Glamorous Life

グラマラスライフ 実川元子オフィシャルサイト おもしろい本、どきどきする試合や映画、わくわくする服に出会えたら最高に幸せ

2009年07月

えー、ざぶろうさんからの「今週の一言」です。投稿ありがとうございます。

(私信)ざぶろうさん、「久しぶりに、ガンバ我を忘れる」ではないですよね?

意見はほぼ一致しているような気がしますが、私はヤットに?でした。相手カウンターの起点はヤットから。こわいこわい。

3点とれなかったのは、ヤットのパスミス多発からかなあと思うので。

 

今週の一言
『久しぶりにガンバが我を忘れる』

藤ヶ谷○ 狩野のFKを念力でポストに当てた。録画放送で胸を撫でおろす私をよそに、ゴールキックへの平然とした動き出しに感心した。唯一の失点は、ピッチに根が生えたように見えました。そうや、3連勝なんや!次も藤ヶ谷。

安田○ 狙いすました(はずの)明神へのアシストは、今までにないメニューでしたね。私の周りではイマイチ評価は低いですが、橋本にポジションを譲らないで欲しいと、ただただ願うばかりです。例のフェイント突破は相手が高校レベルでも成功しないと思います。

中澤○ 最後スクランブル体制で前線に残りましたね。山口が指名されなかったことに感慨深いものがありました。今日は4→3→2バックと特別な日でした。君のサイドを破られた失点は推定無罪です。

山口△ 録画観戦前に『サトシ劣化情報』を入手してました。思わず手を打つような場面を3回拝見しました。そのまま山形遠征に行かないで、一旦家族の顔を見に帰った方がいいと思いました。

下平◎ 素晴らしい!今日ミスの一番少ない選手でした。私の理想とする左サイドバックの道を歩んでいます。西野ガンバ8年目、たった二人目の人材育成された選手です。育成一人目から左サイドバックのポジションを確実に奪った。次こそFKでは、ゴールに背を向けずにヤットと並び立ってください。

明神◎ 私も君が今日のMOM。今、誰をガンバ先発から外せないかと問われれば、『明神とレアンドロ!』と沈む夕陽に叫べます。くどいかもしれませんが、絶対ガンバで引退してくださいね。安田の速いクロスに反応したアラサ・ゴールに正直、驚きました。

橋本△ 一人だけ存在感がありませんでした。今日こそ、はっきり言わせてもらいます。「ガンバのためと思って、倉田と先発を替わってやって下さい。」サブに君が居ることが、どんなにガンバにとって心強いか!西野さんに教えてあげたい。

遠藤△ ホント相手に寄せる守備がヘタですね。前半眠っていたが、後半ポジションを下げて、遠くを見ながら存在感を示した。位置別ヤット効果発揮度と対戦相手の違いを解き明かす相対性理論を早く見つけたいな。

二川◎ 枠にはいかなかったけれど、今日はシュートの意識に目覚めたのが嬉しかった。君のパスミスはもろはの刃ですから、ある意味ガンバにはなくてはならないものです。今日もワクワクする『日本一のボール捌き(ユキさん談)』を随所に魅せた。

ルーカス○ 前半で交替、怪我が心配です。下平からの取って置きのクロスに惜しい!試合前、君の頭ゴールを予測(希望)していただけに、残念です。レアンドロにも絶妙のラストパスを送っていた。

レアンドロ○ 豪快にゴールを決めて、ガンバを燃え上がらせました。ゴールラインからマイナスの折り返しはやっぱり効果がありますね。今日は得意の右アウトのストップフェイントが、相手にことごとく読まれていたが、よく走ってDFからのフィードをしっかりマイボールにしていた。

播戸△ PA内で立ち往生されてました。レアンドロとのコンビが機能していません、と言うかコンビになろうという気がないような。二度クロスに反応したが、出し手との息は、ワンテンポ君が遅れています。怪我のルーカスとの交替は、即・佐々木が模範解答でしたね。サポがニッパツでへたり込むような交替は、とにかく止めてほしいな。

佐々木◎ 堂々と相手DFに立ち向かう君のうしろ姿が、画面でも大きく見えました。まさしくガンバのスピードスターです。今、一対一に勝負を掛けられるガンバ唯一無比の選手と申し上げておきます。

寺田? チン、久しぶりの登場。プレーの記憶はありませが、ニッパツでサポが乗り出すような交替でした。

「成人」の年齢を18歳に引き下げる、ということが論議されているそうです。

新聞記事を読んでいて、毎回年齢に関して書かれている(論議されている)ことについて感じるいらいら、みたいなものを感じました。

そもそも「成人」の責任と自覚とは何を意味しているのか?

