Glamorous Life

グラマラスライフ 実川元子オフィシャルサイト おもしろい本、どきどきする試合や映画、わくわくする服に出会えたら最高に幸せ

2010年05月

「グラマラスライフ」は明日でいよいよ10周年を迎えます。
2000年にオープンしたサイトの10年を振り返りながら、「変わったこと、変わらなかったこと」を考えてみたいと思います。

このサイトを立ち上げたとき、私の頭の中には「ニューヨークに住む! そこで生活するう」という「計画」(笑)がありました。
別にニューヨークでなくてもいいのだけれど、とにかくどこか日本以外の場所に住みたかったのです。家族を誘ってみたけれど、全員に「論外」「一人で行ってください」と一蹴され、しかたなく「NYで一人暮らしをする私」の夢にひたっていました。
過去形にしていますが、実は夢をまだ捨てていません。選定場所の優先順位の1位はニューヨークではなくなりましたが、住んでみたい場所は増えるばかり。旅行するとすぐに、そこで生活するための具体的情報を収集し、起こりうるリスクやメリットについて考える、というまるで定年後移住計画を練る人たちのようなことをやってしまいます。
そこでサイト立ち上げからしばらくは旅行記のページをつくり、「そこで暮らすとどうなるか?」をシミュレーションしていました。
本格的に書いたのはイランと中欧とエジプトかな。でも「そこで暮らす計画」については......イランに住むのは風習が違いすぎてちょっと無理かなあ(ベールをずっとかぶっているのはつらい)......ハンガリーやチェコで暮らすのも言葉と生活習慣を習得するうえできつそうだ......エジプトは暑すぎる......といずれも却下に。
そのうち旅行記を書くこと自体に倦んで、旅行に行っても書かなくなってしまいました。これは復活させてもいいかもしれませんね。旅行者としてだけでなく、生活するつもりで異国を見る、というのも視点はもしかすると今後も必要なものかもしれません。

最初の7年ほど、日記を書くと最後に「今日の夕飯」を書いていました。サイトを始めたころ、長女は大学生、二女は中学生。長女が中学受験の塾通いを始めたときから二女が高校を卒業するまでの17年間、夕飯メニューも「お弁当に流用できるもの」を中心に組んでいました。「すてきな奥さん」みたいに自慢たらしくていやなのですが、お弁当(そして夕飯)をつくるにあたって1)加工食品は使わない。2)彩を考え、塩味、酸味、甘味、出汁味をとり合わせて必ず4品つくる。3)腐りにくいもので、薄味でもお弁当のおかずに耐えられる料理を考える。4)1週間同じ品をつくらない。という4つの原則を自分に課していたので、HPにメニューを書くのは自分用のメモの意味もありました。(でもほうれんそうのおひたしはひんぱんすぎるくらい登場している)
お弁当がいらなくなり(ときどき今でも娘たちのためにつくったりもしていますが)、家族全員が成人になった今では、なかなかそろって夕飯の食卓を囲むことはできなくなっています。それでもほぼ毎日朝と晩の食事はつくっているのですが、どうしても発想が「自分中心」になってしまう。原則のタガも外れました。私が食べたいものをつくる、というのがここ数年の料理の基本姿勢なので、わざわざ夕飯のメニューを書く気にならないのかもしれません。自分が食べた物をわざわざ公開するのも下品な行為かもしれないし。
以前の夕飯メニューを眺めていると、とてもなつかしい。つくった料理、食べた料理は、肉体的にも精神的にもその人そのものになるのだな、と感じます。

いまやサッカーサイトかと疑われるほどサッカー関連記事の件数が増えてしまった当サイトですが、ここまでサッカー色に染めるつもりは実はまったくありませんでしたし、今でもありません(きっぱり)。「ちょっとサッカー(とくにガンバ)関連記事が多すぎる」と自分でも反省していますよ。でも、止められません。だってサッカーってしょっちゅう試合があって、試合を見たら感情が揺さぶられて何か書きたい、という生理現象が起こってしまう。たまった気持ちを排出するまで落ち着きません。そこで今後に向けて、サッカーのことも書くけれど、サッカー以外の記事はもっと書きます、と一応宣言しておきます。

