Glamorous Life

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2010年04月

ヘニング・マンケルにはまってしまって夢の世界でもスウェーデンの片田舎にいる自分、

とか、

調査であきらかになった崩壊しつつある日本の家族にわが身をあてはめてぞっとした、

とか、

ウチの花水木がいっこうに花を咲かせてくれない(隣の家のは満開なのに)

とか、

中国語を始めたらあまりにも楽しすぎて一日CDを聞いてしまっている、

とか、

いろいろあったのですが、きのうのVSFC東京戦の宇佐美選手のGOALでいやなことはみーーーーんな吹き飛びました。

たぶん、我が息子を応援しているような気分になっているガンバサポ多数。

ヤットとルーコンの復活もうれしいかな。

誰よりも感謝したいのは、ジェルソンGKコーチですが。

では、zaburouさんの「今週の一言」を待ちましょう。(→プレッシャーをかけておく)

 

土曜日に京都で会議だったので、早めに出て京都国立博物館で「長谷川等伯展」を鑑賞してきました。東京では上野まで出かけたものの、90分待ちの表示に耐えられず、以前に「琳派」も京都なら40分待ちで見られたのを前夜ふと思い出し、6時起きで新幹線に飛び乗りました。

(長谷川等伯とは何の関係もないのですが、私はこの「ふと思いついて、いきなり旅立つ」というのも好きです。前々から準備をして、周到に調べて計画を練っていく旅行も好きなのですが、時間があいたので、いきなり出かけてしまう、というのもいい。えーなんでこれを書くかというと、6月が近付くにつれて、「ふと思いついて、南アフリカに旅立つ」私がいちゃうかもしれないな~なんていう布石です)

おかげで40分待っただけで入場でき、しかも待っている間は曇りながら京都の新緑に囲まれて気分よく、ヘニング・マンケルのさむざむしくおどろおどろしいミステリーを堪能できて、とてもよかった(のかホントに?)

京都の初日に訪れた父からは「波濤図がいい。単純な繰り返しながら、海の底から湧きおこってくるエネルギーを、波を描いた線から感じる」と言われていたのですが、私が圧倒されたのは(たぶん8割の人がお目当ての)「松林図屏風」でした。

最後に展示してあり、鑑賞者の平均年齢が(たぶん)70歳くらいでお疲れがたまってくるせいか、なぜかこの屏風の前は足早に通りすぎて行く人が多く、私は落ち着いてたっぷり30分鑑賞できました。

霧が立ち込めた山に、松の影が浮かび上がっている水墨画ですが、描かれているのは遠くの山影と松のみ。松の本数もさほど多くありません。霧が立ち込めた、といっても、霧そのものは目の錯覚かな、という程度薄い墨がのせられているだけです。それでも、その絵が晩秋、もしくは初冬の人里離れた山奥で、落葉樹はすべて葉を落とし、今にも雪が降りそうな曇天の午後である、ということは伝わってくるのです。画家とともに山の中腹に立って見上げると、動くのは流れていく霧だけ。鳥や獣はひそやかにねぐらに帰り、木々のざわめきも聞こえず、空の遠くのほうでかすかにごごご、という雪の到来を告げる音が聞こえてくる。自分もまた、霧に包まれて、それが現世なのか天界なのかがよくわからなくなってくる。そんな画です。

優れた作品には、目には見えないものが描かれている。

もう一度戻って、初期のころに描かれたという「山水図襖」を見に行き、あらためて亡くなる前に等伯が画家としても人間としても、一つ抜けた境地に達したのだ、と感じました。

みぞれに打たれながら早朝の新幹線に乗った価値ある長谷川等伯展でした。

 朝、ゴミ捨てと外回りの掃除のあとに、ふと庭(というか隣の家との空間)をのぞいたら、ドクダミがあちこちに顔を出していました。ご存じの方も多いでしょうが、ドクダミは根をあちこちに這わせてそこから茎が伸びて葉をつけて、繁殖していく、という植物です。だもんで、根をずるずる引っ張りながら引っこ抜くのに夢中になり、においに耐えられなくなったところでやめて玄関に行くと......なんと鍵がかかっている!!

