Glamorous Life

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2009年05月

ガンバ大阪 0-1 鹿島アントラーズ

得点者:中田浩二(鹿島)

 

実を言うと、旅行に行っていたので試合を1秒とも見ていません。

たぶん、一生見ないほうがいいだろう、と思われるような「完敗」で、なんでも鹿島、強し! ガンバ、チーム力からいくと鹿島にも浦和にもぐーんと劣る! という内容だったそうです。

今回は、現地で息子さんと観戦し、想像するにだいぶへこまれたらしいzaburouさん(生まれながらのガンバサポ。産湯はたぶん青黒)に、試合評を寄稿していただきました。

今週の一言
『ふんわりクロスはやめなさい!』

藤ヶ谷 △ 
またゼロックスの時と同じように相手GKより見劣りしてました。私の結論は、練習でガンバGK群のクロスへの甘~い対応が、ガンバぼんぼりクロス(ふんわりクロスの別名)へと導いている←zaburou 持論。


橋本 △ 大迫に何度か右サイドをちぎられていた。縦パスのセンスと精度にお得意の知性を感じなかった。


中澤 〇 何故か君の存在がドンドン大きくなっていく。ミチとソウタのホンマの赤い糸が、もう少しで繋がるところでした。惜しい!ヘディングシュート!次の試合は君がキャプテンで、いいんじゃない?(智、新潟戦出場停止)

山口 〇 Japan選出おめでとうございます。キリンカップ先発を願っています。やっぱり『FWはスピードが命(凶器)だ。』と思われたに違いない。


下平 △ 今日も君の左サイドを狙われてましたね。ハーフタイム、安田in→下平outの誤報を友人に配信してしまいました。クロス危機への寄せが空よりも海よりもどこよりも甘い。試合前Gビジョンに流れたライバル・コメント『ユースの時のように、ミチと縦の関係になれればいい。』は、全然大したことありませんでしたよ。

明神 ◎ 親子で今日のMOMです。攻撃にも二度はっきりと絡んだ。玉ぎわの伸びる脚に何度も次男と一緒に拍手していました。満員の万博で0点は罪ですが、宇佐美と明神には、我が家の執行猶予が下りました。

遠藤 〇 前半最後の決定機を決めんかい!いや、決めて欲しかった。ボランチから飛び出すプレーが効果的でした。スペースでもらう動きができたのがボランチの君だけでは、ガンバも辛いかも。

佐々木 〇 前半×に近い出来のピッチからの消え様でした。パサーのスケベエ心が消えて、後半やっと持ち味を出してくれた。


ルーカス △ 悪い癖を頻発していました。背中に敵を抱えて、攻撃のスピードを失速させていた。後半FWに回って、同じようなプレーをしていました。次男の指摘が正しいと思います。『ガンバはダイレクトパスを忘れている。』

播戸 △ 今はマッチディプログラムの表紙を飾らないで下さい。気付いておられないと思いますが、君は縁起悪いんです。

チョ・ジェジン △ 無効果なポストプレーに汗まみれになっていた。1度だけ意表をついたループシュートをバーに当てただけ。レアンドロがいない時には、もっと他にやることがあるはず。

宇佐美 〇 キックオフ、もろFW起用に驚きました。前半での交替にさらに驚き、怒りました。前を向いた時のワクワク感は、ピッチで突出していましたよ(播戸の7倍←当社比)。初めてのFWで私の腰を一度浮かせてくれた。

安田 △ 未だに空(カラ)クロスとふんわりクロスを上げてました。間違いなく下平との交替と思ってました。あれなら、ルーカスと宇佐美のポジションを換えるだけでよかったですね。

ドンヒョク ? 3バックの真ん中に入って、最後はスクランブル・トップに張った!西野監督がよく動く時は『ろくなことがない』と思いながら、さっさと万博をあとにした。

(ここからはジツカワの感想)

