Glamorous Life

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2010年08月

3年ぶりの4連勝、だそうです。

ベガルタ仙台 1-3 ガンバ大阪

得点者:中澤、橋本、平井(ガンバ)、菅井(仙台)

 

まだまだだなぁ、と思うところは多々あれど、酷暑の夏に、アウェイ(金沢開催も一応アウェイに入れておきます)で4連勝。下位チームばっかりじゃないか、というご意見もおありでしょうが、それでも試合を重ねるごとに「2010年のチームの形」を固めながら勝っているのは悪くないんじゃないでしょうか? まあ、つぎの鹿島、名古屋、ジュビロという「前半戦で負けてますやん」のチームに勝てるかどうかが、今年の形が通用するかどうかの試金石になると思います。

夏に連勝するガンバは実はひさびさで、いつだったっけとガンバ大阪データランドにあたってみたら、なんと2005年以来ないんですよ。連勝はあるけれど、夏じゃない時期だったのがここ数年のガンバ。2005年は主力がみんな若かったし、アラ神がいたし、だから連勝できたのかな? それに比べると、平井や宇佐美、そしてなんと大覚醒したハッシーといった「新戦力」がこんなに暑い夏に活躍して連勝できているのはなんかやたらとうれしいし、誇らしい。スタメンが日本人ばっかっていうのも新しい風が吹いている感じがしますね。

それにしてもハッシー。本人は毎試合後のヒーローインタビューで「まぐれです」と言っているけれど、もうこうなればまぐれではありません。昨年あたりからポジショニングがものすごくよくて、ハッシーに絶好機が訪れることがとても多かったのです。でも、たいていふかしたりすかしたりしていました。「ああ、いまそこに(ハッシーじゃなくて)シュート力があるFWがいたら......」とずっと思ってきたのだけれど、いま証明されたのが「ハッシーにシュート力をつける」ことのほうが、「ポジショニングがすごくいいFWを獲得する」よりも得点が確実にとれるってこと。

ハッシーを見るにつけ、早くフタも結婚して、パパになったらいいのになあ、と願います。フタパパが覚醒して「4試合連続ゴール」とかやってくれたら、もだえ死ぬサポが続出すると思うんですけれど。あ、もちろん私も。

さて、次節は加地くんが出場停止。加地くん、調子が悪そうだったので、ちょうどいい公休になりそうです。その代わりで菅沼くんが右SBってどうですか?>西野さん。それくらい強気でいきましょうよ>鹿島戦は。そうなったら私、もだえますよ。(へこみそうなのは、左SB高木、右SBミチ、CBが智と中澤だなぁ)

さて、正念場の3連戦にむかって加油、ガンバ!

ふと気付くともう8月も半分が終わろうとしています。

毎朝、起床するたび「もういくつ寝ると秋が来る?」とカレンダーを見ては指折り数えて涼しい日々を待ち望んでいます。とはいうものの、もうお盆か、と思うと夏の終わりが近づいてくることに一抹のさびしさも覚えたり。

8月に入ってから仕事がさっぱり進みません。おそろしく効率が悪い。調べ物をしている、という名目でぜんぜん関係ない本を読みふけったり、「これ、中国語でなんというのかな?」と辞書立ち上げてみたり(いまやっているのは英語の仕事だろ! と自分にツッコミを入れつつ)、遊びに行くところを調べたり、はい、ロクなことをやっとりません。

きのうは昔からの友人たちと恒例の暑気払い。みんな一回り年下なのだけれど、仲間に入れてもらってありがたいです。いや、それにしてもよくしゃべって、よく笑って、あっという間の4時間。食べるよりも、飲むよりも、しゃべるほうに口が動きました。楽しかったぁ。ほんと、働く母たちは仕事に、子育てに、趣味に、エネルギッシュなのだ。自称、肉食系女子っていうのに納得。いや、私もそうなんだけれどね。

さてさて、私がぐでぐでしているうちにガンバは明日仙台と対戦です。またもや胃が痛くなりそう。

広島 0-2 ガンバ大阪

得点者:橋本

     オウンゴール

 

 実は2日前からこの試合のことを考えるだけで不安で、いや、もっといえば「広島」という言葉が耳や目に入ってくるだけでも条件反射的に胸が締め付けられ、不謹慎だけれど試合と原爆記念日と重なるということもあり、胃がおかしくなりそうでした。

