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2009年07月

ガンバ大阪はなぜ西野監督を解任できないのか?

という記事が今日Number Webというところに掲載されているのを知って読んできた。

タイトルはもちろん、内容にも猛烈に腹が立ったので、冷静になろうと5回くらい深呼吸した(大げさ)

この記事を書いた木崎さんというライターが、何を言いたかったのか、その真意はわからない。真意どころか、いいたいことがよくわからない。

ヨーロッパにならって、成績が悪ければ監督をさっさと替えましょうよ、クビとかいって恐ろしいイメージをもたせるから、監督を替えられなくなる、「転勤」(byよりにもよってセリジオ越後氏の弁)だと考えれば、監督を替えるのなんかたいしたことではない。成績が悪いのに、ずるずる引っ張り続けるのはJリーグの甘さであり、クラブはいつまでたってもビッグにならないし、監督の力もあがらない......という内容......らしい。(「らしい」というのは、論理矛盾があちこちにあるから、私の読み間違いかもしれない)

で、この人は本当にガンバの試合を見ているのだろうか? 西野さんの「笑顔」の裏にある苦渋がちゃんと読めているのだろうか? なぜガンバが低迷しているのか、その本当のところがわかっているのか? 何よりも、なぜいまガンバサポから大声で「西野、解任!」という声があがらないのか、わかっているのだろうか?

私はこのライターさんとは正反対の意見だ。

いまやめたら、西野さんはビッグな監督になれない。

いま西野さんをやめさせたら、ガンバはこのままはてしなく落ちていくだけだ。

西野さんも、ガンバも、いまここで踏ん張らなくてはならない。

今年はもうタイトルなんていい。

それより何より、西野さんがこだわるガンバのスタイルで勝ってほしい。まず一勝。

リーグ優勝、ナビスコ優勝、パンパシフィック優勝、ACL優勝、天皇杯優勝......それぞれ一回ずつだけれど、「Jリーグのお荷物。消えてなくなれ」とチェアマンから罵倒された弱小クラブが、この5年間でそれだけのタイトルをとるまでになったのだ。

今年の低迷の原因ははっきりしている。

主力の勤続疲労だ。勤続疲労を起こさせるまで働かせたのは、いくつものもタイトルを「とらなくてはならない」という使命を背負ってしまったからだ。そんなの、いまのガンバにはとても無理だ。

いまガンバは過渡期にあるのだ、と私は思っている。

next generation、next new styleに橋渡しするにあたって、シーズン途中の監督の交替が最善策だとはまったく思えない。

がんばれ、ガンバ! がんばれ、西野さん。

少なくとも3人の熱心なサポは応援しています!

 

(言い足し。この記事を見つけたのは、ガンバサポの方のブログからでした。

実を言うと、私はこの2年、ガンバ関連の優勝記念号以外サッカーの雑誌も専門紙もほとんど見ていません。最近はネットさえも見なくなりました。

理由ははっきりしていて、読むと腹が立つからです。記事を書いた人が本当に現場にいたのか? 本当に試合の内容をわかっているのか? そして何より、本当にサッカーを愛しているのか? と疑問になることが多すぎてしまうから。

そんなもの、期待するほうがおかしい、という人がいっぱいいるでしょうが、期待しちゃいけないのでしょうか? というか、サポーターにそういう期待を抱かせるためにあるメディアではないのでしょうか?

とかなんとか文句をいっていると、それなら読まなきゃいい、といわれるので、買わない、読まないに徹することにしました。

サポーターのブログのほうに「ああ、そうだよねえ」「そうだったのか!」というトピックスがあるので、そっちを選んで読んでいます。つくづくマスメディアってなんだろうね、と思う今日この頃)

昨年、次女が成人式に着物を着ると言い出し、ついでに(?)私も友人の結婚式に母の着物を着てみたり、といったことがきっかけで、持ち腐れになっている着物になんとか日の目を見させようと着付けを習うことにしました。

私が所有している着物は100%母か祖母のものです。大正時代(もしかして明治終わり?)から昭和初期にかけてのものなので、たぶん柄や色は古いんだと思います。でも、着付けの先生に「そういう古いものが、いま新しいのよ」と励まされ、少しずつ虫干ししたり、洗い張りに出したり、仕立て直ししたりしています。