 えーっと、試合を1秒たりと見ていない私が言うのもなんですが、ガンバはきっと2008年シーズンがまだ終わってないんですよぉ。今までがプレマッチ気分なんですよぉ。

あんだけ補強したのにぜんぜんアカンやん、という声がサポの間からまで聞こえ始めた今日このごろ。13節(ガンバは1節少ないが)まで終わった段階ですでに4敗し、勝ち点20の5位。鹿島に勝ち点差9もあけられて、優勝だなんてヘソで茶を沸かす(古い!)ような話。Jリーグでは強いところにまったく勝てていなくて、「自慢(笑)」の攻撃力も、なんのことはない、レアンドロたったひとりに頼ったカスみたいなもんやった、というガンバです。鹿島や浦和とは監督力までちがう、とか言われてね。チーム完成度はなんてったって鹿島でしょう。それは認めます。

ただね、私は去年のことがあるので、まだまだこれからだ、と思っています。完成されたチームであり、ZICO SPIRITが浸透したすばらしい常勝軍団の鹿島や、圧倒的なサポ力に後押しされて若い力が躍動している浦和とはっきりちがう。ガンバはよくも悪くも大阪のチーム。へろへろしていて、土俵際まで追いつめられないとなかなか力が発揮できないアホなんです。で、たいてい力を発揮するのが早すぎたり遅すぎたりするんですがね。そういうアホっぽいところが好きだなあ、私は。

ヤットが今季の目標にしている「やられそうで、やられない」チームになるのは、たぶん自称プレシーズンが終わった夏あたりからでしょう。なにはのアホ力はすごいんやからね。(たぶん......)

 

 

前にもガンバの「至宝」宇佐美選手については何回か書いてきました。

初めて試合で動いている宇佐美選手を見たのが、2007年5月だったかな。ちょうど2年前です。ジュニアユースから飛び級でユースにあがった中学2年生がいるよ、すごいんだ、これが! というので、大雨のなかプリンスリーグを観戦。

えーっとよくわかりませんでしたw

どちらかというと、大塚のほうが印象に残ったなあ。

ところがその後、ガンバユースだけでなく、U17代表まで追っかけていくうちに、宇佐美のすごさを私は目撃してしまうわけです。

何がすごいって......ふ~らふ~らしているようでいて、ボールを持った瞬間に「あ! GOALだ!」というわくわく感をもたせてくれること。でもって、期待を裏切らないんですよ、これが!

この2年間で、何回となく宇佐美のゴールの生目撃証人になったわけですが、昨晩のは一番鳥肌が立ちました。

だってね、17歳になったばかりで、至宝至宝っておだてられて、注目を受けて、夜寝られないくらい緊張して、それでちゃーんとGOALするんですよ。しかも前半のいつものふ~らふ~ら漂う、という前奏つき(笑)

何がどうすごいのか、という分析は専門家にお任せして、私はただそのわくわく感だけを楽しんでいたいです。

ただね、試合自体はつまらなかった。勝たなくてはならないはずのFCソウルもぐでぐで。中心のキム・チウにあれだけミスが多いと、つらいなあ。かろうじて勝ったけれど、なんかオフサイドくさいのとロスタイムのセットプレイで、もっとしかけてくれなくちゃ~。

サブメンバーのガンバは、約1名、まったくチームプレイをしないFWがいるおかげで、ずたぼろ。1回たりと前線にボールがおさまらず、GKからのキックが即カウンターの繰り返し。チェイシングもしないし、ポジショニングは悪いし、私は90分間本当に不愉快だった。しまいには試合中から約1名にむかってゴール裏からブーイングが起こる始末。サッカーは一人でやるものじゃない。自分が目立つために、自己満足のためにカネとってみせる試合を利用しないでほしい。台頭してくる若い芽をつぶさないでほしい。

っていうか、西野さん、なんで大塚や平井をもっと見せてくれなかったんですか? そのための試合だったんじゃないですか?