 まだ次女の外出時間ではないだろう、とタカをくくっていたのが大きなまちがいでした。

 あわててどこか窓があいていないかとぐるぐる回ってみたけれど、見事にどこも閉まっています。エライ! 戸締り完璧! なんて思うはずもなくあわてました。

 鍵がないだけではありません。

 ケータイも、財布もない。

 服はよれよれ。足元は便所スリッパみたいなサンダル。手は泥だらけ。顔はもちろん洗っていない。髪もといていない。ようするに起きぬけです。ゴミ捨て用ファッション(違)です。

 外で夜中まで待つわけにはいきません。

 しかたなくご近所のキムラさんたくに飛び込み、事情を話して「どうしよう!」とご相談。「鍵救急隊っていうのもあるけれど、家族の誰かの職場に取りに行ったら?」という的確な判断を下していただき、夫のケータイに電話をかけてもらいました。幸い、わりに近い(でもターミナル駅は通過するけれどね)ところで待っていてくれる、というので、あわてて走っていくことに。

「その格好で行くの?」とあきれ顔のキムラさん。

「え? ダメ?」

「いや、いくらなんでもその格好で電車乗ったら、『若年性アルツハイマーの徘徊』に見られちゃうんじゃない?」

 そこでスニーカーを貸していただき、電車賃も貸していただき、ハンカチまで借りて夫の鍵を受け取りに行きました。

 持つべきものは親切なご近所さんです。

 夫には開口一番「この体験を教訓に、次回からはどう対処しようと考えましたか?」と聞かれました。

「え......教訓って。つぎからドクダミは生えてきても抜かない......」と全く見当はずれにしどろもどろで答える私。

「ちがう! まず、家の外に出るときには、たとえゴミ捨てでも鍵を持って出なさい。それとケータイも常時携帯しなさい。いつだって台所にほうり出しているけれど、あれじゃ意味ない!」と訓戒(?)あり。

 はい、以後、気をつけます。

 いつかやるんじゃないかと自分でも心のなかでひそかに危惧していたことが、まさに現実に。

 春の大ボケでした。

 みなさんはやらないでしょうが、一応念のために、ゴミ捨てのときの締め出しにはご注意を!

 そして、ドクダミを抜くときにはケータイと鍵を忘れずに!

ガンバ 1-1 清水

得点者:明神さん(ガンバ)PK

     岡崎さん(清水)

 関西に行っているのに仕事で観戦できず。試合以前に自分が「なんとももどかしい状況」にありました。

試合は録画で見ましたが、これはもどかしさの3乗かな。

まだ5バックは続くのでしょうか? 攻撃と守備は表裏一体のはずなのに、どちらも中途半端で、切り替え以前の問題かなあ。

 それでも私はいまのこれが「ガンバのベスト」であり、近い将来にこの「ベストメンバー」が輝きを放つと信じていますよ。がんばれ、若手! がんばれ、ベテラン!

 それではzaburouさんから投稿いただいた今週の一言です。たしかzaburouさんも仕事で万博行かれないっておっしゃっていた......はずなんだけれどなあ(苦笑)

今週の一言

『ガンバ、首位清水に渾身のドーローですって』

藤ヶ谷◎ あんなにディフェンス陣がたくさん(君を除いて7人)いたのに、君の出番がやたら多かったですね。この所セットプレイで必ず相手の頭がそびえ立つ理由が、是非とも知りたいです。決定機を何度も防いでガンバ最後の砦になりましたが、今日の私のMOMは君ではありません。

加地△ 真ん中の守備は3人の烏合の集に任せておけばかいいのに。君が動けなくなるんだから、今日の結果は仕方がないです。3バックのアウトサイドが、あの程度の攻撃参加では、前線の孤立もやむをえません、もちろん前半も含めての話ですよ。

中澤△ 垂れ込めるように低く、フラットな数合わせのバックラインにがっかりしました。守備陣にはリタイアした怪我人がいないことを監督をはじめ、みんな忘れているんじゃないの?足が止まるのは、頭が止まっているからです。(→これ、大拍手! ジツカワ)