「どうしてもやめられないこと」「禁止されて、罰を受けるとわかってもきっとやってしまうだろう」っていうことがありませんか?
私の場合、それは「本を読むこと」「書くこと」です。
子供のころから親に厳しく「電車の中と、ベッドで寝転がって本を読むのをやめなさい。目が悪くなる」とさんざん注意されました。親の言うことを素直に聞く私でしたが、電車のなかとベッドで本を読むのはどうしてもやめられず、今も「体に悪い」「明日に差し障る」とわかっていながら、夜中まで本を読んでしまいます。本が読みたいために電車に乗ることさえあるくらいです(山手線一周とか)。本を夢中になって読んでいて、気づくと夜が白々明けていました、というのはしょっちゅう。こないだもヘニング・マンケルを読んでいてうっかり夜が明けてしまい、朝6時から朝食をつくっていたら起きてきた長女から「あれ? また読書徹夜明け? 今度は何を読んでいたの?」と聞かれました。「ほんっと変わらないね。私が物心ついたときから、ママは本を読んで徹夜していた。前後の見境なく本を読むのもいい加減にしたら」とも言われました。

当サイトでも読んだ本についてもっと紹介しようと思うのですが、書評もやっているのでなかなかちゃんとした記事が書けません。読む本がかたよっていて(ベストセラーは読まない)、みなさまのご期待に添えないっていうのもあるし。でも、短いコメント入りでも、もっと読んだ本を紹介していくことを続けたほうがいいかもしれませんね。

「書くこと」がやめられないのは、10年間、ぐでぐでとこのサイトで書き続けているのを見てもおわかりのとおり。商売で書き、サイトで書き、趣味でも書く(こっそり別ブログをつくって創作の連載をしていたこともあります。今だから言える話)。なぜサイトまでつくって書くのか? 自分でもよくわかりません。書くことがやめられない。書くことで生きている手ごたえを感じる......なんて言ったらおおげさかな? 自己表現という名前の自己顕示欲の発露。自我の垂れ流し。そう言われても、このサイトで書いて、みなさんに読んでいただくことができることを、ほんと幸せに思います。

ま、そんなこんな。
10年って短いようで長い。
いろんなことがあって、気持ちも考え方もどんどん変化してきました。
そんななかでも変わらなかったことがあるんだな、と振り返ってみると気づきます。
一度たりと変わらなかったことが一つ。
「グラマラスライフを続けていく」という気持ち。
これからの10年に向けて、今後ともどうぞご愛顧のほど、よろしくお願いいたします。

 

予告ですが、明日の0時にアップするのは「10年で増えたもの、減ったもの」の検証......です。お楽しみに。

湘南ベルマーレ 1-3 ガンバ大阪

得点者:阿部(湘南)

     平井×2(平井が入れた3点目は、すでに今年のベストゴール10位以内に入れること決定です。あれを目の前で見られただけでも幸せ)

     ルーカス(ガンバ)

zaburouさんからの寄稿による「今週の一言」もいよいよこれが最終回となりました。1年間、ありがとうございました>zaburouさん。

中断前の最後のJリーグ。数日前にACLRound16を惨敗して敗退したばかり。選手はもちろん、サポも気落ちしながらも「前を向くしかない」と自分を奮い立たせて臨んだ試合でした。

もしも、もしも負けていたらガンバは立ち直るのに相当時間がかかるような痛手を負ったところですが、なんとか踏みとどまりました。決して内容がよかったわけではないが、それでもなんとか勝った。

先制され、同点にするもすぐにPKをとられるというまさに「クライシス」が訪れたなかで、私が精神力の強さを見たのは、ルーカス、明神さん、(意外に思われるでしょうが)安田兄、そして中澤の4人でした。この4人は、今後何があっても私は信じよう、と思いましたよ。ガンバのこれからを支えていくうえで、ああいうプレイを見せる選手が大きな役割を果たすのだろうなあ、と思いました。ルーカスと明神さんについては「すばらしい」とほめてももう誰からも非難を浴びることはないでしょうが、安田兄と中澤については「え?」と思われるだろうから一言言っておきたい。

