Glamorous Life

グラマラスライフ 実川元子オフィシャルサイト おもしろい本、どきどきする試合や映画、わくわくする服に出会えたら最高に幸せ

2009年08月

寝床に入ってから、どうしても活字を読まないと眠れません。

元気があるときは、書評用や資料用の頭を使う本や、「明日は早く起きなくてOK」というときにはエンタメ系のぶあつい本を抱えていそいそベッドに入ります。

でも、疲れ果てたり、心配ごとやいやなことがあって落ち込んだときには「逃避の読書」が必要になります。

頭を使わなくていい。ただ、文字を追っているだけで許される。

登場人物に気を使わなくていい。(読者が気を使ってあげなくてはならない登場人物っていうのがよくいますよね。な~に考えてんだ、こいつ!とか)

後味が悪くない。(→意外にこれがむずかしい)

いつでもページを閉じられるキリのよさがある(日本語としておかしいけれど、つまり、つづきが気になって仕方ない、という盛り上げをしていない)

そんな本。

あらたに手に取る本もあるけれど、ほとんどが何回か読んだ本になります。

私の「逃避の読書」担当だった作家は――

藤沢周平、隆慶一郎、宇江佐真理、司馬遼太郎、山本周五郎という歴史エンタテインメント作家の系列。

モンゴメリ(なんといっても「丘の家のジェーン」と「可愛いエミリー」です)、オルコット(「若草物語」の続編。ジョーのお話が好き)、ウェブスター(「あしながおじさん」ですね)というモノカキになりたい少女小説系列。まあね、私の原点だから。

それと、古いハードボイルド系列というのもあって、ロス・マクドナルド、サラ・パレッキー、ドン・ウィズロウなんかは、結末も展開もわかりきっているのに、繰り返し読んでしまってあきない。

ただ......「逃避の読書」をしていると、どんどんめいってくることもあるので、そういうときはベッドの横にうず高く積まれた「逃避の読書」作家たちの本をまとめて段ボールに詰めて、しばらく目の届かない所に「隠遁」してもらうこともあります。

ただいま、歴史作家たちが隠遁中で、ハードボイルド系列がのしてきています。

ハードボイルドとはいえないかもしれないけれど「三銃士」をまた読んでしまってます。

ああ、「三銃士」と「モンテ・クリスト伯」というデュマ親子作品は、もうちょっとモダンな訳で読みたいなあ。すごいおもしろいのに、なんか侍がしゃべりそうなセリフだ。

 

ガンバ 2 VS 3 グランパス

得点者:遠藤 ルーカス 巻 PK マギヌン

 

 終了間際の逆転であまりにへこんだので(今季はへこむことが多すぎる)、現地観戦のざぶろうさんに「ガンバ、もう終わってます?」とメールしたら、私よりもっとへこんでいるはずのざぶろうさんから「まだ終わっていません。まだ始まってもいません」と返信が来て、ちょっと救われました。

 いろいろ書いて自分をなぐさめることはできるけれど、それもアホらしいのでやめておきます。

 ただ、きのう、マギヌンのFKが松代ののばした手の上を越えていったとき、いや、その前にヤットのアフターでPKとられたとき、いや、その前にレアンドロが安易にボールロストをすること8回目を数えたとき、私ははっきりさとりました。

「西野さん、終わったな」

 これまで何回か誰かに(山崎に、バレーに、播戸に、ルーカスに)救われてきましたが、きのうで終わった。もっと前から終わっていたのだけれど、たぶん私はそれに自分を納得させられていなかったのだと思います。

 西野さんには感謝している。ぐでぐでだったガンバを、まがりなりにもすべてのタイトルを獲得するまで成長させてくれたのだから。

 ただ、9年目となるとさすがにもう限界かな。......そう言いながら、来年もしぶと~く座り続けそうないやな予感がしているのですが。とほほ。

 さて、恒例の「今週の一言」です。

 あんな試合を現地観戦したあと、書けるなんてすごい精神力です。(ほめている。ものすごく)