山口△ サトシ・リハビリ5バックシステムは、まだまだ続くのでしょうか?はっきり無駄な人数が、DFに投入されていると感じました。攻撃に術がないのも、そこが原因です。セットプレイ以外、清水の攻撃に怖さは感じませんでした。今日もPKかとヒヤリとするシーンが、二度ありましたよ。

高木△ 残念ですが、古巣清水にイマイチのプレイでした。ひ弱な未成年コンビに、淡白なパスをしきりに送っていましたが、苦肉の作戦とはいえ、少々『むごい』ような気がしました。(→ほんま、高木のロングフィードは「クリアなのか? それともイジメなのか?」と首をかしげるばかりでした)

安田理△ 後半下平との交替に、梅田サポフィのカウンターで膝を打ちました、いててぇ~。あの程度の上下運動で、スタミナ切れなんですか?前半機能したらしい3バック←試合後の監督コメントは、本気にしたらダメですよ。

武井△ 前半ほとんど画面でお目にかかれませんでしたが、後半に積極性が垣間(あくまで垣間ですが)見れました。決定機が訪れましたね、惜しかったです。私も君に負けず悔しがりました。ゲームを作るのは、まだまだこれからです。まだ『そうめん流し』のようです。

明神○ PKキッカーに名乗り出て、きっちりと決めました。ヤット不在で、試合前に誰がPKを蹴るのか決めてないのは、如何なものでしょうか?今日はこのメンバーで勝つんだという気概をチーム全体に感じなかったのが、大変残念でした。

二川△ 前3人で攻める姿が、私の目にはちょっと痛々しかった。終了間際の二川→佐々木の交替は、遅刻してタイムカードを押すような感じかな。大阪に居ながら、この試合を生で観れなかったことを運がよかったと前向きに考えます。

大塚○ アラウージョがいた時でも攻撃は4人でした。エムボマがいた時だけですから、攻撃3人(+クルプニ+稲本)は。2本ミドルを打ちましたね。くよくよする必要はありません。次はベテラン達が奮起して、もっと攻撃をちゃんと支援してくれるはずです。

宇佐美○ 私の今日のMOMです。ユースでも経験しなことのないゲームの流れでしたからね。90分よくやったと思います。後半の最後に中央ドリブル~右から打った強引なシュートが、ピッチの後ろのお兄さん達には響いたかな?オッサン達(監督も含む)には、しっかり心に響きました。

チョジェジン× ・・・・・言葉が出てきません。・・・・韓流おばさんにも、ばっさり切り捨てられました。

下平? 一度クロスを上げたことしか、君をチェックできませんでした。

佐々木○ 今の君は、あんな時間に出てくる選手じゃないよね。絶好調です、きっと。

zaburouさんからの投稿です。

宇佐美ゴルだけでももう17回見たんですって(笑)

はしゃぎすぎを許しますよ。だって、夢のようなシナリオでしたもんね。

ところで、録画を見たらなんだか西野さんも目が赤いんですが、あれは何? 寒かったから、とか、花粉症だから、とか言わんといてほしいわ。

『5バック・セレナーデから第九合唱へ ~ガンバ、船に乗る!~』

藤ヶ谷○ 今日も安定していました。大きな前線への無駄なキックを控えて、近くの味方へのスローイングを心がけていました。ゴール前を横ぎるボールに何度ものけぞったことは、あの劇的な幕切れでもう忘れました。今日も大ピンチをファインセーブでしっかり防いでいました。

中澤○ 久しぶりの『ちゃんとした』3バックでした。一度ドリブルで、珍しく上がっていきましたね。前が空いたら前に進むことが、今のガンバに必要なことだし、どんどんトライしてみてください。浮き玉で相手FWにコントロールされていたのが、これからの練習どころですね。押してもだめな時はひいてみてださいね。

山口◎ カバーリングが冴えてました。前キャプテン・サトシの今期開幕です。ヤット抜きのおかげで、安全策の大きなクリアーを全員に徹底できました。昔の弱~い時のガンバをふと思い出しましたが、別に嫌いじゃないですよ。フタか佐々木のCKで、サトシ頭ゴールを期待しています。

