Glamorous Life

グラマラスライフ 実川元子オフィシャルサイト おもしろい本、どきどきする試合や映画、わくわくする服に出会えたら最高に幸せ

2009年11月

今日は「着物デー」。今年、着付けのお勉強を始めました。「来年春までには訪問着が一人で着られる人になる」のが目標です。祖母や母からゆずってもらった着物はあるのですが、小物がほとんどないため、先生におつきあいいただいてアンティークモールに帯〆やら帯揚や半襟などを買い出しにいったのです。楽しかったぁ! 

お買いもので盛り上がっているとき、ざぶろうさんからメール。「大分、フェルのゴールで先制!」。キャッホー! ケータイでチェックしたら、最下位大分が川崎に勝利してました。思わず呉服屋さんに似合わないガッツポーズで「よっしゃー!」と雄叫び。フェルと家長が大活躍だったみたい! ありがとう、フェル! ありがとう、アキ! ありがとう、ピロミさん!

さあさあ、盛り上がってまいりましたよ、みなさま。

来週はいよいよカシマスタジアムで対決です! 目の前で鹿島の優勝なんてぜったいに許さない!

思えば今年の夏、まったく勝てなかった時期にサポが試合後座り込みをして、社長を呼び出したことがありました。(もうまったくね、そういうの私はほんといやだ。それはともかく)金森社長(キクちゃんと呼ばれている)がそのとき「優勝する。大丈夫だって!」と言ったのですよ。もちろんサポ、失笑。脱力したって言ってました。だってそのとき、首位鹿島と勝ち点差19。明神さんだって「優勝は現実的ではない」とか言っていたのですよ。

でもってその後、首位と8差くらいに縮まったとき、キクちゃんはまた言ったのです。

「清水戦が天王山になる。そこで勝利すれば優勝が見えてくる」

そのときも笑いましたよ、私は。まだたしか5位で、しかも同じ勝ち点に3チームくらいがいたのです。

でも、ヤットもそのとき言ったのです。

「最後に頂点に立つ」って。

ヤットはね、やるといえばやる人です。去年、1人だけ1年の初めから言っていました。

「ACLでガンバが優勝する」って。

社長とヤットを信じなくちゃね。

さて、ながながとすみませんでした(興奮しているので)

ざぶろうさん、今週もありがとうございます!

 

今週の一言
『炎のガンバが清水を焦がす』

藤ヶ谷◎ 前半の前半、いきなりガンバサポ誰もが「やられた!」と思った瞬間、君がまるで富士山のように壮大に立ちふさがった。そして最後の最後、怒濤の長澤狙いのゴール前に上がったボールを目から鱗キャッチ(やや華奢な飛び出しでしたが)を見せた。今日はホンマに富士山で藤ヶ谷がアウトソーシングした気分でした!?間違いなく今日の影のMOMですね。補足)ガンバTV京都戦の分析は期待通りでした。(実川コメント:期待通り、きっちり解説していたのですね。きのう、後半のスタート時にガヤが笑顔でルーカスと話していました。何を話していたのだろう?)

加地◎ また加地は凄い選手だなと日本平2階スタンドで小さく感動した。完璧なDFで、清水左サイドを無能化していた。君がその君になれば、A代表復活も全然無理じゃないよ。一方攻撃でのクロスは鋭さに欠けていたけれど、それも仕様。今日のMOM。(実川コメント:後半4分のロスタイムにも駆け上がった加地に目頭があつくなりました)

中澤○ 九死に一生を得ました。しきりに謝っていましたが、いい薬になったと思います。あのシーン以外は集中力が半端じやなかった。やっぱり君が入るとラインの罠が冴えるよね。試合後の祝勝会で、香港戦闘莉王の素行の悪さは、西野(ヤット)ガンバではあり得ないことだ意見が一致した。(実川コメント:トゥーリオの広島時代から娘は言い続けていました。「みんな、トゥーリオにだまされている」。やっと世間が娘の見解に追いついた? 中澤、きのうはひどかったけれど、これは鹿島戦への引き締めであると考えることにしました)