宇佐美選手が試合後「無駄なゴールでした」といったのが、本当に不憫でした。

個人的に(宇佐美以外で)よかったのは――

倉田 ともすると分断しがちな攻守をうまくバランスをとっていました。運動量も多かったし、なんといっても技術がしっかりしているのでミスが少ない。ただ、技術におぼれて危うい場面が......。

寺田 ちーっともボールをおさめてくれない約1名のかわりに、必死に前線でボールをチェイスし、身体をはっていました。しかもプレスをかけられても倒れない。そういう意味では一番安心して見ていられたかな。

中澤 このチームのキャプテンにふさわしかった。去年の今頃は夢にも思わなかったけれど、ガンバのディフェンスリーダーは聡太、あなたかもしれない。

 

新型インフルエンザ情報に接触しているだけで、感染してしまったような気分の自分のヤワさ加減にうんざりしています(あいさつ)

きのうから喉が痛い(ような気がし)、熱っぽい(ような気がし)、ビールをやめておこうかなあと思いながら、気がつくとぷはーっと1本あけていましたw

長く生きていた私も、その分だけインフルエンザ罹患回数は人並み以上で、記憶しているかぎりでたっぷり4回もかかっています。でも覚えているタイプは、Aホンコン型とロシア型? あとはなんだったか忘れました。昔は「〇〇型です」なんてお医者さんは言ってくれましたっけ? それだけかかっているからこそ、私はしっかり流行に乗り遅れまいと新型にもかかりそうな予感。だからでしょうか、もうあふれるほどの情報だけで感染しそうな勢い。私は情報に弱いんですよ。すぐ信じちゃうし。信じてはいけないと自戒しながら、すぐ信じる。

今週初めまでは、おしりに火炎瓶状態でしたが、いまやもう背中にぼうぼう燃えている薪を背負ったたぬき状態。フェース6に入りました。

それなのに、ちょっと留守にします。仕事もするのでPCを入れたら、なんかもう泥舟に乗ったごとくずぶずぶいきそうなんですが。

浦和レッズ 0-0 ガンバ大阪

MOM:ゴールポスト

よく負けなかった。負けてもおかしくなかった。たぶん負けるとしたら0-1で負けていたし、勝っていたとしても1-0だったろうなあ。そんな感じの試合でした。

実は試合前からあんまり勝てる気がしなかったので、朝から胃が痛くて胃薬を飲みながら観戦w

レアンドロしか(ほぼ)得点していないチームで、レアンドロがいなくなったらどうなっちゃうのか、というのをまざまざと見せつけられましたね。まあ、レアンドロがいた前半もなんだかなー......の展開でしたが、ケガで播戸と交代してからは、もうまったく攻撃の形がつくれず。レア様、長期離脱になったら西野体制、かなーり厳しいことになります。どきどきしちゃってるだろうなあ、にしのん。

浦和はステキパスサッカーを展開していました。「変わらなくちゃ」という思いが結集していましたね。全員がよく動いて、ちゃんとパスをつないで、審判に文句もつけず(フィンケ監督がしっかり記者会見で皮肉たっぷりに審判批判をしていましたが)、ころころ転がらず、スペースを埋め、プレスをかけ......本来ならガンバがやらなくちゃいけないことを、全部やっていました。

とくに原口、山田(直)の2人がキレキレ。それにエジミウソンが絡むとコワイのなんのって。たぶん、ポンテや田中(達)がいないからよけいによさが引き出されていたのではないかと思っていましたが、ポンテがいたらきっと負けていた、という説もあり。でもね、私はポンテがいないからこそ、山田はともかく、原口はいきいき走り回れるんだ、と思って見てました。わからないけれど。

若手がいきいき、はつらつと自信を持って躍動しているのは、たとえ他チームでも気持ちいい。下平はもちろん、大塚や寺田や倉田もなんとか見習ってもらいたいもんです。じゃないと、終わっちゃうよ、自分たちもガンバも。