高木○ 軽率なプレーが時折顔をのぞかせていました。ストッパー(死語?)のポジションでは、君自身もあの程度では満足されていないと思います。君がガンバ3バック先発で、初めて勝利した記念すべき日でした。

明神○ 武井との初ボランチ・コンビはいかがでしたか?今日はボールを奪い取る守備より、用心深く相手を追いつめる守備に重点を置く方針でした。正しい選択だったと思います。『ガンバらしいサッカー』の名の元、前で奪う一攫千金作戦は中2日ではどだい無理な話ですからね。君の消耗度を見ていると、これからもやめた方がいいかもしれませんね。

武井△ 私が「アカンって、何やってんねん、武井!」と試合中に叫んだら、「今日は文句言わないの!」とガマン強い隣りの同志に注意されました(汗)。サブ名人タケイから、他人まかせのタケイに改名させていただきます。もっとボールを持った時も、選手紹介の通り「ボールファイター」になってください。君の横と後ろに預けるパス(主に中澤と明神へ)が、万博のピッチをどんよりさせました。今日の試合で唯一不満を抱いた選手ですが、次も先発で徐々に大きくなっていくと信じています。オンジョブの値打ちを西野監督に教えてあげてくださいね。

加地◎ 右サイドを何度も軽やかに往復して、まさしく相手に挑んでいました。宇佐美・大塚・佐々木のトップに送るクロスの質も、色々な変化を加えていました。今日のガンバ4バック+1CB布陣は、Japan岡田監督にも参考になったかもしれませんね。攻撃に上がってから、背筋を伸ばして全力で戻ってくる君の姿が美しかった。

安田理○ ドリブルとクロスのグレードが、多少上がったように見えました。次男の談話を紹介させていただきます。「ミチはフェイントに頼るより、今日のような緩急で突破すればいい」この所ガンバのサイド攻撃が(天竜寺の鯉に餌をやるような)空騒ぎではなくなってきました。

二川◎ ついに宇佐美(一回り年下の男の子)とのガンバ夢の申年ラインが繋がりました(宇佐美アシストで向きは逆でしたが)。皆が呆れるほど、凄い存在感でした。私も背広の下に隠れた(寒すぎて)背中の10番が、とっても誇らしかったです。今日のちまたMOM宇佐美を超える私の超MOMでした(←賛同者多数)。ハイプレッシャーの中、あれほどの技術・スペースを見る眼・判断の速さ・フィジカルの強さ・クリーンなスタイル・献身の守りを同時に備えた選手が、ワールドカップの候補にも選ばれないのが大変口惜しいです。今私の中で、フタを越える選手はマンUのルーニーだけ。

大塚○ 途中交代でしたが、私の期待には十分応えてくれました。すべてに誠実なプレイが信条の選手です。彼の中盤でのヘディングの競り合いを見て、また意を強くしました。ボランチ~フォワードまでこなす、きっとポリヴァレント橋本を越える選手になりますよ、お楽しみに。当然、次も先発です。

宇佐美◎ 1ゴール1アシスト、ついに万博に青黒の虹を架けてくれました。去年のゴールを観たのもボックス席でこの面子だったなぁ(そんきちさん、毎度ありがとう)。逆転ロスタイムゴールを連続180分間フル出場の最後に蹴り込んだことに、壮大な価値がありました。試合後のコメントで「見返してやった」奴が誰なのか、すごく気になりました(笑)。

佐々木◎ 親子で去年から待ち望んでいたサイド攻撃(二川からのパスを受けて)でした。橋本、明神、宇佐美と続いた3試合連続ゴールは、あの韓国代表GKイ・ウンジュ(入る気がしない)をもつき抜けました。これからもスペースザラマンダー・クロス(エキスポランドのジェットコースター)をよろしくお願いいたします。それと、加地からのロングフィードに合わせた時空が停止するようなダイレクトシュートにも、合わせて百歳越えでのけぞらせていただきました。

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