Glamorous Life

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2010年09月

川崎フロンターレ 1-2 ガンバ大阪

中澤、ルーカス(ガンバ) 黒津(川崎)

 

2005年12月3日、優勝した日に勝って以来、一度も勝っていない(引き分けすらない。しかもこの2年、ゴールさえあげていない)魔境、等々力スタジアム。

アラ様、シジクレイ、フェルがいたあのときとは打って変わって、なんとも......なメンツのガンバ。試合前に同行者みんなに「今日は勝てる気がしない」とほざいていた私を許して。(といいながら、お赤飯のおにぎりを全員分にぎっていったのはなぜ? それでも勝つ気だったのか?>自分)

今年、勝てた要因は2つ。

1)2006年~2009年まで等々力での対戦はずっと夏の試合で、ガンバは脚がとまっていたが、今年は秋で涼しくなってガンバの選手の脚が最後までよく動いた。(相手チームの脚もよく動いていましたが)

2)みんなで(except Hirai)守備をがんばった。

 中澤選手の得点はアウェイゴール裏からはどうなっているのかさっぱり見えず。ゴール? ゴールしたの? 誰? 誰? と3テンポくらい遅れて飛び上がるゴル裏。(川崎サポのみなさんは「あれはキーパーチャージだ。誤審だ」と厳しいお言葉です。私は遠すぎて見えませんでした。でも認められた以上ゴールってことでお願いします)

 ルーカスのゴールは見事でした。相手DFにあたってコースが変わったそうですが、私にはルーカスがシュートを打ったところから、ネットの上方に突き刺さるところまでがまるでスローモーションのようにくっきり見えて、ほんと飛び上がりました。

 今日勝てたのはほんの少しガンバに運があったからだと思います。でも、運を引き寄せることもとてもたいせつ。運っていうのは、引き寄せる力が強いほうに転がってくるものだから。

 明日からしばらく更新ができないので、がんばって更新してみました。

 ほんと幸せな一週間が送れそうです。

 

 

松樹(小).jpg

有縁(小).jpg
え~、もうみなさまの記憶のかなたにあるであろう10周年記念プレゼントですが、HirokoさんとConnyさんにお約束した分がようやっとできあがりました。

自分でやってみようとしたのだけれどすごく変で 先生にお願いしてお手本を書いていただき、でもぜーんぜんうまくいかなくて結局書体を変えたり書く文字を変えたりして何枚も書かせてしまうことになり(汗......ありがとうございました)、それでもなかなかOKが出ず、最後には「これが限界ですか?」と言われたにもかかわらず、いやもう限界ですと無理やり表装にこぎつけ、やっと昨日あがってきました。表装されるとなんか立派に見えるけれど、やっぱりドヘタです。先生が「人に差し上げるものとしていいのか?」と念を押された意味がようやくわかった......。でも公開しちゃいます。

「松樹千年翠」は禅の言葉で、「新しいもの、つぎつぎ移り変わるものについ目がいって飛びついてしまいがちだけれど、松のようにしっかり根を下ろし、青々と茂っているように変わらないものにも目を向けて」という意味だそうです。

「有縁千里来」は、本当はそのあとに「相会」と続き「ご縁があれば千里離れていても人は相会う」という意味の中国の故事にちなんだ言葉です。Hirokoさんとはこのブログがご縁で知り合い、トルコ在住のひろこさんに「どうぞいつでも遊びにいらして」と言われたのを真に受けて本当に行ってしまい、わざわざイスタンブールまでご主人と出てきてくださっていろいろなところを案内していただき、一緒にチャンピオンズリーグ決勝リバプールVSミランまで観戦した、という「ご縁」があるのです。ひろこさんに送る言葉としてほんとぴったりだな、と思っています。

たいへんだ、と言いながらも制作過程がえらく楽しかったので、また挑戦したいと思いました。で、お二人にお送りするまで、ちょっとの間居間に飾ってます。差し上げるのが惜しくなった......ということはないのですが、今度は自分で自分にプレゼントしてみよう。へへへ。

両親が2人とも9月生まれで、しかも敬老の日と重なっている、というので週末は、実家に帰ってプレゼントのつもりでディナーを提供してきました。外食すると胃が悪い母は半分も食べられないし、父はよろよろして外出に危険が伴うので、誕生日には家で私がシェフになってディナーをつくることにしているのです。

でもってメニューは......