山口◎ 明神も含めたDF間でのマークの受け渡しが見事でした。ソウタのミスも疾風迅脚にカバーしてくれた。今年Jリーグ9試合目の完封です!参考にガンバ完封試合の歴史を添付しておきます。(あとで添付しておきます)

高木○ ナイスアシストでしたね。期待通り、古巣清水に元キャプテンの存在感を示した。ガンバで会得したショートな繋ぎの落ち着き過ぎのミスが目立ったのは、修正してほしい点です。でも市川とのマッチアップには、アウスタには感慨深いものがあったのではないでしょうか。君の存在がFW満載対策+逃げ切り=安田イン5バック移行の産物を呼んで、武井INしかなかった西野辞書に新たな1ページを加えた。(実川コメント:高木にとって「忘れられない試合」だとしたら、私にとっても。高木がいてくれたことで、忘れられないアウスタになりました)

明神◎ ワンボランチで、ガンバ天敵枝村(今、絶不調らしい)を封印してくれた。私もゴール裏で心の枝村マンマーク状態でした(笑)。いつもより攻撃を控えたためにガンバ中央攻撃は厚みが薄くなったけれど、ヤットの泳がし方は岡田Japanの手本とすべきもの(同志そんきちさん談:啓太じゃないぞ!ヤットは)だった。

遠藤◎ 南ア・香港Japan遠征を完遂した男が、清水戦と鹿島戦の間にACLマレーシアの表彰式まで出席する。もし、この試合でイエローをもらうと2試合出場停止。こんな状態であのパフォーマンスでした(解説不要)。二重丸以外に評価のしようがない。頭が下がるとは、こういう時に使う言葉です。罪と罰ドストエフスキー川崎、アーメン。(←ざぶろうさん、意味不明です(笑)。それにしてもヤットはすてきすぎる。こういう選手がチームにいてくれる幸せを、西野さんだけでなく、岡田さんもかみしめるべきです)

二川○ いつもと違って、何故かたびたび決定機が訪れた。我々の分析では、ポジション取りの上手い橋本がいないことがその原因だという結論に至りました。チョジェジンへのほぼアシストも決めたし、がっかりしないで下さいね。フタは狙い定めたシュートより、反射的に放つシュートがゴールに繋がるような気がした。(録画を見直したら、フタはパスを引き出す動きもうまいと思いました。だから、許す)


佐々木△ 今日は右サイドで、加地との住み分けがしっくりこなかった。このところ目立っていた裏への飛び出しも見られず。

ルーカス◎ ピッチのあちこちで見せる『ルーコン製反転力』に首ったけでした。観客が予想ができないものが現れるピッチは、ワクワクしますよね。君の無言の説法が、チョジェジンにも守備の意識を目覚めさせましたね、ありがとう。

ペドロ○ 蝿のように集まる清水DFに、性懲りもなく地団駄を踏んでました。苛ついた方(西野監督・motokoさん・そんきちさんをはじめ)も多いと思いますが、私はその域をついに越えました。いわゆるペドロ's・ハイ状態。フタへ出した地団駄踏みつつ放ったラストパスに酔わせていただきました。

チョジェジン◎ 熱いやる気を見せて、思い出の地日本平で西野采配(行き詰まり打開策)に即行応えました。以前が低すぎることもありますが、守備でも飛躍的な貢献度でしたね。君のゴールには、腹の底から湧き上がるような喜びがありました。

安田理○ 攻撃的な位置から、遠藤の提案のもと5バックにシフトしました。とにかく気持ちが入っていましたね。もっと頑張れ!ミチ。ひとつ課題を与えさせていただきます。左足のスライディング・タックル。

平井× 今期Jリーグ初出場なら、もっと絶え間なく走りなさい。

最後に実川コメント。

シーズンの最後に優勝戦線の盛り上がりにいる幸せを感じるのは、3年ぶりです!

