Glamorous Life

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2010年07月

3日間の連休は、文字通りiPhoneとともに過ごしたジツカワです。

やっていることの半分以上がアプリの検索。もっとネット閲覧をするかと思っていたけれど、最近ちょっとネットそのものに飽きてきたこともあり、15分ほどまわったところでやめちゃってます。(でも、試合終了後まもなく、YouTubeでJリーグダイジェストが見られたのには感動したぞ)

iPhone購入動機の1つが「ちゃんとした辞書がほしい」でした。これまでもネットで無料の辞書(英和、仏和、国語、漢字)は使用してきたけれど、なんというかな、探している言葉プラスアルファを見つけるのにふさわしい辞書にネットで出会ったことがなくて、結局紙辞書か電子辞書を引きなおしってことが多かったのです。翻訳では辞書に載っている言葉をそのまま使うことはあまりなくて(私の場合)、つねづね不満でした。私の場合、インスピレーションの手掛かりを得るために辞書を引くってことが多い。そして私がインスピレーションを得やすい辞書があるんですね。つまり私と相性がいい辞書。それは例文の巧みさだったり、言葉の並べ方だったり、語源の説明だったりして、一概には言えないのですが、一つだけ言えるのは「たくさん並べりゃいいってもんじゃないだろう!」という怒りを私に与えない辞書であることが重要。言葉の並べ方や説明に秩序があり、解釈に共感と発見があるのが私にとってのいい辞書です。今のところ、私のお気に入りの英和はランダムハウスで、リーダースやオクスフォード(英英)も使うのだけれど、どうしても「最後はランダムハウス」に行き着きます。私の「脳内グーグル機能」と一番マッチしているせいかな。

それを越える辞書アプリがないか、というのがアプリ探索の目的でした。結論は......今のところ、見つけてないです。しかたなくウィズダムを入れました。これがいいかどうかわからないけれど、消去法でまあこれがいいかな、と。新幹線のなかで仕事をしていたのですが、それには十分用が足りました。

仏和はまだ迷っています。って、迷うほどないけれどね。ロベールしかないよね?(→フランス語専門の方に訊いている)中国語は小学館のを大枚はらっていれました。初心者なので十分役立つし、読んでいるだけで楽しい。実際、朝起きてから「これは中国語でなんというか?」とすぐにiPhoneくんに訊いて楽しんでます。

そのほかアプリ検索でいろいろ楽しいし、iPodも活用しているし、iPhoneで当分楽しめそうです。

連休は大阪の実家へ。ええ、ええ、ガンバの「伝説の試合」を観戦した勝ち組です(えばっていいよね!)。ヤットのロスタイムゴールの直後は、泣きましたよ。身体がふるえて、自然に涙がこぼれました。W杯のFK以上の感動だったかも。やはりガンバで、しかもナマ観戦での感動は最高です。試合内容は......でしたが、もういいんだ、そういうことは。ルーカスが骨折で離脱だそうですが、そういうことは悔やんでもしかたない。若手を成長させるチャンスと腹をくくって、がんばれ、ガンバ!

父が私のiPhoneを見てすごくうらやましがって、iPodnanoを購入したい、と言い出したので一緒に電機店に行きました。身体の自由がしだいにきかなくなって、よろよろしている父ですが、炎天下のなかを「iPodを買う!」という執念で杖をつきながら行く姿にちょっと感動。CDから楽曲を取りこむ方法を教えながら、「でも、お父さんには無理だろうなあ」と思っていたら、今朝電話があり、さっそく新しいCDを10枚以上取り入れて聴いている、とのこと。アルバムのリストが見えないので拡大鏡を使っているそうです。音量の調節一つにも苦労しているようですが、それでも新しい機器を使いたいというその意欲に感動。86歳の挑戦、がんばれ!

iPhone4を購入しました。

朝届いて、設定に一日かかっている自分にすでに嫌気がさしています。わからないことだらけですわ。情けない。何が悲しいってWiFiにつながったりつながらなかったりすること。まったくつながらないのならともかく、なんで気まぐれに変わるのかね。

それで、みなさまの一部にはお知らせしましたが、16年使用したケータイ番号とアドレスにお別れします。(MNPにはしなかったのです)。しばし現在のケータイと併用しますが、半月後にiPhoneに切り替えることにしました。

新しいケータイ番号が知ってみたいかな、というかたはどうぞPCのほうにメールをくださいませ。

 

いやいや、タコ並みの予想能力を持つジツカワですよ(自慢)。スペイン、見事に優勝! これで私のtotoも優勝!

