Glamorous Life

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2009年03月

日本 1-0 バーレーン

得点者:中村俊輔

 

ため息で じわりとゆれる おぼろ月

あああ~、たまだ、なんでそこで撃たん???

あああ~、おおくぼ、そのパスに反応せんでどないする???

あああ~、たつや、守備はええから攻撃せい!

という、チビッコ3トップにため息というかどよめきで埼スタの上空は白くくもっておりました。

だが、のそのそしてはいるものの、デカイDFががっちり中央を固めているバーレーンに、チビッコ3FWはつけいれない。

 

「えん」の花見弁当がうまかった! だが、多すぎて胃もたれした。試合も胸やけのせいか、すかーっとはしなかった。

これを食べていなかったら、きっと寒さに耐えられなかったと思う。

 

ただ......みんなが言うほど悪くなかった、と私は思う。

攻めっぱなしだから結構楽しめたし、守備はまったく危なげなく、楢崎がストレッチやってるところしか見なかったし。

「バーレーン、山東魯能よりうまいね」

「それをいったら、バーレーンに悪いやろう」

というレベル。

 

なんてったって、負傷した長谷部にかわって入ったのが橋本先生ってところがガンバサポとしては一番盛り上がったところで。交替して、終了間際にハッシーがゴール前でファウルして、FKを相手に与えてしまったときには、隣の人が手を合わせて拝んでた(笑)。何に? サッカーの神様に? そんなもんで拝まれたら、サッカーの神様も迷惑じゃろうが。

こぶし咲く 消化不良の 帰り道

(俳句は微苦笑で読むこと) 

「漱石の漢詩を読む」(古井由吉著 岩波書店)をヴェリタというウェブマガジンで書評したのだが、これが滅法おもしろかったのです(最近、明治と大正の作家の本ばかり読んでいるので、言葉が古い)。

漢詩を作るぞ、と意気込んでみたものの、韻を踏むのはもちろん、対句や平伏もわからず、岩波ジュニア新書「漢詩入門」(一海知義著)とにらめっこしながら、とりあえず二聯をめざして奮闘中です。

で、いきなり漢詩は無理なんで、まずは俳句をつくって、それを漢字にあてはめてつくってみてはどうか、と電車のなかで、道を歩きながら、必死にひねっております。むずかしい。

なかなかぱっとしたのができないので、「一茶俳句集」(岩波文庫)を買って読みました。

すると、これがまあ、なんともおしゃれな俳句ばかりなのです。おしゃれっていうより、洒脱。

たとえばこんなの。

秋風や あれもむかしの 美少年

思わず噴き出しました。わかるなー。いますよ、そういう人。頭の後ろのほうに秋風が吹いて、ああ、むかしはきっとモテちゃったりしたんだろーなー、とかいうひと。今もちょっとまちがっていたりしてね。

花の陰 あかの他人は なかりけり

今日、たまたま緑道を歩いたら、陽気に誘われたのかとても込んでいて、みんな楽しそうでした。この句が浮かんで、一茶さん、うまいこと言うなあとあらためて感心。

「風ひやり ひやりからだの〆り哉

冬のはじめの句なんだけれど、今日みたいな花寒の日には思い出したり。

で、私の句はとてもまだ他人様にお見せできるレベルではないので割愛。

なんかね、「侍ジャパン」と聞いた瞬間に気持ちがなえて見ていなかったのですが、きのうの大盛り上がりで、仕事の合間をぬってチラ見していました。

私は野球界の事情がよくわからないのだけれど、それでもこのWBCというのが、純粋に野球の世界一を決める大会ではなく、スポンサー興行的要素が非常に強いのだなってくらいはわかります。

なぜ、決勝の9回裏にダルビッシュなのか?

なぜ、不振のイチローを使い続けたのか?

なぜ、MVPが岩隈ではなく松坂なのか?

