Glamorous Life

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2009年08月

小選挙区・比例代表というのは、ほんと雪崩打って大勢を決してしまうのだな、と前回に引き続きあらためて思った総選挙でした。

選挙や政治について何か感想を述べるほどの知識も肝っ玉もないのですが、ひとつだけ。

政権は交代し、閉塞感を打ち破って「何かが変わる」という期待感は高まっているのだと思います。

でも、今回ばかりは政治にかかわる人たちだけでなく、「変わる」期待をした人たちがみんなで「変えたい」と意思表示して動かないかぎり、変わらない。

変わることと、変えることの間には、よほどの決意がなければ飛び越えられないくらいの断崖がありそうです。

さてさて、私自身はいったい何を「変えたい」と思っているのか。

朝、出かける準備をしているときから汗だくで、愛野駅に到着したときには玉のような汗が噴き出ていて「スタジアム、まだぁ。遠いよ、エコパ」の文句たらたら。

でも、帰りは足取りが軽やか♪♪♪

きのうはロスタイムの失点さえなければ、ガンバ今季のベストゲームでした。

その理由。

1)移籍でゴタゴタしたことで、かえって結束が固まったのか、ちゃんとしたチームプレーができていた。(解説の山野さんがなんといおうと、ガンバはミスが少なかったですよ)

私は「〇〇頼み」のサッカーが好きではないので、たとえ勝っても、これまで心のどこかで「レアンドロ頼みは好かん」なんて思っていたのですが、昨日はパスを回せるときは回し、チャンスと見たらルーカスやジェジンにくさびを入れるというのが、全員のコンセンサスでできていたように見えました。西野さんは「前半は動きが重かった」とコメントしていましたが、あれはね、賢い選手たちが(少なくともだれかよりははるかに考えている選手たちが)省エネ戦術を自ら実行していたんですよ。名古屋戦の反省から。前半、タッチライン際でジュビロの選手と「どちらが線にぴったり長いこと貼りついていられるか」の競争に励んでいたヤットが、後半に入ってトップ下に入ったとたん、重しがとれたみたいにいきなり走りだしたところにも、「もう名古屋戦(そしてACL川崎戦)のテツは踏むまい」の心意気を見ました。

2)山口、ジェジン、そして山崎という久しぶりのGOALが3つも見られたこと。あのね、これはね、すごいことなんですよ>西野さん。「誰がゴールしようと関係ない」なんてよく言うなあ。この3人が得点できたことが、どれほどすばらしいことなのか! ガンバがもう一度、苦しいところから這い上がれるきっかけのGOALは、いつだってキャプテンから生まれてきたんです! 去年、10戦勝ちなしで苦しんだあと、アウェイVSアルカラマ戦で山口と山崎のGOALで勝ったあの喜びを忘れたのですか?(私は泣きましたからね、あの試合終了の笛が鳴ったとき) チームがこわれてしまいそうな(もしかしたらこわれていたかもしれない)とき、キャプテンと山崎に何回いったい救われたのですか? そしてチョ・ジェジンのあの喜びよう。ゴール裏に走ってきてくれたとき、もうジェジン、結婚してぇ! と叫びそうでしたよ(→ま、むこうが願い下げだし、自分でも引きそうなので踏みとどまりましたが)

3)ジツカワのひそかな「敗戦ジンクス」が、きのうは全部裏切られました。もう迷信を祓えるぞ!

①湿度65%以上だと、

②NHKで放送されると、

③ハーフタイムに花火があがると、

ガンバは負ける、というジンクスがね。

お待たせしました。それではzaburouさんの今週の一言です。

今週の一言:『そやねん!みんなでゴール!』


松代○ ゴール前にフンワリ上がったボールで、君がバックステップを踏むたびに胸がキュンとしました。短く散髪した君の頭に、今日の心意気を感じた。名古屋戦以外は先発しても大丈夫なことを蒸し暑いエコパで確認しました。次は角刈り?で先発!

