Glamorous Life

グラマラスライフ 実川元子オフィシャルサイト おもしろい本、どきどきする試合や映画、わくわくする服に出会えたら最高に幸せ

2009年03月

定額給付金が支給ってことで、どう使おうかなとお考えの皆様。

本を買うっていうのはどうでしょうか?

12,000円あったら、かなりたくさん買えますぜ。

というので、私が10代のころに寝るのを惜しんで読み、今も忘れられない本をご紹介するシリーズをつくってみました。

100冊くらい紹介したいところだけれど(実は100冊リストアップしたんだけれど)12,000円で100冊はきついと思うので、軽く50冊くらいを目標に。

ちなみに以下の本は全部アマゾンで買えます。

 

「モンテ・クリスト伯」アレクサンドル・デュマ 新庄嘉章訳(と思う)

 

もういろいろなところで書いているので割愛するが、私が初めて「大人の本」に出会ったのは中学1年生にあがる春休みのこと。

玄関脇の廊下にあった鍵付きの本棚の鍵を「もう大人の本を読んでもいい」と言って母が渡してくれた。わくわくしながら開けたところに、世界文学全集(筑摩書房だったと記憶しているのだが、確認ならず)のほか、吉川英治、松本清張などがぎっしりつまっていた。

最初に私が手に取ったのがこの本。春休み、私の心はエドモンド・ダンテスとともに泣き、恨み、復讐を果たしてもむなしい、という「大人の旅」に出ておりました。

翻訳は新庄嘉章氏だった、と記憶している。憧れていた翻訳家の一人。

この本で性の秘密を知った、というのを今打ち明けておこう。(未婚の母がカトリック国で激しく糾弾されるシーンで、えええー、結婚せんでも、ベッドでいちゃついただけでも、子どもができるんや、と仰天して、さっそく調べたのは言うまでもない)

「コンティキ号漂流記」トール・ヘイエルダール 水口志計夫訳

 

読んだのは小学生のとき。図書館で借りて読んで、あまりにもおもしろくて夢中になったので、ねだってねだって買ってもらい、ぼろぼろになるまで読んだ。

いまだにこの探検小説以上の作品に出会っていない。

古代の人の移動を証明するために、古代人と同じつくりのイカダに乗って太平洋を横断する人類学者の話。実話だとわかっていても、ヘイエルダールさんがあまりにハンサムなのと、文章があまりにうまいのと、話ができすぎなのとで、どうしても物語のような気がしてならなかった。

 

「可愛いエミリー」モンゴメリ 村岡花子訳

 

私 のティーン時代は、モンゴメリに明け、モンゴメリに暮れた、といってもいいほど、モンゴメリ一色だった。「赤毛のアン」シリーズ(一番好きだったのが「ア ンの夢の家」。ギルバートとの浜辺の新居にあこがれた)はもちろんのこと、この「エミリー」のシリーズ、「丘の家のジェーン」「パットお嬢さん」「果樹園 のセレナーデ」まで、舐めるように読んでいた。

なかでもこの「可愛いエミリー」は、「どうしても書かずにはいられない」というエミリーにとても共感し、影響され、毎日私も何か書いていた。モノカキになれたのは、エミリーのおかげかも。

 

「新書太閤記」吉川英治

 

実はこれも読了したのは小学5年生くらい。親にナイショで読んでしまった。「今日は1冊だけにしておこう」と決意しているのに、どうしてもやめられなくて、20巻近くあったのを10日間で読み切ってしまい、目がはれるわ、気持ちが悪くなるわ、で親に怒られた。

そ れくらいおもしろかった。当時の赤い表紙に黒い墨字でタイトルがかかれた装丁が忘れられない。あれはとてもいい装丁だった、といまだに思う。新聞小説から 単行本化されたためか、ところどころに挿絵が入っていて、寧々の田舎くさい顔とか、竹中半兵衛の貧乏くさい感じとかに影響された。

 

「細雪」谷崎潤一郎

 

谷 崎は思春期の女の子をあやしい気持ちにさせるので、どうしても電車のなかで読めなかったのだが(「痴人の愛」とかカバーをかけても恥ずかしかったし)、 「細雪」は地元が舞台ということもあり、友だちと電車のなかで「四姉妹の誰に一番共感するか?」なんて話題で盛り上がって、楽しかった。ちなみに私は一番 下の妙子にあこがれていた。雪子だけは許せん、こんな女とはぜったいに友だちになれない、と思った。雪子のせいで、私はいまだに病弱なふりをするオンナが 嫌いだ。