2人ともおちゃらけている性格のためと、不振の時期にやらかすとんでもないミスでサポからブーイングをくらうことも多いし、たしかに実力の点では(ガンバ水準からすれば)やや見劣りするために評価は高くないでしょう。

でも、湘南戦で危機にあったガンバにおいて、最後まで走り、最後まで声を出し、ミスをしないように集中を切らさなかったのは、この2人でした。(でもミスしていたけれどね。しかしそれは以前の粗忽さゆえではない)。後半、80分を過ぎてからも左サイドを駆け上がり、ボールが湘南にわたると全速力で駆けもどってサイドにボールを出した安田兄を見たとき、不覚にも目頭が熱くなりました。ミチのそういったプレイがチームをどれだけ救ったか。

そして中澤。頭も体もぐでぐでの山口と加地のフォローに駆けずり回っただけではありません。田原の前に出て積極的にボールを奪い、ていねいに明神さんにつなげていたのはすばらしかった。1点目も3点目も中澤から縦に入ったボールによって得点が奪えたことを誰かが忘れても私はぜったいに忘れないから。

そんな選手がいるかげで、なんかもう......悪気はないかもしれないけれど、人様のお金をいただいて見せるプレイじゃないでしょう、と激しくツッコミたくなる選手が散見されたのは残念でした。うまい、そして優れた選手と、信頼がおける選手はちがう。それを強く感じた湘南戦でした。

長々すみません。それでは最後の「今週の一言」をお楽しみください。

今週の一言 VS 湘南

『SHグラマラス弾が炸裂しました!』

藤ヶ谷○ ガンバゴール裏サポの力を借りて、PKが弾け出ました。「藤ヶ谷!PK一回でいいから、止めてみろよ!」の私の耳もとから聞こえてきた叱咤激励に、結果的に静かに応えてみせました。何を隠そう阿部はFC東京時代からのガンバ天敵、あの失点はガンバの中央に絞り過ぎる悪習を上手に突かれましたね。残念ではありましたが、致し方ないと思います。

加地△ それにしても、あまりに遅れた彼(お名前は知りません)の転倒でしたね。PKエリアの外でしか君はファウルをしていませんよね。そんなことより、君にしてはPKの前のプレイがあまりに緩慢でした。今日の君は、珍しくどこかのボルトを締め忘れているようでした。

中澤◎ 馴染みの4バックになって、プレイの緊張感とコツコツ感が戻ってきました。今期一番の締まったパフォーマンスでしたね。加地と智のカバーに回る君が、湘南の夜に煌めきました。ホントに今日は「ガンバCBの枢軸」のように見えましたよ。

山口△ 二度、三度、寝起きのおじさんのように見えました。「サトシがおかしい」と思っている関係者(ソウタも含む)は多いと思います。ヤットからのセットプレイ、君の頭ゴールが生まれるまでの辛抱かな?一度取り憑かれたように前線へ飛び出しましたね。

安田理◎ 「今日のミチ、凄くない? 凄いよ! 凄いよ!」を連発してました。あの運動量は加地をも越えていましたね。目の前にこれでもかこれでもかと現れる君に、強く胸を打たれました。2ゴールの平井を押しのけて今日のMOMです。君の左サイドからのアタック(決定機を作ったわけではないけれど)が、湘南の攻撃をことのほか押さえ込んでいました。

明神◎ ちょっと怪我が心配です。試合後ゴール裏で勝利を携えた君を迎えることができて、大変嬉しかったです。先発フル出場ヤットの穴をよく埋めてくれましたね!お疲れさまでした。

遠藤△ 70分頃から本領を発揮しました。それはそれとして、君のセットプレイからガンバゴールがようやく生まれたことが、今日の収穫でした。ワールドカップで、こんなパフォーマンスなら許しませんよ。ガンバサポは解説者のように甘くはないですし、南アのピッチに立つこと以上の事を期待していますから。

二川△ 前半は前からの守備に頑張っていたらしいけど、ピッチがあまりに遠くてよく分かりませんでした。今日はことごとく締めのボールタッチが、いつものように決まりませんでしたね。中断時期はゆっくり婚活でもして英気を養ってください。ちょっとお疲れが見えました。

ルーカス◎ 実質2ゴール2アシストですよね!今日はめちゃめちゃ点に絡みました。最初は2列目からのスタートでしたが、あまりに前線でボールが収まらないので、監督の的確な指示のもとトップに張りました。我々の目の前でニアーに合わせたゴール、年甲斐もなく(いつものこと?)ワンハンドレッド・ハイタッチ!

