Glamorous Life

グラマラスライフ 実川元子オフィシャルサイト おもしろい本、どきどきする試合や映画、わくわくする服に出会えたら最高に幸せ

2010年02月

悲しいことが立て続けに起きたので、ブログを書く気力を失っていました。

いつまでも「気力がない」とか言っているとかえってよくない、と自分を奮い立たせてます。

話変わって。

なでしこジャパンにも引きましたが、それより恥ずかしいSAMURAI BLUE。

なに、この聞いた(見た)とたんに3メートルくらい穴掘ってもぐりこみたくなるほどみっともないネーミング! 世間は許しても、私は許さないからね。試合内容以前に、まずネーミングをどうにかしないと世界に出ていけません。しかもローマ字。ブログに書くのさえもためらいましたよ。手と目がいやがってキーボードが打てない。それを耐えてあえていう。SAMURAI BLUEというネーミングを堂々と口にする人とはお友だちになれません。(いや、むこうも私もお友だちになりたくないだろうが)

またまた話変わって。

衝動的にKindle2を買ってしまった。

iPadも申し込んであるのだが、オタクな人の「いやいや、なんてったってKindle2でしょ」という記事を見て、一気に傾いて衝動買い。

たぶん、出版界は猛烈な淘汰がこれから始まるので(いやいやもうとっくの昔に始まっていますが)、わずかながらでも電子BOOKに希望をつなげようかと思って......なんていうのはほーんのいいわけ。単に欲しいだけ。iPhoneをさんざん迷いながらやめた理由が「画面が小さすぎて50代にはつらい」というところだったので、ならKindleの6"ならいいのではないか、と思ったしだいです。

で、iPadはどうするのだろう?>わたし。

 

 私の中では代表戦<<<<<ガンバ=(天秤)習字、になっているので、昨晩は当然のように習字のお稽古に行ってしまい、家に帰って録画をチラ見しました。

 こりゃ~たたかれるだろうなあ、この内容じゃあなぁ~この観客数では~と岡田監督と選手たちが置かれる苦境に同情しましたが、それだけかな。

 いくつか印象に残ったこと。

 昨晩で私ははっきり悟りました。私は大久保選手がダメだわ。そのプレイを見るのはもういやだ。もし大久保選手がまた出てくるようなら、たとえW杯でも見ないかもしれない。

 ヤットはこんな試合内容ではW杯後にオファーは来ないかもしれない。個人的にはぜひヤットにはヨーロッパでプレイしてほしいので、そのためだけにも岡田監督にはフォーメーションをいじるなり、カツを入れるなり、なんとかしてもらいたい。

 ベネズエラのCBがシジクレイそっくりで気に入った。ぜひガンバにオファーを出してもらいたい。

以上。

『ミレニアム』三部作

スティーグ・ラーソン著 ヘレンハルメ美穂・岩澤雅利訳

早川書房

 

 児玉清氏大絶賛。週刊文春ミステリーベスト10。など2009年のミステリ界の話題をさらったスウェーデン・ミステリ3部作。著者が2004年に急死なさったり、ハリウッド版リメイク映画が決定したり、で最近いろいろ話題にもなりました。

 でもって、私は今年に入って死に物狂いスケジュールにもかかわらず、2回も『ミレニアム』で徹夜をしてしまいましたよ。ったく、何やってんだか私。ストーリーの作り方がうまいのだね。あと2ページでやめよう、と思いながら閉じられずにあと20ページ読んでしまう。これでやめないと明日起きられない、とわかっていても、読者(私)に最後まで読ませてしまう。ストーリー展開、力技。翻訳もよかったな。

 だが、児玉清氏が「これを読まないとミステリが語れない」と言うほどの作品でもなかった。息つく暇なしのおもしろさはあったが、それほど深くはない。ものすごく目新しいテクニックや情報が出てくるわけでもない。そう考えると、最新技術、経済・社会の裏話、どこか遠い国の政変などが、瞬時にして流れてしまうネットの普及って恐ろしいものがありますね。少なくとも私は、昔、同じスウェーデン人のマルティン・ベック・シリーズやフレデリック・フォーサイスを読んだときのハラハラドキドキ感はなかったなあ。これが10年前なら確実に「一生忘れられないシリーズ」になるはずだったのに、ちょっとさびしい。

 主人公のミカエルには共感できなかったのですが(なんでモテるのかさっぱりわからん。ハリウッド・リメイク版はブラッド・ピットがやるとか、それだけは勘弁だぁぁぁ)、リスベット・サランデルには闘魂注入されました(笑)。もしかして栄養失調、無愛想系女子の時代到来か? ちょっとこぶりだが中島美嘉とか?

 っていうか、このシリーズ、著者の男性はあまりにも女性崇拝しすぎていませんか? 裏があるんじゃないか、とひくひく鼻を動かすこと1冊につき3回ずつ(つまり計18回。とくにリスペッドがミカエルに寝たい、とか言うところはあやし~)。男はろくなもんじゃない、なんたってこの世界は女性が主導権を握っているのだ、ということを声高に言う男ほど、男尊女卑だってことを知っている50代の女一人。

 つまんないドラマを見て「日本人はバカになった」となげくより、ムカつくメールを消去するのに時間を使うより、正月についた贅肉を落とすためにジョギングして膝を痛めるより、おすすめのミステリです。

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