 

「風と共に去りぬ」マーガレット・ミッチェル 大久保康雄 竹内道之助訳

 

ウ エスト47センチなんてありえないし、スカーレットな女には死んでもなれないだろうけれど(気が弱いから)、せめて男に「服買って」「楽しいところ連れ てって」と言えるくらいにはなりたい。それがかなわないなら、神様、どうかバトラーのような男と、結婚とは言わないが、つきあうくらいはさせてください、 と不謹慎に祈った16の秋。

 

「デミアン」ヘルマン・ヘッセ

 

私の額にもしるしが出てほしい、どうかお願いと念じながら寝て、朝起きて必死に眺めたけれど、ついに出なかった。

デミアンに熱中したあと、「ポーの一族」を読んで、なぜかデミアンが重なったのだが、なぜだろう?

 

「陽のあたる坂道」石坂洋次郎

 

忘れもしない。TV化されたとき、石坂浩二が二男役をやったのだ。田園調布の多摩川土手の景色を描くシーンがあって、私もマネして芦屋川の土手の風景を油絵で描いたのだ。15歳のほろほろした思い出。

 

「ギリシャ神話─付北欧神話」山室静

 

暗 記するくらい何回も読んだ。おかげで、いま翻訳するとき、何かと役立っている。ギリシャ神話の神様たちと、とても親しくつきあっているような気になる。一 番好きだったのが、ダフネとナルシスの物語。やっぱりね、自分がかわいいとかかっこいいとか思いこんじゃうと、悲劇が起こるんだ、と自戒した(ウソ)

 

「八月の光」ウィリアム・フォークナー 加島祥造訳

 

フォー クナーといえば、「サンクチュアリ」だよ、とか、傑作は「響きと怒り」だ、といろいろ言われるが、私にとって今も忘れられないのが「八月の光」だ。アメリ カ南部のキリスト教的束縛と抑圧、それに対抗する人の強さややさしさがしみこむような話だった。今読んだらちがう印象を持つかもしれないけれど。少なくと も、この本には「サンクチュアリ」にはない明るさとか希望があったように思う。

 

「赤と黒」スタンダール 桑原武夫訳

 

大 学生のとき、友達とだらだら「人生」について(笑)話していて、フランス文学専攻の先輩(ものすごくかわいかった)が「ジュリアン・ソレルのような生き 方って、理解できるんだけれどついていけない」みたいなことを言ったら、その先輩に憧れていた男の子が「そうかー、俺はやっぱりアグネス・チャンがいいな あ」と言ったので、みんな一瞬シーンとなって、あとは爆笑、失笑!

 

つづきはまた。

 

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今週末にはいよいよJリーグが開幕します。

ガンバ大阪の開幕戦は、アウェイ 千葉戦@フクアリです。

楽しみ。

ゼロックスに最後の20分しか行けなかったし、惨敗だったからさっさと帰ったし、2009年バージョンのガンバをまだ見ていない感じなので、ワクワクです。きっと土曜日は朝早く目が覚めちゃったりするんだろなあ。

私も開幕に向けて着々と準備をしています。

①早寝早起き――デイゲームの間はしっかり朝早く起きて準備しないと。

②ユニの整理――今年はユニに★が三つつくそうです。まだ買っていない。誰のを買うか、5月くらいまでに決めるつもりです。それまでこれまでのユニを着るので、あらためて洗濯して備える、と。

③スケジュールの整理――スケジュール帳とケータイにKO時間とスタジアムを書きいれ、経路を調べます。と同時に、仕事のスケジュールもそれにあわせて立てる。観戦予定の試合の前後はできるだけ仕事を入れない(でも入ってしまって泣くこと多々)。スタジアムにちゃんと行けるように、仕事は前日までにきっちり終わらせる。切り替えができるように今から準備。

 

今年こそ!

ガンバも、自分も、今年こそ! という思いで待つ開幕です。

以下、私信です。

タカギ(ユ)さん、開幕バナーをはらせていただきました。

フクアリ、ゴル裏におります!! 今年こそ、お会いしたいです!