今週の一言:『半人前やん!ガンバ大阪』

松代△ いやぁ~、バンザイ・サヨナラゴールにジンクスが崩れました。松代スペシャル、4年に1回だと信じていましたが、1ヶ月半に2回なんて(涙)。次は初木村で。

加地○ 君がピッチからいなくなった瞬間、この結末を予感したサポーターは一人や二人ではなかった。怪我が心配です。

中澤△ 今日はあまり印象がありません。加地の代わりに君が右SBに入ったことは、とやかく言うのは止めます。でも2-0だった前半から『ひえ~、助かった』を我々は連発していたわけです。

山口△ 納得のいかない失点だったと思います。でも好調を維持しているとお見受けしましたが、3失点ではキャプテンの△はやむ無し。

下平○ もう安田にレギュラーを奪われることはないですね。ヘディングの練習の成果は、目をみはるものがありました。ガス欠だけは、練習ではどうにもならない事を監督に教えてあげなさい。

明神◎ 明神さんや!また明神さんや!うわぁ今度も明神さんや!ボールを奪うたびに、隣りの同志と顔を見合わせていました。でも逆転負けしました。この現実を真摯に受けとめなさい。君じゃなくて、もちろん監督がですよ。武井は逃げ切りにしか使わないという西野マニフェストに欠陥あり。

橋本○ 後半失速するのがガンバ仕様ですが、依然君は好調ですね。セカンドボールが取れなくなったら、そこを補填するのが采配というものですよね。金沢で、最後は1964年東京オリンピックの男子マラソンを思い出しました。『ヒートリーが来る!ヒートリーが来る!』円谷が国立競技場で抜かれて、銅メダル。(ざぶろうさん、古すぎますw)

遠藤△ 素晴らしい左足ミドルでしたね。楢崎が一歩も動けませんでした。でも今日も敵に疲労回復リポビタンD・PKを与えてしまった。西野マニフェスト、何が何でも遠藤フル出場にも誤りあり。君の守備はやっぱり『不自然』。

二川? 敢えて今日の評価はしないでおきます。10番ユニ着て、革靴履いて、金沢でえらく凹みました。

ルーカス◎ 今日のMOMです。2試合連続ゴールはともかく、味方ゴールを襲うハイボールを何度も何度もたくましく跳ね返してくれていた。その選手を交替させる神経に、兼六園を焦がすような憤りを覚えた。

レアンドロ× プレーするたびに悪性蛋白(淡白)が身体に溜まっていきました。君のスタジアム建設寄付が待ち遠しいな。次の磐田戦は出場停止ですね。レアンドロに今日、区切りをつけました。万博の川崎戦で、ひげ剃りギネスに参加してから、サヨナラ。

佐々木△ 何故か今日は、君に期待感が湧きませんでした。三都主よりはよかったかもしれませんね。


チョジェジン△ ダメダメ!あんな蝋燭を灯すようなポストプレーをしてちゃ。それとも、あれが監督から与えられた役目なの?

高木△ 取りあえず、悪い時に使われる選手だと庇っておきます。
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以上、ざぶろうさんありがとうございました。

今週一週間は、サッカー関係の情報をいっさいシャットアウトでいきます。

さあ、仕事ガンバロー!(自棄)

契約が契約としてまともに成立するのは、もしかしたら世界のほんのせまーい範囲の話なのでしょうか?

どれだけ「シーズン中の移籍はできない」と契約条項に入れて縛っておいても、いくらでも抜け道があるのでしょうか?

西野さんが「(契約に)スキがあるのかもしれない」と言ったとか。

監督としてはたまらんでしょうね。この選手を柱にしてチームを組んでいるのに、いきなり柱を奪っていく中東様。ブラジル人強力FWを中心にしたチーム編成なんて、やっちゃいかん、ということでしょうか。断固断るべきだし、レアンドロを説得すべきだけれど、西野さんには去年の悲しい経験を生かして「ゼロトップスクランブル」を組むようお願いしたいところです。

(中盤6人、FWゼロ。中盤のどこからでも点をとります、という変則的超攻撃。中心は宇佐美で!)