アミューズとして「冷たいトマトとみょうがのマリネ」「いちじくのプロシュート添え(クリームチーズをちょこっとはさむとおいしい)」

前菜「まぐろとひらめの紅白カルパッチョ グリーンサラダあえ」

メイン「牛ひれ肉のステーキ、レンコンソテー、赤黄パプリカ、バルサミコソースかけ」

スープ「合鴨ひき肉団子ところころ根菜のスープ」

ごはん

デザート「マロンクリーム入りコーヒーロールケーキ」

量を少しずつにして、味も薄め(私はいつも味つけが薄いのだが)にしたおかげか、両親とも完食してくれました。よかったよかった。

母が「あんたは料理の手際がいい。ていねいで仕事が速い」とほめてくれました。うふふ、うれしいなあ。大ベテラン主婦からの賛辞は何よりの励み。

この年になってしみじみ「若いころから身につけておいてよかった」と思うのが、料理と語学です。両方とも何歳からでも始められるし、それなりに上達もするけれど、やはり長年にわたって毎日やり続けたおかげでついた力っていうのはあなどれません。とくに料理ができれば節約になるし、自分が食べたいものを食べたい味でつくることで満足感が得られるし、それを家族や友人たちに提供して喜んでもらうこともできるし、何よりも頭も心も体も健康になれます。

どうやってモノを処分しようかと日々悩んでいる(らしい)年取った両親にとって、プレゼントにモノを送るのは論外。だからディナーをつくるっていうのは我ながらいいアイデアだと思っています。まだ3年しかやっていないけれど、ずっと続けていきたいな、と2人の笑顔を見ながら思いました。

ガンバ大阪 3-2 セレッソ大阪

得点者:宇佐美、中澤、安田(ガンバ)、乾、アマラウ(セレッソ)

 

 今季最多の20900人以上が来場(すみません、正確な人数を把握せず)

 クラブ側が用意した映像が試合前に流れたのだけれど、4年前のダービーの得点シーンが続々。久しぶりにアラウージョ、フェルナンジーニョ、マグノを見ました。で気づいたのが、そうか、バレーがいた間にはダービーがなかったんだなってこと。4年って結構長い歳月です。その間にガンバはリーグ優勝、ナビスコ優勝、ACL優勝、天皇杯2回優勝(パンパシ優勝も入れてあげてよ)しましたよっていう内容。いやいやダービー前に流す映像として、かなーり盛り上がるではないですか!

 試合は開始2分で宇佐美選手のビューティフルーティフルなGOAL! そして中澤選手の豪快ヘッド! 実は試合前に「今日のGOALは宇佐美、中澤、橋本」って予言していました。(その後、思いついてルーカスかな、と変更したんだけれどそれはナシで)まさか2人までさっさとあたってしまうとは、自分でも驚き。

 2点とってしまうとそのあとグデグデする悪い癖を発揮するガンバさん。明神さんがいればああいうおさぼりプレイは許さなかったでしょうが、やさしいヤットさんと顔は怖いがたぶん日本語があやしいルーカスだとにらみがきかないのか。前半ロスタイムのCKでなんかもめている。むこうのほうだからよくわからない。私たちの後ろにいるセレッソサポのおじさん(声がいちいちデカっ!)が「PKやろ、PKやー!」と怒鳴る。PKになるようなことはなかったと思うんだけれどなぁ......と思っていたら、セレッソのアドリアーノにレッドカード。中澤が顔を押さえて倒れていて、どうもそれが原因らしい。

 まあそれはともあれ、ハーフタイムに隣で見ていたかたに「後半、どうなるでしょう?」と聞いたら、「最初の10分が肝心ですね。2点と10人相手の有利な状況を生かそうと守りに入るのか、それとももう1点攻めるのか。それをはっきりしないで受けにまわるとまずい」。そしたらその通りの展開に! ったく、ヌルイよ、ガンバ!(怒)