ところで。

私は闘莉王(字あってる?)があまり好きじゃなくて、イタタタタかなわんなあ、とひそかに思っているのだが、ことサッカーに関しては、今日はあらためて彼のすごさを感じました。ポンテがいなかったからか、試合をつくっていたのは実は彼だったんじゃないか。試合全体の流れを読み、ガンバのどこをつけばいいのかわかっていたのは、彼でした。視野(空間的にも時間的にも)の広さを感じました。若手もすばらしいのは認めるけれど、ただ、経験値のなさからくるものなのか、視野が狭い。だから、今だから言うのはアトダシジャンンケンなのはさておき、山のようにあった浦和のチャンス(つまりガンバのピンチ)のたびに「ま、大丈夫かな」とわりに落ち着いていられたのですが、闘莉王からの正確なフィードと坪井とのCBコンビだけは手ごわかったなあ。

ほかの選手たち全員が(監督までもが)「いいサッカーができた。非常に質の高いゲームだった」と言っているなかで、一人彼だけが「勝てなくてはいくら内容がよくても意味がない」と切り捨てるようなコメントをしているのを読んで、わかっているなあ、と思いました。もしかしたら、彼は生まれ変わろうとしている浦和がはらんでいる「スタイルを変える危機」みたいなものを感じているのかも。

一度成功体験を持ったクラブにしみついた「スタイル」を変えるのは、たいへんなんだなあ。。。。。。

レアンドロの離脱だけでなく、ガンバの将来(今年だけでなく、来年とか再来年とか)にもかなり危機感を持った試合でした。本気で考えなくてはならない時期に来ているのかも。いまのスタイルでいいのか、とか、勝つことと育成とのかねあいとか。

でもね、ガンバはなんとかすると信じてはいるんですがね。

そんなことは私が考えてもどうしようもないので、今日は胃薬を飲んでもう寝よう。

あとちょっとで訳了......というところまでこぎつけていて、頭のなかが訳している本のことだけになっているジツカワです。

でも、外は憎らしいほどの五月晴れ。風もさわやかで、こういう日に走ったら気持ちいいだろうなあ......いかん、いかん、今日のノルマがあるだろー! とあえて窓の外から目をそむけて、ひたすら横文字とPC画面とにらめっとしております。

でも、五月晴れ......1年が5月と10月だけだったら、私ももっとやさしい人になれるのになあ。

さて、もうすでに50冊近くを翻訳してきたわけですが、どんな本を翻訳するときも、気持ちは「釜でごはんを炊く」感じで、実際の進行は「北島選手の200メートル」です。

気持ち→はじめドンドン、なかパッパ、赤子泣いてもフタとるな。ほんと、最初は張り切って始めるんだけれど、なかなか軌道に乗らなくてたいてい中だるみ。半分を過ぎたとたんに勢いがついて、最後は乗って飛ぶように訳してしまって、ミスが出やすくなるので自制する、と。

はかどり具合からいくと、最初はノルマがなかなか達成できず、それに自己嫌悪をおぼえるほどのらくらなんだけれど、ヤバイと思って自分にムチ打つようになると最後の50メートルのターンをしたあとは一気。

いま「赤子泣いても......」と「最後の15メートル」のところです。

そして明日はJリーグ、ガンバは浦和レッズと対戦します。

あ~どきどき。どうかどうか勝てますように! 祈るような気持ちの私をどーんと沈めるニュースが。

G大阪レアンドロとルーカス浦和戦出場微妙

なんでよりにもよって「今」なんだ? 

五月晴れなのにどんよりしそうだったのですが、ふと去年を思い出しました。

去年も今頃浦和と対戦した時には、ガンバは10位。チームはいっこうに勢いが出ず、ヤットと安田を欠いたスターティングメンバーでした。

ぜいたくを言ってはいかんよね。

今年は誰かが欠けても大丈夫なメンツをそろえたはずなんだから、これがチャンスと発奮してほしいな。とくにスタメンを外れている安田とパクと山崎には!

明日はどうか勝ちますように!

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