前半が終わったところで、zaburouさんに「オランダに退場者が出て、それから試合が動きますね」と送ったら、そのとおりになりました。ま、それはあの主審のイエローカード大放出を見ていれば誰でもわかること。後半の15分までに7人が1枚ずつイエローをもらうというオランダが、退場者を出さずに乗り切れるわけがありませんでした。(とくに前半、デヨングがシャビ・アロンソにキックボクシング並みのキックを入れたときには、「こいつを退場にしろ!」と殺意をおぼえましたよ)

それだけファウルをくらい、ときには危ういプレッシングを受けながらも、スペインは最後の最後までパスにこだわっていました。前に大きく蹴ってどうにかしてちょうだいサッカーではなかった。それはトーレスの不振(結局ケガだったんですね)により、前で受けて落してなんとかしましょうという2トップ体制が機能しなかったこともあるんでしょうが、それにしてもこまかいパスと長いサイドチェンジを織り交ぜた「パスワーク」の美学をつらぬきましたね。スイスに負けたときに、少しはあきらめるかと思ったら、決勝の延長戦にいたるまでパス、パス、パス。

そして最後の最後に結実。得点シーンのセスク→イニエスタのパスは美しかった。あれがスペイン・サッカーの真骨頂なんじゃないでしょうか。

どこにでも顔を出して、ボールを落ち着かせるシャビもすばらしかった。いつまでも見ていたい選手でした。2008年ユーロよりも、シャビはボールを失わず、パスミスもぐっと少ない。まだまだ進化している選手なのだな、と感心します。

振り返れば2006年の決勝は、試合自体はまるでおもしろくなく、見せ場はジダンの頭突きだけというさびしさでした。

それを思うと、今回の決勝は3時30分に起きる価値が十分ありました。シャビのふところの深さ。イニエスタのトラップの見事さ。ビジャのポジショニングと裏に抜けるスピード。セルヒオ・ラモスとカプテビラの上下動。プジョルのボール奪取力。カシージャスのセービング能力。オランダではスナイデルのシュート能力。(嫌いだけれど)ロッベンのドリブル。見どころは山のようにありましたね。2006年決勝DVDは一回も見直さないままお蔵入りですが、2010年今年の決勝は何回も見直すと思います。

スペイン、優勝おめでとう!

優勝するのにふさわしいチームが優勝して、ほんとうれしいです。

朝3時30分に起きてスペインVSドイツをスカパー観戦。

この観戦に備えて早寝早起きを実行してきました。

予想に反して、スペインがポゼッションしまくりのいつものスペインだったのに対して、ドイツはミュラーの欠場がひびいて縦へのきわどいボールが入らない。クローゼは相変わらず前を向かすとこわいけれど、そのクローゼにボールがわたったのは前半2回のみ。加えて、なぜかポドルスキーがさえない。シュバインシュタイガーはいつも通り......のはずなんだけれど、フォローがないのでボールを持っても前に出せず、しかたなく出すバックパスと横パスは見事にスペインに拾われる。

で、スペインがよかったか、というと......やっぱりワントップはきついなあ。ビジャとトーレスの2トップだからこそ「攻撃的パスサッカー」が生きるスペインでしょう。トーレスが大不振だからしかたないとはいえ、それならもう一人得点力がある、たとえばダリオ・シルバあたりを持ってきたらよかったんじゃないの。ビジャがボールを持つと3人のデカイドイツ選手が囲むので、ときにビジャが別の意味で消されておりました。あれではビジャは生きません。シャビが何回となく裏を取るパスをビジャに出していましたが、何せ強力なドイツCBだからシュート体勢まで持っていけない。