加地◎ 君の元気な姿が見れて嬉しかった。前半の磐田の攻撃が君のサイドに集中したのに首をかしげながらも、しっかり守りきりましたね(普通のチームは下平を狙うのに)。後半チョジェジンに出した今まで見たこともない鋭いゴロ・クロスに、ガンバゴール裏がまとめて大きくのけぞりました。得点にはなりませんでしたが、明るい希望を抱かせてくれました。レアンドロがいなくても加地がいれば、ガンバは戦える事を勘違いフロントと監督に示した。

中澤○ 前線へのフィードは山口よりセンスを持っています。遠くでよく見えませんでしたが、炎のヘディングクリアーを見せたのは、君だと信じています。必要以上にボランチに負担を掛けないボール繋ぎコンセプトをしっかり実践した。

山口◎ そろそろ来ると予測していましたが、ついに来たぁ!と言う割りに、現場ではゴールした瞬間『やっぱり、チョが来たぁ!』と信じて疑わず(motokoさんも)ハイタッチしていました。Japanに漏れたことは残念な事ですが、阿部>智の岡田監督ではゆっくり日本で休養するのが賢いと思います。このところ恐怖の2-0リードの状態にもかかわらず、味方CKで前線に上がっていった君達CBに敬意を表したい。2点目ルーカスへの頭フィードは見事でしたね。

下平◎ 名古屋から愛野まで、新快速と各停を乗り継いで節約した甲斐がありました。道中、君のサイドでJapan駒野が暴れ回る夢を見たのが、返って良かったと思います。君のスライディング・タックルに心の底から湧き出るように拍手する時が来るなんて!とても感慨深い愛野の夜でした。そうそう、攻撃でもキラリと光るクロスをちりばめていた。レフティの真価を攻守に発揮していた。

橋本○ 名古屋戦のガス欠逆転負けを鑑み、中盤追い回しを控えたロスナイ作戦が効を奏しました。一見、ヤット・駒野Japan組のヨーロッパ遠征前の手抜き計画かと錯覚しそうでした。絶好のシュートチャンスを2本外しましたが、あまりがっかりしないでくださいね。我々には折り込み済みです。山崎への実質的なアシストを決めていた。

明神◎ ロスナイ作戦でも、一人運動量は落ちませんでした。磐田がサイドをボールが割るミスを繰り返した原因は、君が中央にいるからですよ、きっと。イナをJapanに選ぶなら、明神さんじゃないかな?

遠藤○ 後半フタが交替するまで、ピッチの短い芝にひっそりと隠れていた。でも山口への先取ゴールのCKアシストを決めるところが、ヤット自然体の所以ですね。山崎ワントップのトップ下に入ってからは、生き生きとしていました。やっぱり遠藤はサイドラインを背にするプレーヤーじゃないですね。

二川◎ まるでマラソンの先頭ペースメーカーのように、最初から一人飛ばしに飛ばした。いや、ボールがみんなフタに集まって来て、飛ばさざるをえなかったのかも。チョとのコンビは、まだまだ始まったばかりですし、期待してやみません。

ルーカス◎ 全員一致の今日のMOMです。素晴らしい!レアンドロとの知性と教養の差が、私の中で浮き彫りになった。チョに出した2点目のアシストは、世界を救うような心を持ったパスでした。チョジェジンより先に、思わず深く手を合わせました。目の付け所が違う前線での追い込みは、今日のガンバの無くてはならない活力となった。比例代表にルーカス党があったら、明日投票します。

チョジェジン◎ 担架で退場、怪我がとても心配です(交替後ベンチに座っていたので大丈夫かも)。今日ほど君のゴールを望んだ試合はありませんでした。そして待望のゴールが生まれました!ゴール裏で牧師ルーカスと抱き合うシーンに、私もできれば乱入したかったです。ルーカスと加地からの二度の速~いクロス(珍しい)を合わせられなかったのが、惜しまれます。次こそ、君にしか奪えないゴールを見せて下さいね。惜しい2本の頭シュートもありました。