 試合は前半はともかく、後半はまたもや胃が締め付けられるいやな展開。しかも守護神であるはずの藤ヶ谷が、守護穴になってしまい(暑さボケか? ジェルソンさん、叱ってください)ひぇぇぇぇぇと頭を抱えました。

 試合後の西野さんの「勝ったから笑うべきなんだけれど展開を考えるとまったく笑えない。でも、俺、笑わなくちゃみんなに悪いよね」という顔の上半分でわらって、口元はゆがんでいるという複雑な表情がすべてを物語っていたと思います。

 ただ、少なくとも前半にかぎっていえば、攻撃の新しい形は見えてきています。途中交代させられるとはいえ、また、得点できていないとはいえ、ショーキはストライカーとしての「すごみ」を感じさせるようになったし、宇佐美は疲れさえなければ判断が早いということを証明できていました。また、中盤で明神さんが「鬼」もしくは「鬼神」ぶりを発揮しはじめたのも大きい。

 イ・グノも前半は十分にチャンスメークできていますし、ボールもおさまっています。もうポストはやめて自分で撃ってもいいんじゃない? 3戦連続「イグノ得点予想」がはずれた私ですが、つぎの試合でも予想しておきますよ。イグノ、1点とれればあとは楽に量産できそうです。

 後半は夕飯に食べたごちそうを全部悪いほうに消化しちゃったような内容で、ふれたくない。なんであんなにDFラインを下げちゃうのかな。広島のように若いチームがあせってくれたからよかったようなものの、これが鹿島だったら......。今年はどうしても鹿島に勝ってほしいので、後半に「DFラインをさげない強気のディフェンス」をなんとかあと10日で習得してください。

 とはいえ、高木と中澤のCDFコンビはようやく呼吸があってきました。どちらかがアタックにいったら、どちらかがカバーにまわる。加地くんとミチのどちらをあげるかをすばやく判断する。ラインの上げ下げを統率する。そんな基本ができてきたかな。2戦連続の完封勝ちはきっと自信にもなったでしょう。

 心配なのは山口ですが、この期間にゆっくり休んで秋からまたがんばってほしいです。ハッシーが「ケガもあってゆっくり身体を休められたのがいまにつながっている」と言ったのが印象的。一度リセットするのも必要なんですね。フタもあわせて、まずじっくりコンディションを整えてほしいです。

 仙台に行きたいなあと思って試合後いろいろ調べてみたけれど、日帰りはきつい。うーん、あきらめざるをえないか。

 

 

夏空(6).jpg
猛暑を乗り切るうえでたいせつなこと。

よく食べ、よく寝て、よく働く。

どれが欠けても悪循環してしまって夏乗り切りに失敗するので、今年はしっかり食べて、しっかり寝て、しっかり家事も仕事もすることを心がけています。

そこで土曜日の今日は朝から掃除と洗濯と料理をがんばることにしました。

大量のとうもろこしをいただいて、昨日はコーンクリームスープに、牛肉ととうもろこしとブロッコリのテンメンジャン炒めをつくったのですが、その程度で消化できる量ではありません。

そこで今日はコーンミールととうもろこしのつぶを入れたとうもろこしブレッドを焼きました。しっとりした食感にしたかったので、いつもよりバターを多めに入れたら、とうもろこしのつぶつぶとよくあうお菓子のような味わいに。満足。

まだあるので、つぎはとうもろこし入りパウンドケーキを焼いてみます。

夕方まで窓を全開にし、クーラーを入れないで過ごしています。このごろは暑くても風があるおかげで気持ちよく過ごせるのですが、困るのが数時間でじっとりとたまっていくほこり。毎夕飯あとに、クイックルをしているのですが、それでも素足にざらざらした感触があって気持ちが悪く、しかもなんとなく床が黒ずんできたような気がします。さっぱりしたくて、今日は掃除機のあとに全面的に雑巾がけをしてみました。いやはや雑巾がすぐに真っ黒になるので、3枚を交互にゆすぎながらせっせとふきました。夏のほこりは恐るべし、です。

部屋がさっぱりすると、気持ちもさっぱり。とうもろこしパンを食べて、麦茶を飲んで、うん、猛暑も悪くないかも、と元気が出ました。

さて、今夜、ガンバは広島と対戦です。3日前から心配でおろおろしています。いい試合をしてくれるといいな。

 

くらくらする暑さから、働けど働けど......という日々から、自分や親や周囲の人たちの老いからの避難場所となってくれるのは、やはり読書です。ページを開けばどこかちがう世界に連れて行ってくれる本は、ほんとにありがたい友だちです。私のたいせつなどこでもドアだな。