前に、ビジネスマンから聞いたことがあります。

「(商売をする上で)中国人にとって、日本人なんて赤子の手をひねるようなものだ。ところが、インド人にとっては中国人なんてころころころがせるほど甘い。いやいや、アラブの人にとって、インド人ほどだましやすい人間はいない」

つまり、甘さ、お人好し度は日本人>中国人>インド人>アラブの人。

ビジネスから、アラブ人のしたたかさは、日本人の何十倍かなんでしょうね。

去年、中東に嬉々として高額で買われていったバレーが、少なくともACLでは1点もとっていなくて、チームもダントツ最下位(たぶん一勝もできなかった)だったのを見ていると、中東の方々もあまりお買い物上手とは言えない。ええ、ええ、くやしまぎれですがね、とティピカルお人好し日本人の私はざまあみやがれ、とマグノやバレーの成績をみるたびにつぶやいていますよ。

まだ数ヵ月なので愛情がわいているとはいいがたいのだけれど、少なくとも「契約が契約として成立する社会」であることをきちんと示すためにも、ガンバフロントには断固として移籍を拒否していただきたい。

それと、行くなよ~レアンドロ、とも叫んでおこう!

今日の私はダメダメだ。あれ? これウルフルズの歌にあったような気がしないでもない。♪DAME だーめ♪

ない? あ、そ。

たぶん、訳了→実家に帰って掃除→再校→取材......で緊張感が続いてしまったからだ......と思いたい。

朝からだらけきっている。

とりあえずやったのは、訳了した本の見直し2章分のみ。

書評用の本を探しにいかなくちゃ......取材した原稿を書かなくちゃ......と思いながら、ぐずぐずぐずと机の前に座り、英語と日本語を交互に眺めているものの、ちっとも頭に入らない。集中力を欠いています。私の最大の生命線というか、切り札は集中力なのですが、それが今日はアイドリング中。

4時頃、あきらめました。こういう日は無理。It's not my day.

録画しておいた、昨日のVS新潟戦を見ました。後半は1回目です。

きのうは気づかなかったことがいろいろわかりました。

以下、箇条書きで。

1)ヤット、フタ、明神さんがひどいと書いたけれど、そうでもなかった。お疲れは顕著ながら、自分たちがやれることは100%やっていた。とくに明神さんのロスタイムのがんばりはもうすてきすぎて涙が出そうだった。

2)山口キャプテンが復調していた。エヴェルトンサントスの突破を許さなかったプレイは表彰もの。

3)加地が入ると、これほど守備が安定するのか、とあらためて感謝の気持ちがふつふつと。

4)新潟は矢野がいないことが響いた感じがするが、3位はフロックではないことを証明する実力。うまいし強いし運動量がある。ペドロジュニオールはファンになりそうないい選手だった。このタイプのジウトンがいるとなると、そりゃ強力だわ。

5)前も書いたけれど、ガンバさんはようやく前シーズンを振り切った感じがする。反則でしか止められなかった相手のプレイを、ちゃんと連動して止められるようになった。運動量はまだまだながら、連動した動きはしだいに見られるようになった。パスミスは減ってきているし、何よりもパスカットからのハーフカウンターが使えるようになってきた。

優勝を狙う、なんてそんなとぼけたことを言ってはいけません。上位にとどまればそれで十分。

でも、きのうの試合でちょっと見直したのは、ただ若さにまかせてイケイケだった何年か前のガンバとちがって、チーム全体で一つの絵を描いて試合をすることのたいせつさを学んだ大人のチームになった感じがします。

一番大人を感じたのが、フタのインタビューだったりしてw

水曜日は習字の日。なので、全部用意して、大きなカバンを抱えたままBSでTV観戦。(関係ないけれど、この日の解説は早野氏。来季、どうも西野さんがガンバを去りそうないやーな予感がしているのだが、その後釜にこの人だけはありえない、と解説を聞いて思いました。要領を得ないもん)

前半からヤットの不調がピッチのなかでくっきり浮き彫りに。ひきずられるかのように、フタもイマイチ、明神さんはイマニ。黄金の中盤は、たった一人ハッシーだけが金色で、あとはみんな石ころになっていました。