18歳と20歳のそのちがいは、いったい何?

18歳ならば十分に自立できる、といっているが、それなら自立の定義は?

そこが見えてきません。

18歳はいろいろです。20歳はもっといろいろです。大人への、そして自立した責任ある社会人への道筋は多様化しています。っていうか、55歳(私だ)でも「自立」した「責任ある大人」の自覚は本当にあるのだろうか?

それはともかく、年齢をあまりに後ろ向きにとらえすぎていないか? とそこが苛立たしい。

それは、「65歳以上の後期高齢者」とか、「40代以上の中高年の自覚」とか、「アラサー女のむなしい抵抗」とか、「20代の若者が元気がない」とか十把一絡げにし、しかも否定的かつ自虐的にとらえる書き方と共通しています。

つまり、年齢がとても否定的にとらえられている。

どの年齢においても、いいことがないみたいです。

せっかく選挙権がもらえるというのに、18歳が「ああ、もう18歳だ。やだー、成人だ。自立しろとかうざい。ああ、年とっちゃったよ」とか平気で言ってしまいそうです。

ええ、ええ、超ポジティブな私はですね、いまの自分の年齢がとても気に入っています。

50代は以前にとらわれていたいろいろなものから自由になれて、なんというか、人生の盛り、というのを実感しています。いま70代の終わりと80代のはじめの両親にも言われます。「50代は背負う責任の重さが楽しめる時期」ってね。

さて、暑さにめげず、今日もがんばろー!

横浜Fマリノス VS ガンバ大阪

    1    VS   2

ガンバは試合に勝ったけれど、1stlegの3失点が響いて敗退。

得点者:明神

     長谷川アーリスルジャール(? すみません、名前が不明の横浜の若手選手)

     レアンドロ

 

朝、ユキさんから「ご一緒しましょう」とお誘いメール。そうだ、ニッパツに行こう! と「観戦バッグ」を引っ張り出しました。中身はVS川崎戦のものがごっそり。「ああ、あの最悪の試合......」とちょっと遠い目。

清水サポの編集者さんに、「英国のダービーマッチ」の初校原稿を渡して横浜へ。

東横線車中では、英国人が書いたサッカーの戦術の歴史をたどった本を読みました。これがとってもおもしろい! 翻訳できるといいな。 

そのなかに(ガンバサポ的に)興味深いくだりが。

「サッカーの戦術は、(最初は)戦力で劣るチームが強いチームと対戦して勝つために編み出された。じっくりねばり強く守りに守り、少ないチャンスにいかにすばやく、効果的なカウンターアタックをしかけられるか、が、攻撃面での要となった。(WM型というのがその一つ)そしてそれが効を奏したので、1960~70年代にはブームになった。

だが、それではおもしろくない。美しくさが感じられない。ゴールが減る。お客も減る。

そこで考えられたのが、いかに美しく、楽しく、攻撃するか、というための戦術だった。(とここで、ハンガリーのコーチがとなえ、トッテナム・ホットスパーが採用した「パス&ゴー」の話と、それを進化させたトータルフットボールが出てくる)

しかし現在にいたるまで、「きっちり守ってカウンターで確実に得点する」と「あくまでも攻撃的に、おもしろく、ときに美しいサッカーをする」を兼ね備えたチームは残念ながら、ない。なぜなら前者と後者はそもそも根本から戦術的に矛盾するからである。前者は強いがおもしろくない。後者は見ていてもやっていても楽しいが前者のチームにはめっぽう弱く、美しさにこだわるあまり勝負へのこだわりが欠けるからだ」

もちろん、ガンバが後者だというわけではありませんが、後者をめざしている、ということはいえるでしょう。まだまだ戦術的に練れているわけではないし、力は足りていない。だから前者的チームに対応されると手も足も出ません。......たまに指の先くらいは出るけれど。

でも、きのうは「しっかり守ってカウンター」というチームに対して、ちょっとだけ突破口が見えたかな、という気がしました。

ACLに続いてナビスコも逃したし、リーグもたぶん無理だろうし、今年はじっくり西野さんが(そしてどうやらヤットやフタたちが)めざしているらしい、見ていて楽しいサッカーをもう一段進化させることに切磋琢磨してくださいな。