これじゃPKかFKしか点が入らないんじゃないか、と思っていたら、CKからなんとプジョルがヘディングでたたきこんでスペイン先制! やっぱりね。スペインはこれまでの反省からか、中盤からのプレッシングをものすごく強化して、ピケとプジョルが「魂の跳ね返し」をやっていたし、ドイツは危ないときには必ず前線の選手(クローゼ、ポドルスキー、エジル)まで自陣に帰って守備をしていたので、流れのなかからの得点はとてもむずかしい、と思っていました。

今回のW杯では先制されると負ける確率が非常に高いし、しかも先制点が68分という時間だったので「これでスペイン勝つな」とひそかに心のなかで凱歌をあげました。

その理由は、まあ、スペインを応援している、というのがあるのだけれど、大会前に仲間内のW杯予想で、私がただ一人「オランダVSスペインの決勝戦」を予想していたから。「日本の最初の得点者=本田」を当てたのも私一人だったので、これで私の予想は一人勝ち。もう優勝ですよね。あとビジャが得点王になってくれたら文句なしです。

ただし、私は日本がグループリーグを勝ち抜くと予想していなかったし、ウルグアイとパラグアイがこれほど善戦することも予想していませんでした。(でも、ブラジルとアルゼンチンは決勝まで残らないと思っていた。南米予選を見ていて、これじゃなあ、とため息をついていたから)

残すところ、あと2試合。長い1か月が終わろうとしています。l

もしドイツVSオランダだったら起きる元気がなかったかもしれませんが、スペインVSオランダはぜひ見たい! 

つぎは得点を頼むぞ>ビジャ

先日のトークショーで、木村さんが「10年後にはJ1にあがれるように、なんて言っていたら100年たってもあがれない。2年で昇格する、そのためにこれをする、と宣言して短期で事を進めないと10年後に世の中がどうなっているのか、はたしてそのクラブが存続できているかどうかもわからないのだから」とおっしゃっていて、続けて「2番手でいい、といっていたら、アッという間に落ちこぼれてしまう。2番はめざすべき順位ではないんですよ」とも強調していらっしゃいました。

いや、そのとおりだな、と感じる今日この頃。2番手で「いい」。何もトップにならなくてもかまわない。そう口にした時点で自分に負けてしまいます。トップになろうとして必死にがんばって、結果として運と実力がともなわずに2番、3番になるのならしかたない。でも、最初から「まあ、よくて2番かな」というときには、たいていはるかに落ちこぼれているもの。

何も競争をあおろうというのではないのですが、上をめざしてがんばらないことのいいわけみたいなのを聞くと、ときどきイラッとすることがあります。「私はゆっくりマイペースでいく。そんなにがんばらなくてほどほどでいい」というのは、たしかに一つの行き方(生き方)であって認めるべきなのだろうけれど、こと仕事に関してはそれでは生き残れなくなっている厳しい時代です。

この1年、同年齢の友人や知人が相次いで亡くなりました。人に与えられた寿命は、人が自分で思っているよりはるかに短く、がんばれるだけの体力と気力と時間も、実はほんの少ししかないのだ、ということを思い知らされました。私が「いまやりたいことをやらなければ、やらないまま死んでしまう。いまがんばらなかったら、悔いしか残らない」というと、子どもたちは「何を大げさな」と笑います。でも、私に与えられている体力と気力と時間を、今、目いっぱい使わなかったら、すべてに申し訳ない、と思います。

2番は目指すべき目標ではない、と私も思います。順位がどうのこうの、というのではなく、自分で自分に「2番」の枠をはめた時点でもうそれは甘えと逃げでしかない。

まあ、そんなことを思いながら辞書引いているんですがね。

眠いよ......。

 

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