私はあまりにも着物の知識がないので、それをもう少し身につけたい、というのも着付けを習い始めた理由の一つです。何せ、小紋や訪問着くらいはわかっても、付下げ? それ、どれ? 色無地って、いつ着るもの? という状態。ましてやどの着物にどの帯を合わせたらいいかなんて、まーったくわかりません。日本人として恥ずかしい。

娘たちに着物を残していくためにも、少しは着物が着られるようになっていなくては。

 

『ガンバ・パスサッカーのなれの果て?』

松代× 90分間はMOMやったのに、出てしまいました(涙)。およそ4年に1回飛び出す「マツヨ台無しスペシャル」。さすがの私も庇いきれません。次は藤ヶ谷で。
(松代が泣きじゃくっていた、というKENTさんのブログを読んで、私まで泣きそうでした。許してやってください。松代で救われた試合がいったい何試合ありましたか?)


加地△ 一度や二度、名古屋サポを凍りつかせるようなクロスあげた。しかし守備では、今日は珍しく君の右サイドに危うさがありましたね。

(またまたケガだとか。肋骨を折ってしまったみたいですよ。またハッシー右サイドなのか? 菅沼かパクドンではダメなんdねしょうか?)

中澤△ 同点なのに張りきり過ぎましたね。前を信じてしっかり、いつも通り謙虚に守りましょう。でも起死回生のクリアーを二度見せてくれた。

山口△ 今日はあまり元気がなかった。選手ミーティングでハッパをかけて、力を使い過ぎたのかもしれませんね。高木と替わって、休養でもよし。

下平〇 最後のバックパスが悔やまれます。君はまだ3年目だし、マツヨスペシャルを知らないのも無理ありません。玉田を完封したと申しあげておきます。無惨な逆転負けで腹は立ったが、匠は守備で確実に成長していると感じた。

明神〇 怪我が心配です。それにしてもあちこちで大活躍されてました。ほんとハイボールと球際へ勇気は恐れ入りました。ダヴィのPKの時、オフサイドを取り損ねた。誰?後ろにいたの?

遠藤△ 一見やる気は伺えましたが、効果がイマイチでしたね。やはり淡々とプレーするヤットの方がいいのかもしれない。この所毎度お見かけする橋本と君のポジションを前後するだけの作戦(重箱の隅をほじる)は、ガンバの未来に何の希望も湧きません。

橋本× 頑張ってるのに失礼ですが、ガンバの進歩を阻害しているのは西野―橋本の過剰に強い赤い糸だと改めて思いました。萎えました、あんな締まりのないミドルシュートなら私でも打てる、きっと。

二川◎ 松代が自爆したために、文句なしに今日のMOMです。レアンドロへのアシスト以外にも、ファンタジーなパスとエレガントなボール捌きを見せてくれた。待ちに待った宇佐美と君との交替だったので、西野監督を許せました。やっぱり君は美味い!

佐々木△ FC東京の石川のようになろう(こう言うと必ず怒る人がいます、『ガンバはガンバよ』って)。クロスだけに命をかけるのはやめよう、今日のようなワントップの時は特に。

レアンドロ〇 君の魔法のようなボール扱いに周りの名古屋サポも感心していました。ダヴィを見馴れているせいもあると思いますが(笑)。早い時間帯のゴールは、ガンバには良くないのかもしれませんね。

ルーカス△ 申し訳ないですが、全然記憶がありません。だから△にしました。

播戸△ 前にいる11番ユニ着た女性が『キャァー!バンちゃん、交替で出るよ、キャァー!』と言った瞬間、ガンバサポの私が異様な精神状態になってしまいました(汗)。そもそもゴールして黙らせるという発想が嫌いなんです。レアンドロへのラストパス程度で満足しないようにして下さ~い。

宇佐美〇 待ち焦がれました。目の前ににいる君がベンチに呼ばれた時、とてつもなく嬉しかった。2列目でシュートを狙う価値をパスフェチ先輩方にいきなり披露した。今日君を見れなかったら、朗を切るつもりでした。


 

2009名古屋戦.jpg
zaburouさん、ありがとうございました。

今年は宇佐美、大塚、菅沼、そして倉田、武井がいっぱい見られる年、と無理やり気持ちを前向きに切り替えます。

名古屋グランパス 2-1 ガンバ大阪

得点者:レアンドロ

     ダヴィ(PK)

     巻

 