昨日のような試合をしてくれたら、大丈夫ゴール裏は盛り上がりますから。

私のMOMは明神さん。ユキさんのMOMは佐々木勇人くん。もう一人一緒に観戦したミミガさんのMOMは二川くんだそうです。

MOMがばらけるほど、みんなよかったかな。一人、11番と、ケガしたルーカスの交替で11番を入れた監督にはバッテン。

大丈夫、ガンバはまだまだしぶとくがんばれますよ。

スタメンを見るとJJのかわりに山崎、という点だけは評価できても、ほかは「またこれか!」とがっかり。けれど、ベンチメンバーを見ると、ちょっと気持ちがなごんだ昨晩のガンバでした。

どうしてもどうしても勝ちたいんや~~という気持ちが「悲愴感」まで漂わせてスタジアム中に広がっていました。重苦しいほどに。なので、佐々木が先制点を入れて、武井を投入して逃げ切りをはかりはじめてから、もう私は顔をおおって、指の間から試合を見つめていました。そう、ホラー映画並み。藤ヶ谷がいきなり入ったスイッチが最後まで切れないでいたおかげで助かったようなものの、いや~ディフェンスこわいよ。相変わらずホラーだよ。

さて、zaburouさんの今週の一言です。めずらしく意見が一致していました。

『2連勝!でも、いつまでビッグ4?』

藤ヶ谷◎ 今日は別人のようでしたね。『やられた!』と思ったシーンに、月光仮面のように君が現れた(やられた!と思うと必ずやられるのが君)。motokoさんと久しぶりに意見の一致した今日のMOMです。前半のカウンター、金崎のシュートを防いだことが、久しぶりにワニナレナニワを万博に呼んだ。

安田△ 試合前に大分サポからDF藤田・坪内(大分左サイド)が攻め所と聞いていました。出来は如何でしたでしょうか?・・・・そう!まったく相手DFを崩せてない。ルーカスが戻って来ても、君の右サイドバック先発を願っています。加地が復帰するまでは。

中澤〇 デジカメはセンチューの山田電機で買ったんですね!それはそれとして、2試合連続完封おめでとうございます。この対戦相手の順位を噛み締めて、次の試合にお臨み下さいね。君は守備から入るんじゃなくて、守備に燃え尽きて下さい。ウェズレーを華麗なヒールパスだけに抑えこんだ!

山口〇 二川→武井の交替で、万博のボールボーイにまで西野メッセージが届いた。おっしゃる通り危ないシーンは、たくさんありましたね。今日はタマタマ守り切れたと思う事が正しいかもね。

下平〇 明らかにヘッディングが上達していた。攻撃では、安田よりはマシな味付けクロスを上げていたが、まったく相手脅威にはなっていません(大分サポにも確認済み)。それと、FKでヤットの横に君の立姿がないのは寂しかったです。

橋本〇 不明なラストパスをたくさん放っていたが、決勝ゴールに繋がるヤットへのスルーパスをついに出した。ここの所のガンバ・コンセプト『カウンターを受けにくい速い攻撃』をボランチの位置から実践していた。安田・下平が若武者?サイドバックの時のダブルボランチは、ヤットでは辛いと考える監督の判断は正しかった。One of the Big4。

明神〇 拮抗した試合で、明神→武井(または倉田)交替の時代は永遠に来ないのだろうか?最後ガス欠になって危ないシーンもあったが、ホントにご苦労さまでした。One of the Big4。

二川〇 3回ボールを奪われて、相手カウンターの起点になっていた。でもね、敵陣コーナーで時間稼ぎを観るよりは、トラップから前を向く君を見ている方が楽しい私です。まだ10番ユニはガンバの証でした。One of the Big4。(ジツカワコメント:復帰後さらに、フタのプレイがさかつく実践版に見えてしかたありません。三次元さかつくをやっている感覚なのかなあ。いや、ほめているんですがね、これでも)

遠藤〇 前半は痛く老けこんでいました。後半の決勝ゴールのアシストとFKは、さすがガンバ・ヤットを印象づけましたね。監督が感心するほどは、私は感心しませんてしたが。長い時間ピッチに居られる立場は有利だなと改めて思いました。One of the Big4。(ジツカワコメント:私はがっかりだったなあ。ひさびさに「空回りヤットは効を奏さない」を実感しました。ヤットはやはり「さりげなく熱い」くらいが一番いい。やたらがんばりすぎると、チームの勢いまで飲みこんでしまいます。ただ、空回りができるようになった、という点については、ちょっと評価しようかな。何が何でもヤットにボールを預ける悪癖が減った、ということで)