トレッドミルを1時間走っても、距離が9キロってどうなってんねん!(怒りのあいさつ)

はいはいはい、誕生日を迎えてしまいました。ハッピバースデイ・トゥ・ミー。ふー(ろうそくをふきけしたつもり)

で、トレッドミルを本人の気分としては「快走」しながら考えていたのは、タイトルの「教養は裏切らない」ということでした。

「努力は裏切らない」とよく言われるけれど、努力の方向や種類がまちがっているせいで、いくら本人が努力しているつもりでも見事に結果に裏切られることはよくあります。あと、運や才能もあるしね。

それじゃ時間と手間をかけて身につけるもので、裏切らないものはなにかな、とはーはー汗をぬぐいながら考えました。

「体力? うーん、体力に裏切られることもままあるしなあ、どすこい*」

「忍耐力? いや、これはあっさり裏切るでしょ、こんちくしょー*」

「理性? ははは、理性に裏切られた人をたくさん見てきたぞー、くそ*」

そうだ、教養。これは裏切らないんじゃないか。世間は「教養主義」とかバカにするが、ちがうね。世界の成り立ちや、物事の基本的しくみや、人間の在り方や、奥深い楽しみや、悩みや苦しみの対処法などを知識として、または理解して自分のものにしておくこと。それこそが教養じゃないか。それは死ぬまで財産になるし、いざというときに役立つ。

よし、今年は教養を磨くことを目標にしよう。

と思って、今日は自分への誕生日プレゼントに「漢詩入門」(一海知義著 IWANAMIジュニア新書)、「漱石詩注」(吉川幸次郎著 岩波文庫)、「漱石の漢詩を読む」(古井由吉著 岩波書店)を購入しました。

そう、いま私のなかで教養=漢詩なんです。

明治の人はかっこよかったなあ。(明治だけじゃないが)

さらさらさらっと漢詩をつくって、すらすらすらっと筆で書いたんだもんなあ。それこそ教養。

(*はすべて、走っているときの自分へのかけごえです。これが五言絶句あたりで言えたら教養人?)

ガンバ大阪オフィシャルイヤーブック到着!

なんと、マル秘映像をおさめたDVDもセット!

さっそく見ました。

パパが撮ったわが子の運動会ホームビデオのほうがマシ、という超攻撃的レベル(意味不明)の映像。なぜか中心となる被写体が右や左にずれる。試合にもガンバにも関係のない「バスの窓から見たホムス(シリア)の町の風景」「タイの長髪の男(たぶんオ★マさん?)の後ろ姿」「練習後のクールダウンでプールに入っている選手の後ろ姿」などが延々とうつる。

これはもう、ガンバサポでなくては楽しめない、つまり自分の「ガンバサポ度」をチェックするためのDVD。

それはともかく、ガンバのふたがわさんといえば、シャイで無口で写真嫌いで有名(?)で、それはもはやレジェンドにさえなっているほど(ウソ)

どれくらい写されるのが嫌いかっていうと、レンズを向けられると、会社のカネを使いこんで手入れが入ったときの社員のようにレンズを手で隠すほど。よけいにあやしいやん。

そんなふたがわさんに、うるさいキャラの中澤さんがからむからむ。

誰かがものすごくすべることを言うたびに「フタさんが爆笑してるよ」とふる。

ぱっとふたさんをとらえるDV。

そしたら......ほんとに破顔一笑しているふたがわさんが(あんぐり......ふたがわさんが笑ってる!)

DVから逃げよう、隠れようとするほど、おもしろがって追いかけまわされるふたがわさん。

これは、ガンバの遠征を追いかけた、インサイド・ガンバ映像、というよりふたがわさんネタを提供するためのDVDと解釈してよろしいのですね。

というより、これを見て、きゃー、ふたがわさんってかわいい(ハートマーク)、結婚したい、という女子がいっぱいあらわれて、イヤーブックにある「家庭をもつこと」というフタさんの夢をかなえるためなんですね>ガンバ大阪広報、キョンキョンさま。

二川孝広 ガンバ大阪 背番号10番

攻撃的ミッドフィルダー

高槻出身

職業 サッカー選手 

年収推定 5000万円(いい加減)

将来は沖縄でたこ焼き屋を開く予定

苦手なのは幽霊(www)

おおらかでロングヘアーの女性の方、ぜひDVDを見てアタック(死語)してください。

 

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