宇佐美△ う~ん、今日はさすがの私も君を誉められません。レギュラーを獲得したと思って、早くもファウルを欲しがるプレイが目につきました。南アでは、くれぐれもヤットのサポートを頼みますよ。←まだ行くと決まってないかも?

平井◎ これから君が2ゴール以上した場合に『SH(ショウキ・ヒライ)グラマラス弾』と呼ぶことにしました。ここで書く最後の今週の一言で、名付けることができて幸せです。技に溺れない君の渾身のシュートが、湘南の夜をくっきりと焦がしました。これからもインフロントキック(死語?)やサイドキックでうまげにゴールは狙わないでくださいね。そうそう、思い出しました。0-0の前半の終わり頃「今日の平井は、前半で交替やな」と仰った方が、2点目(君へのマークが4人もいましたよね!)の後に深く深く謝っておられました。

佐々木◎ あんな短い間にあんなクロスを3回も放つ君を、あんな時間帯に出す事が私には信じられない。背番号8番で引退してください。

大塚○ 今日は短い時間でしたが、悪くなかったです。いつも眠そうに見えますが、とても頭のよい落ち着いた選手です。もっと長い時間、君が観たいな。

下平? お久しぶりです。今やサブに定着した感がありますが、再びミチを脅かしてくださいね。期待していますよ、ビルドアップ匠さま。

メールの時代ではありますが、たいせつな人たちには手紙を書きます。とくに目上の方にお世話になったときには、やはり手紙でないと気持ちは伝わりません。そのために万年筆も持っています。

いや、手紙を書くためだけじゃない。単に、万年筆という筆記用具が好きで、使いたいのです。筆記用具は全部好きで、鉛筆だっていろいろ持っています。ボールペンも新しいのが出たらすぐに購入してしまう。でも、万年筆は特別です。海外ものも使ってはみましたが、お気に入りはもう20年ずっとPILOT製品。パイロットさま、ありがとう。わざわざ京橋のショールームまで行くのに、めったに買わないうえに、買うのがしょぼくてすみません。

いまの万年筆は4代目。1万円、という万年筆としてはけっして高くない......どちらかといえば安いものではありますが、だいたい5年以上もちます。残念ながら、使い込むほど味が出る、というわけにはいかず(書き癖のせいか?)、たいていペン先が割れてだめになります。

両親は私が子どものころからうるさいくらい「礼状を書け」と言いつづけました。万年筆で書かれたきちんとした礼状をもらって気を悪くする人がいるはずがない、人づきあいの第一歩はそこだ、と主張します。実際、両親、とくに父はまめに万年筆で書いた礼状を私にまで送ってくれます。それだけ言われたのに、私はなかなかマメにはなれず、失礼を重ねています。ごめんなさい。

それでも今日はせっせと手紙を書きました。プライベートでお世話になった方々と、仕事関係の方々に。

こういうことも人生におけるたいせつな「仕事」なのだな、と思います。

メールはとても便利だけれど、メールだけでは人間関係は脆弱になるような気がします。そう考えるのは、私がアナログな人である証拠でしょうか。

zaburouさんからはやばやといただいていたのに、この試合のことはもう忘れてしまいたいと潜在的に思っていたためか、アップが遅くなりました。どうもすみません。

2日たってもまだ立ち直れません。こんなに落ち込むとは思いませんでした。私だってこれだけ凹んだんだから、選手や監督は相当だろうな。

ガンバは弱い。それをしっかり認識したうえで、どうやったら強くなれるかを真剣に考えてほしいなあ。

まずは棒立ち3人CBを並べて、希望のないクロスをあげるだけの5バックだけは勘弁。もう一回あれを見せられたら、私は暴れる。確実に暴れる。

とまあ、そんなことをぐだぐだ言ってないで、今週の一言です。

 