山崎〇 前半終了まで、ザキゴールを期待していたサポは数えきれないと思います(18時までに3人確認済み)。いい味を出していたと思いますが、立場の問題ですから次のチャンスで頑張って下さい。練りに練った相手3バックに先発2トップをあっさり捨てた朗に、がっかりしました。

レアンドロ△ とにかくシュートが枠に行きませんでした。相手ファウルを審判に主張する前に、ボールを追いかけて下さいね。君がゴールしなくても勝ったことは、嬉しかったです。(ジツカワコメント:レアンドロは「勘違いブラジル人」にならないかぎりすばらしいです。ただ、しょっちゅう勘違いをやらかす。とくにレアンドロの大活躍でリードしたとたん、さぼりはじめます。ルーカスがいると「シメて」くれるのですがね)

佐々木◎ 見事なゴールでした。ガンバでは、マイナスのボールからのゴールは久しぶりです。途中から入ると、君の効果が際立ちます。今日の家長を見ていて、かつてのドリブルが影を潜めていました。君には今日のスペースに走りこむ姿勢と前に進むドリブルをいつまでも忘れないでほしいな。(ジツカワコメント:なんでヒーローインタビューで疲労困憊、というか、ぼそぼそしているの? ガンバ(というか西野)の鉄則をなぞったのでしょうか? はしゃぐヒーローインタビューは落ち目になる、という)

武井〇 匠に叱られていました(汗)。それ以外に何をしたか記憶にありませんが、逃げ切ったことだけで○です。君が出る時は、ガンバがリードしている場面ですからね。監督が明神→武井の交替カードが切れるまで、もっともっと精進願います。みんなDVDが出るのを期待しています。

以上、今週の一言でした。

以下、ちょっと戯言です。

昨晩、18時KOのFC東京VS広島を前半だけ見ました。このカードは、もしかすると今のJリーグで一番おもしろい試合が見られるのじゃないかとものすごく期待していました。(もう今年のガンバに「おもしろい試合」は期待していない、というのもあるし)

で、結論からいうと、前半を見る限り、つまらなかった。前半からカウンターの応酬で、中盤があいてしまう。パスや仕掛けのおもしろさがない。試合の緩急がつかない。なんというか、大味。とくに期待していた石川と梶山と長友と柏木には、おいおい、と思わずつぶやいてしまうプレイが多かったです。両方とも若いチームだから、試合ごとの出来不出来があるのかなぁ。用事がなかったら、スタジアムに行きたい、と思っていたくらいのカードだったのですが、行かなくて正解だったかも。

両チームとも運動量を要求するサッカーだから、夏場はきついのかもしれません。それを考えると、秋冬制もありなのかなあ、とちらっと頭をかすめました。

 


 

 

「英国のダービーマッチ」 ダグラス・ビーティー著(白水社刊。9月予定)

の初校がようやく終わりました。

ふ~。

自分も相当のサッカーバカだと思っていましたが、いやいや、英国にはとんでもないサッカーバカがゴマンといるのだ、ということがわかってしまいました。首相や大臣も自分が生まれた街のサッカークラブのファンで、ダービーマッチには何をさておいてもいく、というところ。(マンガを読む首相とはちとちがう)

友人も、家族も、学校も、もちろん職場もサッカークラブに結びついている。

そういう話です。

ところが、実は主題はサッカーではない、ということに読み終わって気づきます。

主題は、「土地の記憶」。

私たちが生まれて、育って、暮らしている土地には、長い長い歴史によって育まれてきた記憶があります。その記憶がよみがえって、いきいきとした姿となって立ち現れるのが、英国ではダービーマッチだ、というのです。サッカーと結びつくことによって、そしてライバルクラブとの差異化をはかろうとすることによって、人々のなかに「土地の記憶」がより鮮明に刻みつけられていく。

私にとっての「土地の記憶」とはなんだろうか、と訳しながら考えました。

週末に韓国にいってきて、えらく疲れました。

暑かったです。毎回、韓国に行くたびにおなかをこわします。韓国料理が合わないのかなあ。

初校も終わったし、ちょっと一息......なのですが、ここで気を抜くとずるずるいきそうなので、休まないように、と思っています。

 

↑このページのトップヘ