Glamorous Life

グラマラスライフ 実川元子オフィシャルサイト おもしろい本、どきどきする試合や映画、わくわくする服に出会えたら最高に幸せ

2009年04月

ACL アウェイ、パレンバンでの試合

スリウィジャヤ 0-3 ガンバ大阪

得点者:レアンドロ、佐々木、チョ・ジェジン

感想は......湿度が高そう。

試合は「早くケリをつけちゃおうぜ」のガンバと、「せめて1点でもとりたいよー」のスリウィジャヤの雄たけびが画面を通しても響きわたってました。

ガンバのケリってなんだろうねーとか考えたくなるgdgdっぷり。ま、勝ったからいいとします。

そして明日は大事な大事な神戸戦です。

もう言い訳はきかない。そろそろスカッとした勝利を!!

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今週は始まったと思ったら終わってました。

毎朝、めざましがわりにクラシック音楽番組がかかるようになっているのですが、朝とはとても思えないほど重かったり、激しかったりする選曲でびっくり一気に目が覚めます。今朝なんか、ヴェルディのレクイエムでしたよ。朝から葬式の合唱かよ~。せめてアイーダにしてくれ。いや、レクイエムは好きなんですよ。ふだんでもCD聴きますよ。でも、朝からはなあ。

そんなことが言いたいわけではなく、レクイエムを聴きながら「で、今日は水曜日くらいかな」とずるずると起き上ったんですよ。「水曜日......資源ゴミの日だな。あと生協の日か......ん? 生協はつい一昨日きたような......むむむ、今日は金曜日じゃないか!」

なんだかガックリきました。

今週は何もしないうちに終わってしまった......ような気がします。

少なくとも、ノルマは終わっていない。締切は片付けたが。

明日から出張です。会議の資料もまだできていない。

なんていうかね、時が過ぎゆくのを手をこまねいて見ている自分なような。

とりあえず、今週読んだ本を書いておこう。

「書の歴史」上下巻(講談社 魚住和晃編著 マンガと文章と写真で構成された本。マンガの絵はひどいんだけれど、中身はちゃんとしていて、あまり知らなかった宋、元の時代の書がわかった)

「一茶」藤沢周平(文春文庫)読み終わってから、一度読んでいたことに気づいた。やれやれ。句集がよかったからつい手にとってしまったのだが、俳句とちがう一茶像で、ちょっとイメージが崩れた。

「現代アート、超入門」藤田令伊著(集英社新書)

「京都美術鑑賞入門」布施英利著(ちくまプリマー新書)

「非モテ」三浦展著(文春新書)

「新平等社会」山田昌弘著

「江戸モードの誕生」丸山伸彦著 角川選書

あー、仕事関連の本ばっかだなあ。

 

ガンバ大阪 2-1 モンテディオ山形

得点者:モンテディオ うーん、韓国選手みたい

     ガンバ 遠藤・レアンドロ

 

 一番おもしろかったのが、レアンドロがいきなり、ほんと試合の真っ最中にいきなりパンツを脱いで、はきなおしたこと。「え? どないしたん?」と思ったら、前後さかさまだったそうで。しっかし、ピッチ上でふつうパンツ脱ぐかね(呆)

 ヤットとレアンドロのゴールは見事だったらしいけれど、なんかよくわからなかったので、録画を見直します。

 相変わらずグデグデのガンバで、情けないなあと思ったんだけれど、もしかしたら夏にすごいサッカーをやりだすかもしれない、と思ったのが、試合の最中に「あ、いま、空気が変わった!」という瞬間があること。スイッチが入る、というよりも、ギアチェンジしました、って感じ。それは選手交代やシステム変更やいろいろな要素がからみあって起こることなのだろうけれど、誰か一人か二人ががんばりだしてっていうのでもなく、失点や得点をしたからっていうのでもなく。ちょっとした拍子に「あ、いまの感じでええんやないの?」とか全員に電気が走ったみたいに意思統一ができて、いきなりパススピードがあがり、あ、そこをそうくるんかい、という鋭いところにパスが入ってくる。ま、いまのところそういう瞬間が瞬間でしかないのがつらい。でも、それがたとえば延べにして30分くらいできるようになれば、すごいサッカーをやっちゃいそうな気がする。