素朴な私の疑問に対して、あっさり「そりゃスポンサーの顔を立てなくちゃなりませんからね」と教えてくださったア★キさん。たぶん、それを大声で行ってしまったら非国民になります。なんせ侍ジャパンですから。

昨晩、韓国にいる娘に電話したら「こっちはすごい盛り上がってるよ~! 9回に追いついたときなんて、大騒ぎだった」と言ってました。韓国は「〇〇コリア」とか言っているか、と聞いたら「わかんない。ナニそれ?」だって。

WBCにまったく興味がわかない私だが、今朝の新聞を読んでいて、稲葉がイチローに「チームをまとめてくれてありがとう」と頭を下げた、という話にじんときました。

なので、私が選ぶMVPは稲葉選手です。

 

最初に。

え~ちょっと猛烈多忙です。メールのお返事が書けません。ほんと申し訳ないけれど、水曜日には地獄の締切ラッシュから脱出予定なので、それまでちょっと待ってください。ふ~。

と言いながら、ブログを書くあたし。今日、いや昨日のガンバVS京都はスルーします。後味があまりにも悪かったので。でもね、誤審以前にガンバの調子はイマイチでした。たぶん私の機嫌をそこねたのは、リズムの悪さとシモちゃんのせい。もう穴を通り越して、いまやガンバの恥部>左SB。いつまで恥部がアップになるたびに顔をおおわなくてはならないのでしょうか?

1年、60試合もやっていれば、こういう日もあります。でも反対に、ツイている日もあるんだから。でもって、ガンバ、実力は京都よりかなり上でした。負けはしたけれど、力はあるんだなあと納得。大丈夫。きっといい日はまたきますって。

 

さて、タイトルの浮気の話。

一応コレと決めていても、ときどきホカに目移りして浮気してしまうのは人情。

............

と言っても化粧品の話ね。私はもう10年以上基礎化粧品もメークもアルビオンなのですが、たまに浮気します。ディオールとか、資生堂とか、SKⅡとか、エレガンスとか。

で、今回はIKKOさんの本に触発されて、明洞のコスメショップでどーんと化粧品を買ってきました。

娘に「BBクリームを知らないなんて!」とバカにされたので、1本買ってきてあげました。

あと、CAVIARを1セット。美容液をさっそく使っていますが、いい感じ......だと無理やり思うことにする。

ETUDE HOUSE、バニラ・コー、It's Skinと3軒まわりましたが、It's Skinのが一番よかったかな。

でも店にいるのは全部日本人で、店員はうんざりした様子で感じ悪く、コスメを買っている優雅な気分にはまったくならず、スーパーで大根買っているほうがまだマシというショッピングでした。安かったからいいけど。

一応、戦利品をのっけておきます。

 

cosme.JPG
 

ちなみに、一番手前にあるのはサルノコシカケエキスが入ったパックです。ソウルに留学中の娘が愛用している、といってくれました。

ガンバ大阪 4-2 FCソウル

得点者:山崎+レアンドロ3発

     FCソウルの人2人

 

ソウルワールドカップスタジアムは6万数千人が入るというだけあって、やたらと大きい。立派。FCソウルの人たちは万博にやってきたらショックを受けるだろうなあ、あまりのしょぼさに。

そういう立派なスタジアムであるが、観客は1万人ちょっと。FCソウルは韓国にしては熱狂的サポがいっぱいいると聞いていたが、そうか、それでも1万人か(ガンバ、ACL初戦@万博は1万1千人ほど)わざわざソウルまで来ていたガンバサポは1000人とは言わないが(苦笑)数百人はいたかな。

そのほか、チョ・ジェジンとパク・ドンヒョクという韓国人選手がガンバにいるので、そのファンの韓国人の方々もいらして、アウェイゴル裏はまあまあのにぎわい。3年前、初めてガンバがACLに参戦して全州で試合したときには、そりゃもう小学生の試合を見にきた父兄くらいしかいなかったのだから、増えましたなぁ。

(ちなみに全州戦はそんなにしょぼかったガンバサポ以上に、韓国側のサポはまばらで、何かしら応援していた人はたぶん20人いたかどうか。あとはチケット配られて、わ、ラッキーとやってきた親子連れや、よっぽどヒマで行くところがなかったから来ましたという様子でなぜかふてくされて座席に足を投げ出している若者やら、ずーっと弁当食って酒飲んで宴会やっているおじさんたちとか、試合をちらりとも見ず菓子を食ってだべっている女の子たちとか、あろうことかピッチ間際の席でいちゃついているカップルなんかいたりして、かなり笑えた)