今週の一言 VS城南一和

『今、5月とガンバ大阪が寒い!』

藤ヶ谷○ 前半の途中から君だけが頼りになりました。最近、ガンバサポによく起こるガヤ神格化現象です。あのFKを止めた時は、思わず手をあわせました(←私用も含めて今日はいったい何度目なんだ)。あのPKを止めていたら、君はガンバの護り神として後世に語り継がれていたでしょう(君のPK阻止はまだガンバで3年前に1回こっきりですから、その時は拝みませんでした)。

中澤○ うまく相手攻撃に対応していたように見えました(見えただけかも)。後ろからの繋ぎも気になるミスはなかったし。ただFKの時、佐々木と二川よりは背が高くて顔の大きい君が、壁に立つのがいいと思いました。以下お願いです。3点(内2点セットプレー)取られたけれど、後半の4バックの方が「俄然しっくりきました」と気弱な西野さんを励ましてあげてくださいね。

山口○ 今日は見かけ上は大敗しましたが、身心のバランス的に今期最高の出来(あれでも)でしたね。でも、かすりもしないセットプレイから智頭に、今日もまたコウベを垂れてしまいました。

高木△ まるで荷台から荷崩れをおこすようなプレイでしたね。久しぶりに西野さんと私の意見が合致する交替でした。ハーフタイムに同志へ送ったメールは「後半はもう少し攻める姿勢を見せないとダメだと思います。私の望むいい交替です。これで勝てると思います」motokoさん、面目ありません(汗)。(コメント:いや、あのメールで私は体の震えがとまりましたから、感謝しています)

明神◎ 大きなバックパスに数度苛立ちを覚えましたが、今日のMOMです。君を絶賛していた瞬間にあのPKをくらいました。何故、君があの位置で決死のスライディングタックルを実行する羽目になったのかビデオで確認しました。4バックなのに前半の3バックと同じ調子で、両サイドバックが上がっていたからでした。橋本がいない今、武井がサブに入っていないのがとても気になりました。そうそう、グラマラスの5/19ホームページ10周年記念書き込みに応募してみてください。多分、プレゼントとしてmotokoさんに肩を揉んでもらえると思います。(ざぶろうさん、ごめんなさい。武井はサブに入っていました)

遠藤△ 何はともあれ南ア・ワールドカップ選出おめでとうございます。ガンバを代表して、世界と闘ってきてくださいね。で、ガンバでは調べはついていますよ。まだガンバ先発で未勝利ですよね。ヤットいまだ調整中です。今年はまだ、ヤットの「ヤ」はやる気の「や」を見かけません。(コメント:いまがどんなに酷くても、ヤットはいざというときはきっとやってくれますよ......ともう今年に入ってから10回は言って、そのたびに失望のどん底)

加地○ あの芝のコンディションで、あれだけ上下に動ける事にひとり感心していました。今日も前半ガンバ3バックの欠陥が露出しましたね。相手ペースになると、負のスパイラルのように攻め手が消えてしまうこと。フタのエロいパスから、ルーカスに惜しいクロスも上げては見せました。

安田理△ 見知らぬチームにだけ通用する跨ぎジンクスは、今日は発揮されませんでした。コーナーキックを奪うことにかけては、大変うまかったと思います。でも今のガンバ、CKはスローインと価値は同じくらいしかありませんからね(もしかしたら、かえってカウンターをくらう元?)。オシムさんの新刊『考えよ!』に君がたびたび登場していますね。頑張れ!ミチ。22歳で下り坂を感じる今日この頃って、とても残念。2失点目の戻りの遅さは、きっと山口に叱られたはず。

二川△ エルゴラに載った凛々しい写真に期待が膨らみました。今日も"らしい"パスを送っていましたが、オフサイドの網にかかってしまいました。私の狙っているのは来年東京開催のCWCなので、今年是非ともJリーグ3位以内を狙ってくださいね。ガンバにフタがいるだけで、私はサポを続ける意欲が止めどなく湧いてくるのです。(コメント:何回も言うけれど、今度のオフにぜひ結婚して! ガス欠が3試合に1回に減るはずです。それを思うと私がかわりに婚活をしてあげたい)

ルーカス△ 決定機を二度逃しましたね。あのガンバ優勢な時間帯にゴールできなかった事が敗因だなんて、口が裂けても言いませんので。右足のアウトを使うプレイがホントに好きですね。ちょっと今日は、技に溺れた感があったかな?