というわけで、夏休みのうれしい興奮と、その下にあるかすかなせつない痛みを感じさせてくれた本たちをご紹介。

「しずかな日々」

椰月美智子著 講談社文庫

母子家庭の不器用な小学5年生が、転校先で友だちと出会い、すてきな先生と出会い、何より祖父と出会って同居するようになった最初の夏休みを描いたお話です。児童文学の賞をとった作家の作品で、本書も少年が主人公ではあるけれど、大人にこそ理解できる物語ではないでしょうか。

この本で最高にセクシーなのが少年のおじいさんです。物語のメインはたぶん空き地で草野球をするところなのだけれど、私はおじいさんが出てくるシーンばかりを繰り返し読んでじーんとしました。朝自分で考案した体操をし、おいしいごはんを炊いてもりもり食べ、井戸で西瓜をひやし、縁側のぞうきんがけをし、友人と将棋をさし、庭木の手入れをするおじいさん。自分で自分の生活を律し、でもけっして自分の生き方だけに固執することなく、孫の価値観や生活を柔軟に受け止めて愛情深く見守る。ほんとにセクシー。これがおばあさんだとあたりまえなのに、なぜおじいさんだとセクシーに描けるのか?

「人生は劇的ではない。ぼくはこれからも生きていく」――その言葉が胸にしみます。ついでに、この作者の「十二歳」は別の意味で名作です。

「ツバメ号とアマゾン号」

アーサー・ランサム著 神宮輝夫訳

岩波少年文庫

ずっと版切れだったのがようやく改訳で発刊されました。書評でも取り上げたので読み返し、はじめて読んだ高校生のころを思い出しました。全12巻がつぎつぎ改訳で出るそうで、ほんとに楽しみです。

あらためてこの年になって読むと、高校生のころには見えていなかったものが見えるものですね。高校生のころにはナンシィがかっこいいと思い、またスーザンに自分を重ね合わせて読んでいたのですが、今度はお母さんのふところの深さに感じ入りました。子どもをどうやって自立させるか、それを知っている人なんだわ。社会の「管理」とは何か? また個人の「自由」とは何か? それを子どもに教えられる人なんだな。

「夏休み」が単に「学校が休みだから遊ぶ時間」なのではなく、学校によってきめられている日常から離れた非日常によって、社会的訓練を積む時間なのだとわかります。組織論として読んでもおもしろい。

「丘の家のジェーン」

モンゴメリ著 村岡花子訳

新潮文庫

高校生のころの愛読書。父母が別居して、母親とともにトロントの裕福な祖母の家で暮らす少女ジェーンが、夏の間だけ父とともにランタン丘で暮らします。夏の小さな家の小さな主婦となって、思う存分家事を楽しみ、父と対等に話をすることによって大きく成長していく思春期のジェーンの姿を描いた作品です。トロントの立派な家には使用人が何人もいて、彼女は自分の部屋の掃除をすることさえ許されず、そのためもあってつねに自分が「半人前」だという情けない思いを味わっています。ヴィクトリア朝の流れをひく女性観、子ども観を持つトロントの祖母と、きわめて20世紀的かつ大衆的な子ども観の父親との間を行き来していくうちに、子ども期を脱する少女がまぶしい。

私は高校生のころ、モンゴメリ作品にどっぷりつかっていました。アンのシリーズも好きだったけれど、15歳のときに出会ったこの本と、「可愛いエミリー」を一番読んだかもしれません。ジェーンに料理をし、家を居心地よくするという生活の楽しさを教えられ、エミリーによって書くことの喜びを学びました。いま読み返すと、カナダの当時の厳然とある階級差別、移民・入植者の生活の厳しさや、ヴィクトリア朝的、かつスコットランド的の考え方にへきえきとするところもあるのですが、それでも夏休みの貴重な期間に成長していく少女の姿に胸がきゅんとなります。

夏休みにはイベントがなくっちゃ~と考えるお父さんお母さんは多いかもしれませんが、子どもの心に残っていく夏休みの思い出は、実はドラマなどない平凡な日々のちいさなルーティーンだったりするのかもしれません。そんなことを教えてくれるのも、本たちなんですね。

最後に。

「堕落する高級ブランド」 (ダナ・トーマス著・講談社)が、なんと刊行後1年以上たって、また増刷になりました(5刷)。ほんとありがたい。ありがとうございます。

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