朝8時に出発。

連休のせいか、やけに込んでいて品川駅の新幹線ホームは人いっぱい。予定していたひかり自由席は長蛇の列であきらめ、つぎ出発のこだまの自由席へ。

三島で富士山が見事に見えてひそかに勝ちフラグを立てる(笑) 清水戦は4回目くらいなんだけれど、富士山が見えて晴れたときには負けなし。(って勝ったのは実は過去に1回だけだけれどね......)

今日は満を持してゲーフラ持参。ゲーフラを作成して負けたことなしなので、これでも勝ちフラグを立てる。

静岡駅でみなさんと待ち合わせてアウスタ2階席へ。前々日までは雨予報だったので雨具と防寒具を用意していたのだけれど、今日はまあ見事に晴れて暑い。日に焼けそうなほど。またまたここで勝ちフラグが立つ(日に焼けそうなほど晴れた日の観戦で負けたことなし)

さて試合。

観戦中はミスが気になった(ヤットや高木のパスミス、ソウタのとんでもないクリアミス、PJのボールロストなどなど)のだけれど、いま脳内録画再生してみると、完勝だった、という気がしてきた(調子よくてすみません)

何よりも「どうしても勝ちたい!」「ぜったいに勝つぞ!」という気迫っていうんでしょうかね、それが伝わってきて気持ちよかった。ゴール裏も満員で全員最後の最後まで立ちっぱなしで応援だったし。一体感がありました。

ガンバ、調子があがってきているな、と感じます。これまで1回もなかったぞ、リーグ戦の終盤で「調子が上がってきた」と感じたことなんて。

つぎ、鹿島です! とてもとても大事な試合です。勝てば何かが見えてくるでしょう!

もちろん参戦。楽しみだなあ。

 

どうやら西野さんがガンバと2年契約で監督を続投するらしい。

まあ、するだろうなと思っていたので、ほっとしました......ちょっとだけがっかりしたのはナイショ。新しい監督誰かな、どうなるのかな、とか考えるのも楽しかったし。

今年になってやっと気付いたのですが(遅いよっ!)、西野さんというのは天然というのか、おなかのなかにあるものが全部出てしまう人らしい、ということがわかりました。これって監督としていいことなのか、困ったことなのか、よくわからない。でも「よくやったぜ、おれ!」ってときは会見で「いい試合ができました」とか頬を紅潮させてにこにこしているし、「まいったなぁ」というときは「まいった」とか言ってぶぜんとしちゃうし、いや、ほんとわかりやすい。「そ、そこまで言っちゃいますか?」という発言も多々あって、ツッコミどころ満載。政治的駆け引きとかないんでしょうかね。しかも、自分の子供の年齢の選手に対しても、きっとそのままぶつけちゃってるんだろうなあということも見え見え。フェイントとかないんでしょうか? むしろフェイントをかけられるほうか?

まあ、そんな監督とあと2年つきあうことになるわけです。サポは言いたい放題言っていればいいけれど、選手はそうはいかないだろうから、処世術ってものが必要ですね。でも処世術から一番遠そうなフタがスタメンをとっているところを見ると、一生懸命練習で気合見せて、サッカー脳さえ働かせていればOKか?

なんとなく予感ですが、来季はACLで優勝して、CWCでもしかすると...って気がします。いや、西野さんの目標はそのあたりだろうなあ。

そのためにも、明日は何がなんでも勝つ! ゲーフラもって静岡いってきます!