宇佐美△ 守備に頑張っていたのが、今日は印象的でした。昨日ワールドカップのメンバーに選ばれなかったのが、口惜しいです(←多分日本中で10人くらい?)。川口選手を選ぶよりも、18歳の君が強い刺激をチーム内に与えると思いました。今の望みは中途半端に二列目に下げないで、宇佐美を1列目で使いきってほしいな。

平井△ お帰りなさい、君の後半出場+4バックでガンバのリズムが出ましたね。単純な裏への狙いはパスの出し手と息が合わず、オフサイドの山を築きました。次は先発でしっかり暴れてください。今年までですよ、ミチも君も若手と呼べるのは。

佐々木? もう少し長い時間、君を観たいですね。フェル→家長→寺田から引き継いだ背番号8にとても嫌な予感がしました。
以上

 

え~、もう私は決めました。どこまでもついていくから、思い切ってやってください。

4失点? ええ、ええ、いいですよ。5得点してくれたら。

とにかく前を向こう。シュートを打とう。

「サッカーが勝ち取った自由」は今日から配本らしいです。Twitterで出版社の方から教えていただきました。(ええ、Twitterやっています、こっそり。意外なところで意外な方とつながって、久しぶりにメールを差し上げて交流復活しています。なかなかブログでは言えないグチやため息がつけるのがいいところかも。時間の無駄ってこともありますが)

私になんか訊いてどうするんだろう、と思いますが、W杯代表メンバーが発表されて以来、いろいろなかたから「岡田ジャパンをどう思いますか?」と訊かれます。岡田ジャパンって言い方がそもそもいやなんだけれど、とケンカをふっかけたくなるのを抑えて「応援していますよ」と答えることにしています。今月号のNumberのオシム氏のインタビュー記事を読んで、「私たちが応援しないで、勝てるはずがない」と思うから。否定からは何も生まれません。否定することでいいことは何もない。もう駄目だ、と言ったときから負けは始まってしまいます。

今回のW杯を、私は楽しもうと決めています。理由は「初のアフリカ大陸開催だから」。

サッカーは世界的なスポーツではありますが、やはり中心はヨーロッパ、それも西側諸国です。優れた選手や監督はもちろん、先端をいく戦術も、ルールも、お金も、すべてがヨーロッパを中心に動きます。世界最強のチームはヨーロッパにあって、欧州選手権こそ世界最強国を決める大会だとヨーロッパの人たちが主張する気持ちがわからないでもない。南米だ、ブラジルはどうした、という声が強く上がっても、ブラジル代表のスターたちがプレイしているのは、ヨーロッパのチームでしょう。

だからこそ、ヨーロッパ以外の地域でW杯が開催されることには大きな意味と意義があります。しかも政治的・社会的にさまざまな問題を抱えたアフリカ大陸の、しかも一時期、FIFAから除名されていた(1992年に復帰)南アフリカで開催されることは、世界のなかのサッカーの位置づけが大きく変わるのではないかと期待したいです。

「国」という概念が大きく揺らぎつつある現代、代表チームは何を代表しているのか、とよく考えます。1998年のフランス代表チームでは移民たちのチームにさまざまな意見が出ましたが、いまやそれどころではないほど「国」の定義は揺らいでいます。でも、アフリカではまだ「国」をつくることに大きな意味があるし、そのためにサッカーが欠かせない力を与えていることは否めません。W杯で自分たちの代表チームに声援を送ることが、アフリカの人々にとってアイデンティティの確立と団結心の昂揚にプラスに働いているはずです。(一歩まちがうと、他の「国」を攻撃する民族主義を引き起こしかねないリスクははらんでいますが)

サッカーが持つ力を見るのに、今回のW杯ほどふさわしい大会はないはず、と思いたい。

そんな気持ちで観戦したいです。

南アフリカには行かないけれど。(「サッカーが勝ち取った自由」のあとがきに書いたこととちがってすみません)

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