現地では3分に1回は歓声か悲鳴か怒りの叫びをあげる忙しい展開にのぼせてしまって、試合のこまかいところがよくわからなかったのだが、帰国してからじっくり録画を見て、な~るほど、こういうことだったのか、とわかった。

いくつかメモで感想。

山崎、先制!現地では距離がよくわからなかったのだが、こぼれてきたボールを躊躇なく足を振りぬいて撃った、ということはよくわかった。録画で見たら、ペナルティエリアの外側からでかなり距離あり。うまいなあ。

・レアンドロ、ハットトリック!!! 3点ともすばらしいが、とくに私はガンバの4点目となったチョジェジンとのワンツーから抜け出してのゴールがすばらしいと思った。ヒゲが濃い人は基本的に好きじゃないのだが、もうレアンドロのひげなら許す......じゃなくて、なでなでしたい!

・チョ・ジェジン、エロウマ! あまり運動量がないので、もっさりしてるやんとか思っていたが、すまなかった。ポストだけじゃなく、パスのタイミングと角度と強さの判断がすばらしい。球種の引出がたくさんある選手なんだとわかった。とくに4点目のレアンドロに出したパスはもう絶妙! キムチ5杯食べられます。でも、いい子はそんなに食べてはいけません。いい子じゃない私は食いまくっておなかこわしました。

・山崎の運動量が半端ない! 前線にボールを運んだかと思えば、DFラインまで戻って身体をはった守備。3点目の起点となったのは、右ペナルティエリア付近からしつこいチェイシングでボールを奪い、チョジェジンに送ったパスだった。山崎くん、サイコー! 結婚して(あ、もう結婚してた。山さんも私も)

・下平のへたっぷりが半端ない!

「なぜ西野さんは下平を使い続けるのだろう?」

「それはね、下平をカバーするために残りのメンバーがいつもより20%力をアップしてがんばるから。これを火事場の下平力効果といって、西野はおまじないにしてるんだよ」と言ったら、ああ、そうかと納得した人がいた。(もちろんウソぴょん)

・遠藤がキエテ&キレテいた。お疲れヤットで消えている時間が長かったなあ。でも、後ろからチャージされたときに報復したり、藤ヶ谷がこづかれたときにはものすごいくってかかってパクドンにとめられたり、そういう場面ではやたらと元気そうで安心した。

藤ヶ谷に神降臨! 後半の、たしか立ち上がりごろに左手だけで強烈なミドルを止めた瞬間「あ、神変身ボタンが押された!」と思ったのだが、そのあと止めるわ、止めるわ、もう神変身後のガヤのスーパーセーブは誰にも止められない! 頭のなかで山本リンダの「どうにも止まらない~」が鳴り響いていたのだが、ロスタイムのラストプレーとなったFKでぽろっと1点入れられたときに、じゃじゃん、リンダが足をあげたまま曲が止まりました。

橋本の地味力に乾杯! 地味~~につぶし、地味~~にスペースに飛び込み、地味~~に危険なボールをクリアーし、地味~~に走りつづける。そんなハッシーはきっと将来いいパパになる!

・ウズベキスタン人の審判にダメだし。いやーーーーー、なんやの、あのジャッジ!(怒) こういう下品なことはほんと言いたくないけれど、なんかもらってるんじゃないかというくらいホーム寄りだった。足をねらって飛び込んでくるタックル、ユニをわしづかみにして止める、そんな韓国チームには笛を吹かず流す。でも、ガンバがふつうに身体を寄せてボールを奪ったら即座にピー! はああああ??? 頭のなかで「耳の穴から手をつっこんで......」というふるーい脅し文句がわんわん鳴り響いておりましたです、はい。

いろいろあったけれど、勝ったし、4点もとったし、ほんと楽しかったなあ。

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