という記事が今日Number Webというところに掲載されているのを知って読んできた。
タイトルはもちろん、内容にも猛烈に腹が立ったので、冷静になろうと5回くらい深呼吸した(大げさ)
この記事を書いた木崎さんというライターが、何を言いたかったのか、その真意はわからない。真意どころか、いいたいことがよくわからない。
ヨーロッパにならって、成績が悪ければ監督をさっさと替えましょうよ、クビとかいって恐ろしいイメージをもたせるから、監督を替えられなくなる、「転勤」(byよりにもよってセリジオ越後氏の弁)だと考えれば、監督を替えるのなんかたいしたことではない。成績が悪いのに、ずるずる引っ張り続けるのはJリーグの甘さであり、クラブはいつまでたってもビッグにならないし、監督の力もあがらない......という内容......らしい。(「らしい」というのは、論理矛盾があちこちにあるから、私の読み間違いかもしれない)
で、この人は本当にガンバの試合を見ているのだろうか? 西野さんの「笑顔」の裏にある苦渋がちゃんと読めているのだろうか? なぜガンバが低迷しているのか、その本当のところがわかっているのか? 何よりも、なぜいまガンバサポから大声で「西野、解任!」という声があがらないのか、わかっているのだろうか?
私はこのライターさんとは正反対の意見だ。
いまやめたら、西野さんはビッグな監督になれない。
いま西野さんをやめさせたら、ガンバはこのままはてしなく落ちていくだけだ。
西野さんも、ガンバも、いまここで踏ん張らなくてはならない。
今年はもうタイトルなんていい。
それより何より、西野さんがこだわるガンバのスタイルで勝ってほしい。まず一勝。
リーグ優勝、ナビスコ優勝、パンパシフィック優勝、ACL優勝、天皇杯優勝......それぞれ一回ずつだけれど、「Jリーグのお荷物。消えてなくなれ」とチェアマンから罵倒された弱小クラブが、この5年間でそれだけのタイトルをとるまでになったのだ。
今年の低迷の原因ははっきりしている。
主力の勤続疲労だ。勤続疲労を起こさせるまで働かせたのは、いくつものもタイトルを「とらなくてはならない」という使命を背負ってしまったからだ。そんなの、いまのガンバにはとても無理だ。
いまガンバは過渡期にあるのだ、と私は思っている。
next generation、next new styleに橋渡しするにあたって、シーズン途中の監督の交替が最善策だとはまったく思えない。
がんばれ、ガンバ! がんばれ、西野さん。
少なくとも3人の熱心なサポは応援しています!
(言い足し。この記事を見つけたのは、ガンバサポの方のブログからでした。
実を言うと、私はこの2年、ガンバ関連の優勝記念号以外サッカーの雑誌も専門紙もほとんど見ていません。最近はネットさえも見なくなりました。
理由ははっきりしていて、読むと腹が立つからです。記事を書いた人が本当に現場にいたのか? 本当に試合の内容をわかっているのか? そして何より、本当にサッカーを愛しているのか? と疑問になることが多すぎてしまうから。
そんなもの、期待するほうがおかしい、という人がいっぱいいるでしょうが、期待しちゃいけないのでしょうか? というか、サポーターにそういう期待を抱かせるためにあるメディアではないのでしょうか?
とかなんとか文句をいっていると、それなら読まなきゃいい、といわれるので、買わない、読まないに徹することにしました。
サポーターのブログのほうに「ああ、そうだよねえ」「そうだったのか!」というトピックスがあるので、そっちを選んで読んでいます。つくづくマスメディアってなんだろうね、と思う今日この頃)