実は試合を見ていません。クロアチア料理を食べにいっていました。2002年W杯のときにクロアチアのチームがやってきて食事したみたいで、記念品が飾ってありました。

それはともかく、なんだかどん底にまで突き落とされたかな、というような試合だったみたいですが、その予兆はすでに新潟戦のときからはっきりあったし、先日の川崎戦もかなりひどかったので、いまさら驚きません。落ち込むと思うので、たぶん試合は見ないまま消去します。

試合後に選手に罵声を浴びせる人の気持ちはわからないでもないけれど、あまり意味ないなあ。忘れてはいけないのは、去年、2月からすでに始動して61試合も戦ったこと。1月1日までぼろぼろになりながら戦って、それで平均年齢が28・5歳で、そりゃ無理ってもんです。どれだけ補強しようが、厳しいのは目に見えています。気持ち、だけではカバーしきれないでしょう。

このぼろぼろの状態になんとか光明を見出すためには、もう若手に切り替えるしかないでしょう。というか、若手が出ることによって、たとえ勝ち星が拾えなくても何かあとに残るものがあるはずです。加地さんと明神さんがまたケガだとか。それなら安田と武井を使ってほしい。JJとルーカスがケガ? それなら倉田と寺田と山崎はどうなんですか? 宇佐美や菅沼はスタメンに入りませんか? 何も若手ばかりのチームを組め、というのではないのです。遠藤、二川、山口、橋本と若手が一緒にプレイすることで、ガンバの血はもっと気持ちよく流れるのではないでしょうか?

 

......なーんてことを一サポの私などが浅知恵であれこれいうことじゃないですね。

タイトルをとるガンバも誇らしいけれど、それ以上に、2004年みたいに未来を感じさせるガンバがまた見たいです。きっと見られますよね。西野さん、いままたステップアップするための正念場ですよ! この修羅場をくぐりぬけるには時間がかかるだろうけれど、ここでつぎのガンバ(の基礎)をつくる(という意識を高める)ことで、監督ばかりでなく。クラブもチームも選手も、そしてサポもワンステップあがれるはず。

と、なんのかんのいってますが、またまた言ってしまうと、秋あたりから「新生ガンバ」が走りだすんじゃないか、と見ています。あ、はい、そこの人「超楽観人間」と笑っていてください。これから、これからですよ。ガンバは。

marikoさんが東直己をたくさん貸してくださり、娘とともに奪い合いで読んですっかりハマっています。最初に自分で買って読んだのが「駆けてきた少女」だったこともあり、私は「ススキノ便利屋探偵シリーズ」がお気に入り。娘は「畝原シリーズ」が気に入っているみたいです。

きのう、めずらしく早く帰ってきた娘と夕飯を食べながら、東直己のどこがおもしろいのか、という話になりました。

娘「東直己さんって、写真見てもわかるけれど、ススキノ便利屋探偵とか畝原さんそのものじゃない。全身で<俺>やってるよね」

私「そうそう。こんな生き方がしたい、と男があこがれてしまう<俺>」

娘「いかにもダメ男なのに、男に惚れられる<俺>」

私「中学教師と結婚しちゃったりする<俺>。説教されたいんだろうなあ。でもって、ちょっとウンチク傾けたりして、教養あるところも教師に尊敬されちゃう<俺>」

娘「しかも知り合ったきっかけが、ススキノでからまれていたところを助けたっていうのがなんとも。これこそ<俺>のあこがれの出会い」

私「飲んだくれで、無職で、メタボ気味で、バクチ打ちで、教師に説教されなくてはならないような<俺>にも惚れてくれる女がいる喜び」

娘「しかもその<俺>を、自分からホテルに誘う教師。妄想が全部現実になっていく、それを書いてしまう東さん」

私「夢に見るハードボイルドの世界の<俺>が主人公って強いよねえ。で、これって読者が実は女性だったりしてね」

娘「そりゃそうでしょー。そういう妄想ハードボイルドワンダーランドに遊ぶ<俺>がかわいいんだよ」

というわけで、疲れたときには東直己です。

(あ、疲れたうえに、明日は何もすることがなくて寝坊できる、という夜でないと読んじゃだめです>olivaさん。確実に読み終わるまで眠れないから。私はすでに3回、夜がしらじらとあけてくる、というのを東直己で経験しています)

 

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