 ここ数試合、レアンドロはたしかにすばらしいのだけれど、そういうギアチェンジの触媒になりそうなのはチョ・ジェジンじゃないのかなあと思う。彼がいま持っている能力をもう20%アップするくらい発揮してくれたら、ワンステップ上にいけると思うんですがね、ガンバのサッカーは。

「流れる」

幸田文著

新潮文庫

 

 実は最近、幸田文が静かにマイブーム。「おとうと」「雀の手帖」「みそっかす」「父・こんなこと」に続いて読んだのがこれ。

主人公の梨花さんは、その華やかな名前があまり似合わない40過ぎの未亡人で、子どもと夫を亡くして一人で身すぎ世すぎをしている。東京の、たぶん深川の芸者置屋に女中として雇われ、つぶれそうなその置屋の女主人一家を支えて、最後はその置屋で商売を始めることになる、というあらすじ。

いや、これはもうあらすじなんか必要がない物語で、ただひたすら「しろとさん」の梨花が、色街の女たちを観察し、反発したり、あきれたり、おもしろがったりする記録みたいなものである。自分が「しろとさん」だと思っている梨花だが、実は素人という一般社会から自分がはねのけられていることがわかっていて、もうそこには帰れない、帰りたくない、なんとか別世界である色街へと入り込もうとする、そこがこの小説の醍醐味であり、せつなさでもある。

染香という年増芸者がきわだっている、と私は思った。たぶんアラフォーの染香姐さんは、三味線はすごくうまいのだけれど、さして美しくもなく、性格はせこいし、口は悪いし、頭もいまひとつ。しかもうんと年下の男が好きで、いれあげたあげく借金まみれになり、踏み倒すほどの度胸もないくせに、主人に言われるとつい新しい着物をつくって、ますます借金をふくらましていってしまう。

梨花はそんな染香さんのことを「どうしようもないなあ」とか思っているのだけれど、ふとしたときに見せる芸人としての厳しい表情や、かわいい面にひかれて、憎めないなあとため息をつく。

気働きができて、やさしさがあって、賢くて、教養もあって、分をわきまえていて、自分が見えすぎるほど見えている梨花が、一度読んだときには鼻について、なんだこの女、とか思っていたのだけれど、染香姐さんと対称がとれているのに気づいて、いとおしくなった。

それにしても......女ってほんとこわいよなあ、とちょっとぞくっとする小説である。

ここまで女のいやらしさやえげつなさを描いて、なおかつ読後にどの女性も美しく、かわいく、いとおしく思わせられるなんて、いやはや、幸田文こそこわい。

 

娘がただいま海外留学中。

送るものを頼まれたので、先日電話しました。

用事のついでにいろいろ雑談。

彼女がいま苦労しているのは「はっきり『いやだ!』ということ」だそうです。

自分では「いやだ!」「断る!」と言っているつもりなのに、なぜか押し切られてしまう、とぶつぶつ。先生に「気が強い人だと思っていたけれど、押し切られるところをみるとやっぱり日本人なんだねえ」と言われた、と怒っていました。

「だからね、もうはっきり断定的に『いやです!』ということにしたの。いままでは『できません』とか『無理です。なぜなら......』とかいっていたんだけれど、どうもそれじゃ通じないんだよね。『理由はどうであれ、とにかくいやです』もうこれしかない。理由を聞かれても『いやいやいや』と言い続けなくちゃいけないんだよ。理由なんか説明しちゃいけないんだ」

なーるほど。

ところで、留学している国で、なんと彼女の本が出版されることになったそうです。

まあ、モメゴトの大半はそこにあるわけですが。

それはさておき。

今日は、Jリーグ第6節、VS山形戦です。

ACLが控えているので、ガンバだけ1日早く試合をします。

佐々木とレアンドロの古巣。

そういえば、2年前の天皇杯で、ガンバは当時山形にいた佐々木にさんざんやられたなぁ......。今年はこてんぱんにやってくれい>ささやん。そしてレアンドロ。

きっと2人が得点してくれる気がします。あと山崎も。

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