇杯も勝てた。

さて、2009年、ガンバはあらたな「進化」をとげるのでしょうか? それとも、去年の突然変異をもっと「熟成」させていくのでしょうか? 

2008年のMVP

ふつうにいけば遠藤保仁選手以上はいない、でしょう。

そう、MVPは遠藤ヤットです。

でも、もう1人、どうしても入れておきたいのが、橋本英郎選手。次点MVP。「進化」を一番体現しているのが彼だから。

そして、もっともうまくなったのは、文句なしに中澤聡太選手。

だってね、驚きますよ、2008年ACL全南戦。聡太が初スタメンだったんだけれど、これがヘタ。プロとも思えん。

はじめのころ、サポの間で「聡太のGKテスト」というのがあって、とんでもないバックパスをしていました。あわやオウンゴール。全員が悲鳴をあげるバックパス。

できれば2009年はMOST IMPROVED PERSONではなく、MOST IMPRESSIVDE PERSONでもなく、

MOST INTELLIGENT PERSONとして(私に)選ばれてくださいな。

昨年から書道教室に通い始めた。

楽しい! いま、私のストレス解消は筆で字を書くことだ。

パソコンで字を書くより、はるかに楽しい。(あたりまえか)

「蘭亭叙」の臨書にやっと足を(手を)踏み入れたくらいなので、まだまだ「これを書きたい!」といって書ける段階ではないのだが、いつか書いてみたい文字を探すのが、これまた楽しい。

「新唐詩選」とか「万葉秀歌」などを広げ、いつかこの詩や歌を書いてみたいなあ、どんな字で書こうかなあ、などと妄想をふくらますのが、最近の仕事の息抜きだ。(そういう本の下にあるのが、仕事の英語の本っていうのがなんともだが)

書いてみたい漢詩のひとつ。

閨 怨(王昌齢)

閨中少婦不知愁

春日凝粧上翆樓

忽見陌馬楊柳色

悔教夫婿覓封候

若い妻(少婦)は夫がどこか遠くに兵士として出征中、何も考えることなく、何も思い煩うこともなく(不知愁)毎日お化粧し、着飾ってふわふわ過ごしている。

春でお天気がいいので、すっかり気分がよくなっていつもより濃い目に化粧をし(凝粧)、なんとなく二階(翆樓)にあがって外を眺めてみた。

そしたら目に入ったのが青々とした川の土手。いつの間に柳の木々の緑があんなにこくなったのだろう。

それを見ていたら、なんだか悲しくなった。

夫には「出世して、えらくなって帰ってきてね」なんていって送り出したけれど、なぜあのときとめなかったのだろう。

今頃になって悔やんでしまう......。

という内容。(岩波新書「新唐詩選」 吉川幸次郎氏の解説)

わかるなあ、この心情。

自然界は命が燃え立つような季節を迎えていて、なんとなくそれに浮かされて自分も着飾ってみたものの、春の勢いから一人取り残されていることに気づいてむなしさがつのるばかり、という気分。

こういう詩を書いてみたいですなあ、春には。

 

スリランカから帰国したら、ガンバからACL優勝記念DVDなるものが届いていたので、荷ほどきももどかしく観賞しました。

......いや驚いたね。

去年の3月くらいのガンバって、こんなにひどかったんだ。

ヘタ。連携がどうのとかいう以前の問題。チームになってない。よくこんなチームで優勝できた。

点が入るのは偶然でしかないし、勝ったのもたまたま運がよかったから。

っていうか、運>>>>実力としか思えない、グループステージのガンバの戦いっぷり。(なんとなく、バレーが足を引っ張っていたような気がして...ごめん)

それがどうにかサマになってきたのが、9月に入って行なわれた決勝トーナメントから。

とくに万博で行なわれた、準々決勝第2戦、VSシリアのアル・カラマ戦は、意図をもったパス回しができていて、守備もきっちり連携がとれていて、3月のころのチームとは別モノでした。

最後にはぼろぼろになりながら戦った天皇杯決勝まで入れてくれてるのですが、チームが同じ方向を向いて、for the teamとして戦っているのがよくわかる試合内容で、あらためて「3月から9月までキャンプだったんですか?」と思いましたよ。このときになってやっと、実力>>>>>>運で勝利をつかめてました。

このDVDはもちろん優勝の感動を味わうために購入したのですが、見終わったあとに思ったのは、これはチームができあがっていって、1つの完成形になるプロセスを見る、という意味で興味深い内容だ、ということです。

Making of 2008 Perfect Gamba......って感じでしょうか?

サッカーはピッチ上の11人だけでなく、サブをはじめとする全選手、監督、スタッフ、そしてサポーターも全員で『勝利』を願ってはじめて勝利の女神はほほえんでくれるんだ、としみじみ思いました。

だからね、キャンプ中のガンバが練習試合で大宮や甲府に負けようが、期待のFW,チョ・ジェジンとレアンドロがケガして開幕が厳しそうだろうが、ええ、ええ、私はあせりませんよ(負け惜しみ)

今年のガンバは、また2009年バージョンの完成形を見せてくれそうな気がするから。

楽しみやなあ。

(あ、でも、もしかしてサポーターに「ガマンして見てくれやー。最初はスタートダッシュできへんから」と言いたいがために、この時期にこういう内容のDVDを送ってきたのか???)

↑このページのトップヘ