 そして私の予言、3点目の得点者は見事に外れ、予想だにしなかった安田選手が蹴りこみました! その前に安田のいつもの宇宙開発シュートがなぜかクロスバーにあたったとき「あとちょっとや、ミチ!」と叫んでいたんですが、まさかほんとに入るとは! リーグ出場101試合目で初得点。いつ決まるんだろうと思っていたら、ダービーで決勝点。すごいわ。

 試合後のインタビューで、得点を決めてまっすぐ西野監督のところに走って行ったのはなぜ、と聞かれた宇佐美くんが「試合に出られなかったりすることがあるだろうけれど、そういうことがあっても逃げないでずっとガンバでやっていく、という決意を示したかったから」と言っていました。ううう、泣かせるぞ、18歳。

 一方、その「ガンバから逃げた約一選手」にかんしてですが、私はブーイングもしませんでした(もちろん拍手もしませんけれど)。大分で観戦したときにはもうちょっとあたたかい気持ちがあって、ブーイングしながらも拍手もしちゃったりしたのですが、今回は関心がなくなっている自分を発見。ドリブルは脅威だし、視野が広くてパス出しもうまい。潜在能力が高いのはよくわかる。でも、たぶん彼にはガンバには帰ってくるつもりがないのだろうな、とはっきりわかりましたね。あのプレイでは帰ってきても居場所はない。本人もよくわかっているでしょう。そのうえであえてそういうプレイ(まわりを生かすのではなく、まわりに自分を生かさせる)を選択している、という感じがしました。ああ、そうか、彼自身はもうとっくの昔にガンバと訣別していて、そして私ももうフラットに一サッカー選手としてしか見ていなかったんだ、とわかったダービーでした。

 MOMは文句なしに安田ミチですが、私は影のMOMとしてヤットをあげたい。両チームを通じてヤット一人だけ別次元でした。やっぱりすごいわ。それとルーカスがひいてからキャプテンマークをつけているヤットにちょっと惚れました。だんだんキャプテンが似合うようになってきています。マスター・オブ・ガンバの看板以上。

 さて、つぎの試合は(恐怖の......ぶるぶる)川崎戦です。藤ヶ谷選手、今週はジェルソン・コーチに1000本ノックを受けてください。ジュニーニョを今度こそとめてよね。

今日は『菊とポケモン』完成記念ランチに行ってきました。翻訳を手伝ってくださったかたと、編集者と3人で、苦労話に花が咲き。ああ、ほんとにたいへんだったね、いったい何回徹夜したかな、5回や6回じゃきかないよね、やってもやってもチェックが終わらなくて泣きそうだったよね、もう本が出ないんじゃないかと思った、そうそう投げ出したかった、とか、つらかったことを語り合いました。

これまでに50冊以上(たぶん53冊? 2年くらい前から数えるのをやめてしまったのでよくわからない......汗)翻訳していますが、そのなかで『菊とポケモン』は苦労度の高さで3指に入ります。(苦労度の測り方。①文章が難解、②書いてある内容の論理の理解に苦労、③事実の裏付けをとらなければならないことが多い、など)あとの2冊はナイショ。でもノンフィクションのほうが苦労度は高いなあ。

ここ3年ほど、仕事がないときはないのに、あるときは一度にどっと重なることが続いています。小出し、とか、順番に来るっていうのが、ない。津波のような感じでいっぺんにやってくる、それがこの仕事。

いま、また波が来ていてちょっと苦しい。たぶん年末になっていくにしたがってもっと苦しくなる。計画を立てて、「できる」と思うからこそある程度余裕を持ってお引き受けしているのだけれど、途中でいろいろ入ってくるから、どんどん計画が狂って苦しくなる。毎日、朝起きるとき「とにかく目の前の仕事をきっちり片づけることだけ考えよう。明日のことを考えていらいらしない。ましてや締切のことを考えてストレスにしない。落ち着け、餅つけ、元子さん」と言い聞かせています。

どんな仕事も一人ではできません。まわりの人たちに助けていただいてこそ、いい仕事ができる。だから、一人で何もかも抱え込まないことも大事。あせっても何もいいことはないので、とにかく目の前の仕事を一つずつ片づけていこう、と思っています。とまあ、そんなわけで、今から仕事。

 

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