石ころ3人がボールロストするたびに、「だから、不調な人は出すなよ、にしのん」とツッコミ入れつづけ。

で、開始1分にルーカスの、前半終了間際にフタのビューティフルなゴールが決まって、ごきげんで習字へ。

10時に終了して結果をチェック。勝ちました~。ざぶろうさんにメールをしたら「前半しか見ないで正解。後半は顔をおおうシーン続出。ヤットがひどすぎる」とお返事をいただきました。

というところで、zaburouさんが驚くべき速さで書きあげた今週のひとことです。

私ははやばやと寝ちゃったので(昨日は再校を仕上げて、取材に行って、飛んで帰ってごはんをつくって出かけたので、ものすごく疲れた)朝まで気づかず、すみませんでした。

今週の一言:『おっと、ガンバが浮き上がる』

松代◎ やられた!と思ったシーンを二度、空(くう)を斬るセーブで事なきを得た。今日は安定していましたね。ハイボールへの対応でも一度、起死回生(←ガンバ限定)パンチを見せた。

加地◎ いい!そして君が好き。今、ガンバで不動のポジションと言えるのは君だけです。サイドでの上下の運動量も普段の加地に戻ってきている。

中澤◎ デリシャス勇気な顔面ブロックでしたね。ヤットのあるまじろハンドとは、一線を画すプレーでした。一点目は君のゴロ・フィードからでしたね!

山口◎ 今日のMOM。後ろからビルドアップするのを止め、縦に素早く放りこんでからラインを上げる戦法を駆使していました。前でのボールカットも冴えたし、後半押し込まれた場面で得意のオフサイドトラップを有効活用した。そろそろ、君のヘディングゴールが見れる予感がする。

下平○ 浦和戦よりもさらに守備にウェイトを掛けていた。君が蹴るのが妥当なFKを堂々と蹴りました。もう少し近いFKでも、シャシャリ出てください。そのうち西野の遺産と呼ばれる日が来るかもしれませんね。

橋本◎ 新潟10番を封印した働きは、MOMに匹敵する。攻撃でも1点目のアシストを決めたし、後半あっと言うシュートも繰り出した。もっと価値のあったのは、ビッグ4の中でひとりだけ不用意にボールを失わなかったことです。

明神○ M神のいい面と悪い面が、今日は錯綜していた。最近ある時間帯に一瞬夢遊病者のように感じる時があります。JOMOカップから続く連戦の疲れをとってあげる時期にきている。←西野監督への私からのルージュへの伝言でした。(ただし、君も新潟10番を封印していた事は見逃してないからね)

遠藤× 前後半を通じて今シーズン最低のパフォーマンスでしたね。何故、90分間ピッチに立っているのかが、大変不思議でした。前半終了直後にmotokoさんからメールが届きました。『遠藤→佐々木!』。試合後のTVインタビューで詫びの一言もなかったのは、君らしいな。今日のMPP(モースト・プアー・プレーヤー)です。

二川○ レアンドロからのクロスに、フタがダイビングヘッド・ゴールなんて、早野(今日のBS1解説者)にも誰の辞書にもない。ここで再びmotokoさん登場。先週の浦和戦から、『そろそろフタが点を入れる』と予言されてました。華麗なフタタッチの交わしから、ミドルシュートも打ったけれど、今日は精度の点でイマイチでした。

レアンドロ△ ナイスアシスト!行かないで!カタールへ。今日は要点だけ。

ルーカス◎ ナイスミドル!待ちに待った得意のゴールでした。ホンマに嬉しそうでしたね。他にほとんど印象がありませんでしたが、レアンドロ・ガンバに引き留め役をお願いしたいので、今日は◎です。

武井○ ふつうにフタの攻撃的ポジションに入ったのには、ガンバサポ以外は意外だったと思います(特にNHKアナウンサー)。君が入ると逃げ切れるというマジナイは続いています。まだ存在感はファン感以外では、発揮されていないし、明神か橋本と交替する武井が早く見たい。

播戸○ いやな予感がしなくなりました。

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