武井△ 君の交替出場は単なる監督の惚けたメッセージだけらしい。武井がサイドに固定してプレーしている事が分からない。あれなら引退した入江でもいいのかもしれない。

山崎◎ 今期2ゴール目です。全部ナマで見ました♪君のゴールは、何故かいつもすがすがしい。あのパスをシュートに結ぶ動きは、私のイメージ通りでした。サヨナラ!レアンドロのトドメの一発をありがとう。この調子で頑張って下さい。来年、ペドロはもうガンバには居ないはずです。

安田理? 下平との交替は怪我が理由なんでしょうか?現地ではよく分かりませんでした。ルーカスかヤットとのミチ交替を思いつく監督になってほしいと思いました。零封していたDF選手の集中力を削いだ采配でした(山野氏の惚けた解説はさておいて)。

さっき、やっと1冊入稿! 原稿を添付して「送信」を押した瞬間、送信先の編集者から電話がかかってきました。

編「もしもし、〇〇です~」

実「あれ~、〇〇さん、いま送ったんですけれど、原稿」

編「ええ~!!......あ、今来た! わー、私ってなに? すごい勘じゃないですかっ!」

実「これぞテレパシー」

私はあんまり勘が働くほうではないのですが、こういうことが実は今日もいれて3回もあった1週間でした。

渋谷で電車に乗るとき、「あ、きっとこの電車に娘が乗っている」という勘が! 探したら、ほんとにいました!

ちょっと胸騒ぎがして、半年ぶりくらいに友人にメールを送ったら、10分もしないうちに電話がかかってきて「頼みたいことがある」と仕事を引き受けることに。で、彼女は私のメールをまったく見ていなかったのでした。

正夢といい、あたりますね。テレパシーってやつですか? それとも何かが私に下りてきている?

話変わって。

今日、つぎに出る本「英国のダービーマッチ」の表紙の画像と、帯が送られてきて、ごきげんになりました。

デザインも気に入ったし、お願いしていた倉敷保雄氏(サッカーファンなら知っている実況アナウンサーさんです)の推薦文がとってもいい!

9月下旬刊行予定。どうぞよろしく!

ついに今年はほとんどクーラーをつけないうちに夏が終わってしまった。

暑いのが大嫌いなくせに、これほどまでに涼しいと残念だったりする。

今日は8時間座りっぱなしで仕事をした。(......あと80ページだ)

娘がお休みで、ひそかに「夕飯をつくってくれてるんじゃないかなー」と期待して、「ごはんできたよ」と呼びに来るのを待っているのだけれど......。

 

翌日の追記。

夕飯は、とんかつのキャベツ添えと枝豆でした。

昨晩、レアンドロのカタールへの移籍が発表されたと思ったら、今朝、新潟にいまいるペドロ・ジュニオールのガンバへの完全移籍が発表された。

なんかね、もうがっかりだ。

戦力がどうのこうの、という問題じゃない。

私がガンバを好きになった一つの理由が「ユース出身者が活躍する」ということだった。ツネさんがいて、イナがいて、新井場がいて、フタがいて、ハッシーがいて、大黒がいた。ユース選手の活躍はガンバのアイデンティティ(の一つ)だったし、それがクラブのカラーだったのではないのか?

今でもガンバのサッカーが一番おもしろかったのは、優勝した2005年ではなく、イナや新井場はいなくなってしまったけれど、ガンバユースの特徴だったパスサッカーを全員でやっていた2004年だった、と私は思っている。勝ったり負けたりだったけれど、あのときはほんと、毎試合「将来の希望」を感じてワクワクしていた。

でも、その後リーグ優勝、ナビスコ優勝、ACL優勝、天皇杯優勝ときて、クラブがしだいに優勝しなくちゃ意味がない、となってしまい、補強補強を繰り返してユースの出番がなくなってしまったころから、ガンバのアイデンティティは薄れてしまった気がする。

しかもその補強は、ほかのクラブからの強奪だ。

自分のところが中東に強奪されるのだから、自分とこも強奪って......。

他クラブから愛されないクラブは、自分のところのサポーターからも愛されなくなるのではないか。

私が誇りにしていて、愛していたガンバはいったいどこに行ってしまうのだろう?

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