 

下高井戸シネマにて観賞。

南フランスにある山間の小さなバルジャック村が、学校給食と高齢者向け宅配給食を全部オーガニックにした様子を描いたドキュメンタリー。

のっけからユネスコの会議の模様とともに「この30年間でフランスではガン患者が93%増加した」とか「精子の数が50%になった」とか統計が紹介される。その上、子供たちが食べものを食べている光景がうつるとともに「ソーセージの添加物は何々で、それから引き起こされるのは??という病気」とか出てくる。恐ろしさ満点。

だから、この村では給食をオーガニック(フランス語ではビオという)にしました~というのだ。

いや、ほんとわかる。いまの食生活がとても危険だということも、農家の人たちが農薬散布による被害を受けている、ということも、ほんとわかる。

ところが、映画としては恐怖以上に退屈がおそってきて......すみません、3回くらい寝ちゃいました。数分ですがね。数字を並べたてられるのについていけなくなりました。すみませんすみませんって誰に謝っているんだか。

日々口にするものの背後にある世界の食糧事情について、考えなくてはならないということはわかっている。添加物も加工食品も、知りませんでした、気づきませんでした、ではすまない問題だということもわかっている。

でも、「食卓に政治や思想を持ち込まない」という私の基本スタンスは、どれだけ恐ろしい数字を並べられても、この映画を見た限りにおいては変わらなかったなあ。

わかる、賛同する、すごいと思う、でも心が動かない、という映画でありました。

 

仕事が一段落し(ちっともしていないのだが、本人気持ちとして;くらい打った気分)、しばし地下にもぐっています。現実からの逃亡生活ですね。

何をやっているかというと、映画見たり習字やったりゲーフラつくったり友だちと飲みにいったり着物着たり本読んだりDVD見たり...ひと通りやりたいことを全部やったので、今日から仕事復帰しつつあります。今日はまじめに仕事したぞ。

さて、潜伏期間についついやってしまうのが、歴史小説を読むことです。一回読んだものを、まただらだら読む。今回は吉川英治『三国志』を赤壁の戦いまで。(いつもこのへんで止まっている気がする)

私はね、劉備玄徳より曹操のほうが好きですよ。つきあうんだったら、曹操だね。っていうか、あそこに登場する人物で、つきあいたい男って数えるほどしかいませんね。話をしておもしろい男とつきあいたいって思うんだったら、いないでしょ。

DVDは相変わらずCSI(ラスヴェガスをついに全部見終わってしまった)と、『パリ 恋人たちの2日間』をやっと見ました。

ジュリー・デルピー、やるなあ。もう笑いこけてしまいましたよ。娘と一緒に見ていたのですが、いちいち「ママ、フランス人ってほんとにこうなの? ねぇねぇ、フランスの恋ってこんな風なの?」とうるさく聞くので「そうだよっ! 恋愛までアメリカン・スタンダードじゃないの、世界は」と言っておきました。しいていえば、フランス風アムールだって、ま、笑っちゃうけれどね。一番いい味を出していたのがママンと猫のジャン=リュックだったわ。しかし、猫にゴダールの名前つけるかねぇ。それとジュリー・デルピーの服が、最初はNYっぽかったのが、だんだんパリ風に着崩した感じになっていくのがおもしろい。タクシーの運転手が全員レイシストってところも、いかにもな感じで笑えました。

パパがラパンを料理するところで、ふと『グリーンカード』を思い出しました。やっぱりね、アムールには肉食わなくちゃだめ。ずっと前にパリでごはんを食べたとき、ものすごいおしゃれなカップルが、羊を3分の1頭くらいむさぼっているところに出くわして、やっぱりなぁ、と感心しましたよ。あれこそ肉食系。

私は『アメリ』にま~るで感動しなかったので(むしろ寝そうなくらい退屈な映画だと思った)、パリを描くっていうのだったらジュリー・デルピー風コメディのほうが似合っていると思いましたです。パリって、もっとわいざつな街なんだと思う。

今夜、BSでジュリー・デルピーの『distance』をやるっていうのでさっそく録画予約しましたよ。しばしはまりそうだな。あのいやーなパリ女風のジュリーちゃんに。

ところでアジア大会予選の香港戦。結局ヤットは86分も出場しちゃったのね。そのうえ、またAFCの茶番につきあうために、清水戦のあとマレーシアに行くそうで。やれやれ。お疲れさんです。

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